三囲神社境内・大国神恵比寿神神社の狛犬

20170914

所在地:東京都墨田区向島 三囲神社境内・大国神恵比寿神神社
撮影日:2017年9月10日

墨田区の三囲神社には何度も参拝していますが、この狛犬についてはちゃんと撮っていなかったので、この日撮りに行ってきました。
170914daiebi01.jpg


この境内社は、隅田川七福神の「大国神」と「恵比寿神」にあたります。
その前に狛犬が居ます。
170914daiebi02.jpg


年代:延宝7年(1679)
材質:石造
型式:はじめ型

右側は阿形獅子、残念だが鼻の辺を欠損している。
170914daiebi03.jpg


170914daiebi04.jpg


170914daiebi05.jpg


170914daiebi06.jpg


170914daiebi07.jpg


左側は吽形獅子、角がある。
170914daiebi08.jpg


170914daiebi09.jpg


170914daiebi10.jpg


170914daiebi11a.jpg


特徴:
・右は口を開き阿形、たてがみが巻き毛で獅子。鼻の辺を欠損。
・左は吽形、たてがみが巻き毛で獅子。角がある。
・耳は垂れ、口は大きく、阿形は舌をのぞかせ、吽形は牙が目立つ。
・顎鬚がカールして、その下に頬の辺からの長いたてがみを結んで、全体が蝶結びのような不思議なデザインとなっている。
・いかつい顔だが、全てに丸みを帯びていて、親しみやすい顔となっている。
・前足は、短く直立。筋肉を強調してたくましい。脇に巻き毛あり。
・後足は蹲踞。脚首に羽根のような巻き毛が長く伸びている。
・尾は沢山の房毛が背中に付いて立ち上がっている、不思議なかたち。
・雄、雌の区別あり。

顎鬚がカールして、その下に頬の辺からの長いたてがみを結んで、全体が蝶結びのような不思議なデザインとなっている。
170914daiebi12.jpg


前足は、短く直立。筋肉を強調してたくましい。脇に巻き毛あり。
170914daiebi13.jpg


170914daiebi14.jpg


後足は蹲踞。脚首に羽根のような巻き毛が長く伸びている。
170914daiebi15.jpg


尾は沢山の房毛が背中に付いて立ち上がっている、不思議なかたち。
170914daiebi16.jpg


170914daiebi17.jpg


雄、雌の区別あり。
阿形
170914daiebi18.jpg


吽形
170914daiebi19.jpg


性別をつけている狛犬は、他にも鎧神社境内・天神社、品川神社二の鳥居の狛犬などで確認している。
たぶん「子孫繁栄」の願いを込めていると思われる。



狛犬の記事一覧を見る



スポンサーサイト

穴師坐兵主(あなしにますひょうず)神社の狛犬

20170908

所在地:奈良県桜井市穴師1065 穴師坐兵主神社拝殿前
撮影日:2017年3月23日

青春18キップの旅で、奈良県を旅行していた時に、JR巻向駅から山の辺の道を歩いて、この神社まで来ました。
とても変わったところのある神社だったので。

穴師坐兵主(あなしにますひょうず)神社については、既に記事にしています。

その記事をみる


山の辺の道を歩いていくと、社号標と鳥居があり、山の辺の道が参道になります。
170908oohyouzu01.jpg


実は巻向の駅の近くに一の鳥居があり、そこからずっと山の辺の道はこの神社の参道とも言えるのですが。

しばらく行くと、道が分かれて右が山の辺の道、左に入ると社殿の前に出ます。
170908oohyouzu02.jpg


ここからの参道に、とても可愛い「浪花型」の狛犬が居て、更に拝殿前に居るのが今回の狛犬です。
拝殿前のが江戸狛犬だったので驚きました。
つまり、ここには江戸狛犬と浪花型の両方の狛犬が揃っていました。
今回は拝殿前のものです。
170908oohyouzu03.jpg


