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阿波国一之宮・大麻比古神社拝殿前の狛犬

20200710

所在地:徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13 大麻比古(おおあさひこ)神社拝殿前
撮影日:2020年3月23日

「青春18キップの旅2020春」の二日目、四国八十八ケ所第一番札所・霊山寺に参拝後、この神社に参拝しました。

阿波国一之宮・大麻比古神社については、既に記事があります。

その記事を見る

今回の狛犬は、拝殿前に柵の中に保護されて居ます。
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年代:宝暦十二年(1762)
材質:石造
型式:はじめ型(禿型)

右側は阿形狛犬。角は無い。
たてがみがオカッパで直毛なので狛犬。
細い前足を直立させ、蹲踞している。
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顔は、東京都早稲田にある穴八幡宮の狛犬(宝暦五年)によく似ている。
たてがみが、おかっぱで直毛なので狛犬。
耳が大きく、顔より下に垂れている。
眉は目の真上に巻き毛が一つそこから横に毛が並ぶ。
目はドングリ眼で大きい。鼻はほどほどの大きさで鼻の穴が真ん中寄りに二つ。
口は大きく、唇にまったくたわみが無く、まっすぐ横に半開きで歯列をのぞかせている。
牙は口元にのぞかせている。
表情は、人懐こく笑っている感じ。
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左側は吽形狛犬。角がある。
たてがみがオカッパで直毛なので狛犬。
細い前足を直立させ、蹲踞している。
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顔は、東京都早稲田にある穴八幡宮の狛犬(宝暦五年)によく似ている。
二股の、小さめの角がある。
たてがみが、おかっぱで直毛なので狛犬。
耳が大きく、顔より下に垂れている。
眉は目の真上に巻き毛が一つそこから横に毛が並ぶ。
目はドングリ眼で大きい。鼻はほどほどの大きさで鼻の穴が真ん中寄りに二つ。
口は大きく、唇にまったくたわみが無く、まっすぐ横に歯を噛みしめて閉じている。
牙は口元にのぞかせている。
表情は、人懐こく笑っている感じ。
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顔に比べて、身体が小さい。
細い前足を直立させ、後足は蹲踞。
身体の筋肉の表現は無く、爪はほとんどわからない。
前足の根元に羽根のような毛が延びている。足の走り毛は無く、体毛の表現も無い。
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尾は付き尾。
背中に沿って帯状に延び、一度渦巻いて三本の帯に分かれる。
両側面に羽根のように毛が延びている。
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年代は、宝暦十二年(1762)。
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体型と、ほとんど体毛の表現が無いことや、付き尾であることから「はじめ型」とした。
また、たてがみがおかっぱなので、越前を中心にみられる禿型とした。
禿型は私が確認しているので一番古いのは、福井県気比神宮ので享保11年(1726)というのがあるので、禿型としておかしくはない。
どこかで会った顔だと調べたら、東京都早稲田にある穴八幡宮の狛犬(宝暦五年)によく似ているのが面白かった。


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阿波国一之宮・大麻比古神社神馬舎前の狛犬

20200629

所在地:徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13 大麻比古(おおあさひこ)神社神馬舎前
撮影日:2020年3月23日

「青春18キップの旅2020春」の二日目、四国八十八ケ所第一番札所・霊山寺に参拝後、この神社に参拝しました。

阿波国一之宮・大麻比古神社については、既に記事があります。

その記事を見る


今回の狛犬は、境内に入り神馬舎前の、参道の広い石段の下に居ます。
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年代:慶応4年(1868)奉納
材質:石造
型式:特殊型-石碑持ち

