FC2ブログ

武蔵御嶽神社境内皇御孫命社の狛猪

20191018

所在地:東京都青梅市御岳山176 武蔵御嶽神社境内社・皇御孫命社前
撮影日:2019年8月21日

この狛猪は、皇御孫命社の前に居る。
191018mitake01.jpg


191018mitake02.jpg


何度も武蔵御嶽神社には来ているので、今までも撮ってはあったのだが、不足していたので今年レンゲショウマの撮影に訪れた際に、きちんと撮り直した。

年代:文化5年(1808)奉納、平成11年(1999)修復
材質:石造
型式:他眷属型-猪

制作年代については、権威あるサイトで「日本最古の猪、文化5年」として紹介されています。
平成8(1996)年9月22日の台風17号により、北側の大杉が倒れ、原形をとどめないほどに大破。
平成11(1999)年に青梅市の「補助事業」の一環として、元の石の上を「覆う」形でこのように作り直したそうです。

右側が比較的口を開けている感じなので阿形。
尻を高くあげ、突進する直前のような姿勢。
191018mitake03.jpg


191018mitake04.jpg


191018mitake05.jpg


耳を伏せ、牙を出して、威嚇するような表情。
191018mitake06.jpg


191018mitake07.jpg


左側が口を閉じており、吽形。
尻を高くあげ、こちらを注視している感じ。
191018mitake08.jpg


191018mitake09.jpg


191018mitake10.jpg


耳を伏せ、口を閉じているが牙は出ている。こちらを注視している表情。
191018mitake11.jpg


191018mitake12.jpg



これに関する記事を探すと、よく「ぶた狛」と書いているのを見かけますが、それは失礼です(笑)
権威あるサイトで「日本最古の猪」と紹介されています。

平成8(1996)年9月22日の台風17号により、北側の大杉が倒れ、原形をとどめないほどに大破。そこで、平成11(1999)年に青梅市の「補助事業」の一環として、元の石の上を「覆う」形でこのように作り直したそうです。
この作業を担当したのは(株)ざエトスで、昭和40年当時の写真を元に、復元したそうです。
下記(株)ざエトスさんのHPに飛んで、「国内修復事例」⇒「御嶽神社狛犬修復」のページで、修復前の状態などを見ることが出来ます。

(株)ざエトスさんのHPに飛ぶ



神社やお寺の「懸魚(げぎょ)」など、装飾に、ハート形のものが「猪目」として使われています。
イノシシは、魔除け、福を呼ぶ、火事を護るということで、尊重されているからです。
だから、狛犬にもたくさんもちいられてよさそうですが、意外とありません。
武蔵御嶽神社にあるのは、貴重な作例です。


狛犬の記事一覧を見る



スポンサーサイト



武蔵御嶽神社・拝殿前の狛犬

20191007

所在地:東京都青梅市御岳山176 武蔵御嶽神社・拝殿前
撮影日:2014年7月12日

武蔵御嶽神社については、既に記事があります。

その記事を見る


今回の狛犬は、最後の参道石段を上がりきったところ、拝殿前に居ます。
191007mitake01.jpg


年代:昭和60年(1985)奉納
材質:青銅製
型式:威嚇型

この狛犬は、長崎平和公園設置の巨大像「長崎平和祈念像」などを彫刻した北村西望の作である。
この狛犬も巨大である。

石段を上がったところに置かれているので、拝殿側から撮ることになる。
普通は、拝殿に向かった方向をメインに撮っているので、今回は逆の方向となる。
左右については、拝殿に向かって右、左と言っている、云い方を今回もしている。

右側が阿形。タテガミが巻き毛なので獅子。蹲踞している。
191007mitake02.jpg


191007mitake03.jpg


191007mitake04.jpg


タテガミは短めだが、首の前まで廻っている。
上まぶたや上唇がグワッとたわんで、そに太く一本の眉と鼻ヒゲが流れる。
あごヒゲは直毛。
耳は伏せ、目はギロッと鋭く、鼻は長い。
口を開き、鋭い牙で威嚇している。
表情は、恐ろしいモンスターのようだ。
191007mitake05.jpg


191007mitake06.jpg


左は吽形、タテガミが巻き毛なので獅子。蹲踞している。
191007mitake07.jpg


191007mitake08.jpg


191007mitake09.jpg


タテガミは短めだが、首の前まで廻っている。
耳を立て、聞き耳。
眉は横一文字、ネズミのような鼻ヒゲ。あごヒゲは直毛。
目はギロッと鋭く、注視している。
口を閉じて、牙もまったく見えていない。
表情は、鋭い目でこちらを注視しているモンスターのようだ。
191007mitake10.jpg


191007mitake11.jpg


真っ直ぐな力強い前足が大地を踏み、後足は蹲踞だが勢いが感じられる。
筋骨隆々とした力強い身体。
足の指と、鋭い爪がリアル。
走り毛は立派で豊か。
191007mitake12.jpg


191007mitake13.jpg


尾は、何本もの毛が横に巻き毛を作りながら、勢いよくカールしながら立ち上がり、背中にぶつかっている。
191007mitake14.jpg


191007mitake15.jpg


作者は彫刻家・北村西望であり、昭和60年奉納。
191007mitake16.jpg


作者が彫刻家であり、芸術作品のようなものなので、狛犬の型式分類にはなじまぬが、風貌と体勢から「威嚇型」に入れておいた。
威風堂々としていて、獰猛であり、立派だ。
顔は、狛犬の範疇を越えて、モンスターと表現するのがぴったりである。