年代:明和8年(1771)
材質:石造
型式:江戸尾立ち型

右側が阿形の獅子
170908oohyouzu04.jpg


170908oohyouzu05.jpg


170908oohyouzu06.jpg


170908oohyouzu07.jpg


左側も吽形の獅子
170908oohyouzu08.jpg


170908oohyouzu09.jpg


170908oohyouzu10.jpg


特徴:
・ここは湿度が高いらしくて、苔の付着がひどい。
・右は口を開き阿形、たてがみが巻き毛で獅子。
・左は吽形、たてがみが巻き毛で獅子。
・耳は垂れ、口は大きく、阿形は舌をのぞかせ、顎髭は長くカールしている。
・いかつい顔だが、全てに丸みを帯びていて怖さは無い。
・前足は、前方に出して真っ直ぐ。脇に翼のような巻き毛の表現
・後足は蹲踞。巻き毛が長く伸びている。
・尾は、立っていて、炎型で巻き毛あり。

尾のかたち
170908oohyouzu11.jpg



ちなみに参道にあった、大正?年奉納の「浪花型」狛犬を紹介しておこう。
170908oohyouzu12.jpg


170908oohyouzu13.jpg


170908oohyouzu14.jpg




狛犬の記事一覧を見る



王子稲荷神社・本宮前の狛狐

20170903

所在地:東京都北区岸町 王子稲荷神社・本宮参道
撮影日:2013年6月30日

王子稲荷神社については、既に記事にしています。

その記事を見る


本殿の、向かって右側を進むと本宮があるが、その参道には二組の狛狐が居る。
170903ouji01.jpg


今回の狛狐は、奥の本宮側のものである。

年代:明和元年(1764)
材質:石造
型式:他眷属型-狐(宝珠)

この狛狐は、普通稲穂、巻物、鍵、玉を咥えたり、持っているのだが、それがない。
その代わりに頭に玉のようなものを載せている。
おそらく宝珠だろう。
狛犬に、阿形が宝珠を載せ、吽形の頭に角がある、神仏習合の型があるが、この狛狐の場合は両方とも宝珠のようだ。
お稲荷さんには宝珠はつきものなので、相応しい形ではあるが、珍しい。

右の狛狐は阿形、尾は丸い尾が立っている。
170903ouji02.jpg


170903ouji03.jpg


風化が激しく、表情はわからないが、頭に宝珠を載せている。
170903ouji04.jpg


左の狛狐は吽形。
170903ouji05.jpg


こちらは、まだ風化は激しくなく、眉とか髭はわかる。
目が小さく、鋭い表情である。
頭に宝珠を載せている。
170903ouji06.jpg


年代は、明和元年(1764)。
170903ouji07.jpg


面白いのは、先にアップした「いなり坂側入り口」の狛狐が「宝暦14年(1764)と刻まれているが、この年の6月に改暦されて明和元年(1764)となっている。
同じ年に造立されているが、改暦前と改暦後の年号が同じ神社の中で見られるのは珍しい。


まだ、狛犬を追求しようと思っている時期では無かったので、データが不足しています。
例えば尾の形とか。
機会を見て、再訪して撮り加えるつもりです。


狛犬の記事一覧を見る



王子稲荷神社の狛狐

20170828

所在地:東京都北区岸町 王子稲荷神社いなり坂側入り口
撮影日:2013年6月30日

王子稲荷神社については、既に記事にしています。

その記事を見る


王子稲荷神社の正門は、幼稚園があるため平日は入れず、脇の「いなり坂」を少し上がったところに入り口があり、そちらから入ります。
170828ouji01.jpg


その、いなり坂側入り口を入ると、狛狐がいます。

年代:宝暦14年(1764)
材質:石造
型式:他眷属型-狐

ここの狛狐は、阿吽にはなっていない。

右の狛狐は、口に咥えていないが、台座に鍵が彫られている。
170828ouji02.jpg


170828ouji03.jpg


170828ouji04.jpg


左の狛狐の台座には、宝珠が彫られている。
170828ouji05.jpg


170828ouji06.jpg


170828ouji07.jpg


ちなみに、狐が咥えたり、持っている物に、稲穂、巻物、鍵、玉の4種類あるが、何を象徴としているか、ご存知ですか?
それは、下記のとおりです。
稲穂:五穀豊穣
巻物:知恵
鍵:霊徳を身につけようとする願望の象徴、商売繁盛(蔵の鍵)
玉:神さまの霊徳の象徴、宝珠、米倉