まずは台座が、5段にも積み重ねられていて、立派で高いのに驚く。

右側が阿形。たてがみが巻き毛であり獅子。
立ち上がって、石碑の上に前足を載せている。
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耳は垂れ、眉はき毛が左右に流れている。目はまん丸でギョロ目、瞳あり。
鼻は扁平で鼻の穴がかなり横の位置。口を開けて舌をのぞかせている。
たわみの大きい上下の唇が二重で、歯列は上下一本ずつ並び、ちょっと乱杭気味、牙は太くで短い。
顎鬚(あごひげ)は前垂れのせいでわからない。
丸っこい、人間味のある顔で、表情は人懐こく笑いかけている感じ。
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吽形の獅子が持っている、あるいは前足を載せている石碑は、前垂れで上部ははっきりしないが、
下部には牡丹の花が綺麗に彫られている。
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左側が吽形。たてがみが巻き毛であり獅子。
立ち上がって、石碑の上に前足を載せている。
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耳は垂れ、眉はき毛が左右に流れている。目はまん丸でギョロ目、瞳あり。
鼻は扁平で鼻の穴がかなり横の位置。
たわみの大きい二重の唇を閉じている。牙をのぞかせている。
顎鬚(あごひげ)は直毛が横に並んで居るが、先がどうなっているか前垂れのせいでわからない。
丸っこい、人間味のある顔で、表情は人懐こく笑いかけている感じ。
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吽形の獅子が持っている、あるいは前足を載せている石碑は、前垂れで上部ははっきりしないが、
下部に彫られているのは、「仙人が霞を吸い込んでいる姿」だと私は解釈した。
「煙草を吸っている」とか、社名に引っ掛けて「大麻を吸っている」と記事にしている人が多いが。
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前足を石碑に載せて立ち上がっている。
前足に巻き毛、身体と後足には綿毛があり、後足の走り毛も後ろから見るとよくわかる。
ふさふさと毛深い表現となっている。
爪は大きくて鋭い。
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尾であるが、基本的に尾立ち型。
巻き毛が、ウワーッと立ち上がって、それが全体に一本にまとまって立っている。
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年代は、平成14年(2002)3月奉納。
ちなみに、9月には明治に改元となっている。
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今回の狛犬は、石碑を持っている、あるいは石碑に前足を載せているという、
極めて特殊なかたち。もしかしたら、ここにしか無いかもしれない。
広島型のバリエーションとも云える。広島型は大きな玉の上に前足を載せている。
顔は、唇が二重なことと、目がギョロ目、人間臭い顔ということで、これは浪花型の顔である。



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阿波国一之宮・大麻比古神社大鳥居の狛犬

20200615

所在地:徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13 大麻比古(おおあさひこ)神社大鳥居
撮影日:2020年3月23日

「青春18キップの旅2020春」の二日目、四国八十八ケ所第一番札所・霊山寺に参拝後、この神社に参拝しました。

阿波国一之宮・大麻比古神社については、既に記事があります。

その記事を見る


今回の狛犬は、長い参道の始まりの大鳥居の所に居ます。
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年代:平成14年(2002)奉納
材質:石造
型式:玉くわえ型

右側が阿形。たてがみが巻き毛であり獅子。玉をくわえている。
台座が脚の長い碁盤状のもので立派。
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耳は垂れ、眉は中央の巻き毛二つから左右に流れている。目はまん丸で瞳あり。
鼻は大きいが鼻の穴は小さい。口を開けて舌の上に玉を載せている。
上唇が二重で、歯列は上だけ見せ、牙は大きくて鋭い。
ぐるっと頬髯の巻き毛が囲んで、顎鬚(あごひげ)は真っ直ぐ下に垂れている。
四角い顔は威嚇的だが、怒っている表情ではない。
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左側が吽形。たてがみが巻き毛であり獅子。
台座が脚の長い碁盤状のもので立派。
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耳は後ろに流れているが開いており、聞き耳を立てている感じ。
眉は中央の巻き毛二つから左右に流れている。目はまん丸で瞳あり。
鼻は大きいが鼻の穴は小さい。たわみの大きい口を閉じて、鋭い牙を見せている。
上唇が二重。ぐるっと頬髯の巻き毛が囲んで、顎鬚(あごひげ)は真っ直ぐ下に垂れている。
四角い顔は威嚇的だが、怒っている表情ではない。
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前足は短いが、付け根の筋肉を強調。足首の毛を装飾的に表している。
爪は鋭い。付け根の羽根毛も立派。
後足の走り毛は、巻き毛が並んで勢いがある。
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尾であるが、基本的に尾立ち型で、9束の毛が中央の一本は上に流れ、左右4本ずつは団扇状に広がって流れて巻き毛で終わっている。
阿吽で違っていて、阿形は中央の根元に二つ巻き毛があ、吽形にはそれが無い。

阿形
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吽形
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年代は、平成14年(2002)奉納。
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今回の狛犬は、立派な台座の上の高い位置に居り、大鳥居で参拝者を迎えるのにふさわしい、堂々としたもの。
特徴は、阿形が玉をくわえていること。
玉をくわえているのは、熊本、天草でたくさん見たが、四国では多くの神社を見ていないのでなんとも言えない。
阿形にのみ尾の中央に巻き毛を配するのは、雄、雌の表現で、たまに見かける。
狛犬に雌雄の別を表すのは、子孫繁栄の願いを追加しているとみられる。



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あわじ沼島・自凝(おのころ)神社の狛犬

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所在地:兵庫県南あわじ市沼島73 自凝神社参道
参拝日:2020年3月22日