狛犬の記事一覧を見る



小野照崎神社境内・稲荷神社の狛狐

20191001

所在地:東京都台東区下谷2-13-14小野照崎神社境内・稲荷神社前
撮影日:2019年7月15日

小野照崎神社については、既に記事があります。

その記事を見る


今回の狛狐は、境内にある稲荷神社前に居ます。
一つの社殿に、稲荷神社と織姫神社が合祀されている。
191001onoteru01.jpg


年代:不明(明治15年修成)
材質:石造
型式:他眷属型-狐

今回の狛狐は、宙を飛んで着地した瞬間みたいな躍動的な姿である。
その代わり、普通狛狐は物を咥えたり持ったりしているが、そういうものは皆無。
191001onoteru02.jpg


右の狛狐
口を閉じており、吽形。
跳んで、いま着地したばかりというような体勢。後ろを振り返っている。
どこも丸っこい造形だが、躍動的である。
191001onoteru03.jpg


191001onoteru04.jpg


聞き耳を立て、注意深く見つめている。
表情は穏やか。
191001onoteru05.jpg


191001onoteru06.jpg


左の狛狐
口を開いており、阿形。
跳んで、いま着地したばかりというような体勢。
どこも丸っこい造形だが、躍動的である。
191001onoteru07.jpg


191001onoteru08.jpg


聞き耳を立て、注意深くこちらを見つめている。
表情は威嚇的。
191001onoteru09.jpg


191001onoteru10.jpg


丸く長いい尾は、弓なりに後ろに延びている。
191001onoteru11.jpg


最初に造立された年代は不明だが、修成されたのは明治15年。
191001onoteru12.jpg



通常の狛狐は蹲踞した体勢だが、今回の狛狐は、跳んで、いま着地したばかりというような体勢の狛狐であり、
早稲田の水稲荷神社に続き二例目。
実に躍動的。
表情は、思慮深い感じで好感が持てる。



狛犬の記事一覧を見る



小野照崎神社境内・三峰神社御嶽神社の狛狼

20190916

所在地:東京都台東区下谷2-13-14小野照崎神社境内・三峰神社御嶽神社前
撮影日:2019年7月15日

小野照崎神社については、既に記事があります。

その記事を見る


今回の狛狼は、境内にある三峰神社御嶽神社前の前に居ます。
一つの社殿に、三峰神社と御嶽神社が合祀されている。
190916ookami01.jpg


溶岩で築いた台石の上に居る。
190916ookami02.jpg


190916ookami03.jpg



年代:不明
材質:石造
型式:他眷属型-狼


右側に阿形の狼
蹲踞している。
190916ookami04.jpg


190916ookami05.jpg


190916ookami06.jpg


190916ookami07.jpg


190916ookami08.jpg


左側に吽形の狼
蹲踞している。
190916ookami09.jpg


190916ookami10.jpg


190916ookami11.jpg


190916ookami12.jpg


尾は、筒状で、先端が毛のまとまりとなっている。
狼の特徴を出している。
190916ookami13.jpg



身体には体毛の掘り込みはまったく無く、実にシンプルな表現。
顔は、穏やかなので、狐っぽい印象があり、改めて狼と狐の違いを考えてみた。
目が大きいのが狼、目が細いのが狐。
表情が獰猛で、牙があるのが狼。
狼にしては、わりと穏やかに作られていて、三峰神社と御嶽神社をお守りしているので狼だと思うが、お稲荷さんの前に置かれたら狐と通りそうな感じだ(笑)



狛犬の記事一覧を見る



小野照崎神社境内・浅間神社(富士塚)前の神猿

20190906

所在地:東京都台東区下谷2-13-14小野照崎神社境内・浅間神社(富士塚)前
撮影日:2019年7月15日

小野照崎神社については、既に記事があります。

その記事を見る


今回の狛犬ならぬ神猿は、境内にある富士塚の前に居ます。
190906sengen01.jpg


190906sengen02.jpg


信仰の対象である富士山は、孝安天皇庚申(かのえさる)の年に出現したと伝えられており、60年に一度廻ってくる庚申の年は御縁年といって盛大に祭典が行われ、多くの信者が登山していたといわれる。
このことによって、富士信仰のなかに「猿」が登場したと考えられている。

年代:文政11年(1826)
材質:石造
型式:他眷属型-神猿

阿吽となっていなくて、左右ともに口を閉じている。
左右共に腰を降ろして合掌している。

右側
腰を降ろして座り、合掌している。
190906sengen03.jpg


190906sengen04.jpg


190906sengen05.jpg


左側
腰を降ろして座り、合掌している。
190906sengen06.jpg


190906sengen07.jpg


190906sengen08.jpg


左右ともに、同じ姿勢で同じ顔をしているわけだが、比べて見ると頭や耳のかたちがわずかながら違っている。
左側のは、指を損傷している。

右側
190906sengen09.jpg


左側
190906sengen10.jpg


右側
190906sengen11.jpg


左側
190906sengen12.jpg



狛犬としての立場で神猿が登場するのは、富士塚、赤坂日枝神社のように山王信仰のお宮、巣鴨庚申堂のような庚申塚、と色々ある。
今回は、そのうち富士塚の例である。



狛犬の記事一覧を見る



プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード

Pagetop