この狛狐の特徴は、何と云っても「表情」に尽きると思います。
とても柔和に笑った顔で、とてもいいですね。

年代は、宝暦14年(1764)と江戸時代のもので、まったく傷んでいない良いものです。
170828ouji08.jpg


まだ、狛犬を追求しようと思っている時期では無かったので、データが不足しています。
例えば尾の形とか。
機会を見て、再訪して撮り加えるつもりです。


狛犬の記事一覧を見る



富岡八幡宮境内・永昌五社稲荷神社の狛犬

20170822

所在地:東京都江東区 富岡八幡宮境内・永昌五社稲荷神社参道途中
撮影日:2013年2月3日

富岡八幡宮の境内に永昌五社稲荷神社があり、この参道には江戸時代の狛犬が二組ありますが、今回のは参道の真ん中辺にいる狛犬です。

年代:宝暦13年(1763)
材質:石造
型式:宝珠・角型

永昌五社稲荷神社参道
170822eisho01.jpg


右側の阿形獅子
170822eisho02.jpg


170822eisho03.jpg


左側の吽形獅子
170822eisho04.jpg


170822eisho05.jpg


特徴:
・右は口を開き阿形、たてがみが巻き毛で獅子。宝珠を頭に載せている。
・左は吽形、たてがみが巻き毛で獅子。角がある。
・阿吽形とも、たてがみの巻き毛が大きく、たてがみも長く伸びている。
・顔は、耳が横に広がり、眉はほどほどで、奥は大きい。
・歯はかなり乱杭状で、顎髭は扇状に広がっている。
・首の筋が強調されている。
・傷んでいる部分が多いが、けっこう異相な顔が笑っているような表現で、親しみを感じる。
・前足は、太く真っ直ぐ。付け根の筋肉が強調されている。爪は鋭い。
・前足の巻き毛は、付け根のみにある。
・後足は蹲踞。後足の付け根にのみ巻き毛あり。
・尾は、タケノコ形の「尾立ち」。下半分に巻き毛があり。

阿形の頭部:
低いが宝珠と判断できるものが頭にあり。
たてがみの巻き毛が大きく、たてがみも長く伸びている。
耳や口の部分が傷んでいて、よくわからない。目は大きい。
顎髭は扇状に広がっている。
首の筋が、かなり強調されている。
170822eisho06.jpg


170822eisho07.jpg


吽形の頭部:
角がある。
たてがみの巻き毛が大きく、たてがみも長く伸びている。
顔は、耳が横に広がり、眉はほどほどで、目は大きい。
歯はかなり乱杭状で、顎髭は扇状に広がっている。
首の筋が、かなり強調されている。
170822eisho08.jpg


170822eisho09.jpg


前足は、太く真っ直ぐ。付け根の筋肉が強調されている。爪は鋭い。
前足の巻き毛は、付け根のみにある。
後足は蹲踞。後足の付け根にのみ巻き毛あり。
170822eisho10.jpg


170822eisho11.jpg


尾は、タケノコ形の「尾立ち」。下半分に巻き毛があり。
170822eisho12.jpg


けっこう傷みが激しい狛犬である。
江戸時代から生きてきたことを考えれば、相応とも云える。
なにしろ、江戸の大火、関東大震災、東京大空襲などの災害をくぐり抜けてきたのだから。
そういうことを考えると、そっと頭を撫でていたわってあげたくなる。


狛犬の記事一覧を見る



プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード

Pagetop