年代:昭和12年(1937)
材質:石造
型式:付き尾型

青春18キップで、淡路島から更に船で10分の沼島に行き、上立神岩を見た後、自凝神社に参拝しました。
自凝(おのころ)神社については、既に記事にしています。

その記事を読む


ちょっと長い真っ直ぐな石段を登りきった拝殿の前に狛犬は居る。
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右側に阿形獅子
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たてがみが巻き毛なので獅子。
前足は、心持ち前方に出して真っ直ぐ。後足は蹲踞。
足の爪はあっさりしており、体毛の表現は足に走り毛がある程度であっさりしている。
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たてがみは、玉状の巻き毛から比較的まっすぐに毛が延びていて立派だ。
耳は伏せているが、大きくて目立つ。
眉は巻き毛が横に連続して、頬髯、顎髭はほんのちょっと。
鼻が大きく、頬も盛り上がり、その奥の眼が爛々としている。
唇のたわみが大きくて立派だが、牙や歯列がわからない。下顎が欠落している。
表情は、朗らかな感じだが、勢いがあってパワーを感じた。
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左側に吽形獅子
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登頂に穴があり、かっては角があったとみられる。
たてがみが巻き毛なので獅子。
前足は、心持ち前方に出して真っ直ぐ。後足は蹲踞。
足の爪はあっさりしており、体毛の表現は足に走り毛がある程度であっさりしている。
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たてがみは、玉状の巻き毛から比較的まっすぐに毛が延びていて、立派だ。
耳は伏せているが、大きくて目立つ。
眉は巻き毛が横に連続して、頬髯、顎髭はほんのちょっと。
鼻が大きく、頬も盛り上がり、その奥の眼が爛々としている。
唇のたわみが大きくて立派で、歯をむき出す感じで歯列を見せている。迫力がある。
表情は、じっとこちらをにらんでいる感じで、勢いがあってパワーを感じた。
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尾は背中に付いているが、根元に左右4個ずつの巻き毛があり、そこから立ち上がった尾が左右に分かれて垂れ下がる。
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年代は、昭和12年(1937)。
和の字が左右ひっくり返してある。どういう意味があるのだろう。
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狛犬のところから、氏子の皆さんの生活の場である港がよく見える。
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この狛犬は、素朴な造りだが、顔にものすごくパワーがあり、
良い狛犬である。
吽形の、歯をむき出した表情は、あまり見かけない顔で、よかった。



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穴澤天神社の狛犬

20200302

所在地: 東京都稲城市矢野口3292 穴澤天神社参道
撮影日:2015年7月26日

延喜式内社の穴澤天神社は既に記事があります。

その記事を見る


今回の狛犬は、拝殿近くの参道に居る。

年代:天保14年(1843)造立
材質:石造
型式:江戸流れ尾型

右側の阿形獅子。蹲踞している。
背中に生えた苔のせいで緑のマントを羽織っているかのようだ(笑)
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口を開いているので阿形。たてがみが巻き毛なので獅子。
たてがみは左右に分かれて巻き毛から肩から後ろと、胸の前に流れている。
耳を伏せ、頭髪と眉が鼻よりも大きく出て、目はドングリ眼。眉は大きな巻き毛が二つ並ぶ。頬髭は大きくカールしている。顎鬚は縦に直毛が並ぶ。
上唇が厚く、開けた口に舌をのぞかせ、歯は乱杭歯が少々、牙は見当たらない。
どこも丸っこい顔だが、表情は威嚇的。
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左側は吽形獅子。蹲踞している。
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口を半開きに閉じて吽形。たてがみが巻き毛なので獅子。
たてがみは左右に分かれて巻き毛から肩から後ろと、胸の前に流れている。
耳を伏せ、頭髪と眉が鼻よりも大きく出て、目はドングリ眼。眉は大きな巻き毛が二つ並ぶ。頬髭は大きくカールしている。顎鬚も大きな巻き毛が二つ並ぶ。
上唇が厚く、ちょっと開けた口に舌をのぞかせ、歯は乱杭歯が少々、牙はわかる。
どこも丸っこい顔だが、表情は威嚇的。
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太い前足を直立、後足は蹲踞。爪は強調され鋭い。体毛の表現は無い。前足の付け根に大きな巻き毛。
普通足から走り毛を張り出して表現しているが、この狛犬は足に彫り付けている。
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尾は、左右に大きな巻き毛で別れ、三本に分かれた毛が長く横に美しく流れている。
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年代は、天保14年(1843)造立。
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この狛犬の特徴は、江戸狛犬であるが、流れ尾型に多い、玉を持ったり小獅子を連れたりは無く、シンプルに作っている。
横顔が、頭髪と眉が出っ張って異様。
たてがみや顔の周囲のヒゲが、綺麗に流れて、カールの表現も豊富でとても美しい。
爪の強調も面白い。
尾は横に流れた毛が長く延びて美しい。


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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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