神田明神・小舟町八雲神社の狛犬

20180516

所在地:千代田区外神田2-16-2 神田明神境内 小舟町八雲神社
撮影日:2015年4月30日

神田明神については、既に記事があります。

その記事を見る


その境内に、小舟町八雲神社があり、その前に今回の狛犬が居ます。
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年代:文化6年(1809)
材質:石造
型式:江戸流れ尾型

右側は阿形獅子
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左側は吽形獅子
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特徴:
・右は口を開き阿形、たてがみに巻き毛あり獅子。
・左は吽形、たてがみに巻き毛あり獅子。
・たてがみが非常に美しく長く流れている。巻き毛も彫りが深くて美しく顔の横にあり。
・耳は伏せ、眉がものすごく、目が目立たないほど。
・牙と歯は目立たないが、ちゃんと主張はしている。
・横長の表情は落ち着いた感じで威厳がある。
・前足は直立。後足は蹲踞。
・脚の爪もしっかり強調され、足や胴体の細かな地肌も表現されている。
・尾は左右に均等に分かれて、横に長く美しく流れ、巻き毛ししつかりと綺麗に表現されている。


前足は直立。後足は蹲踞。
脚の爪もしっかり強調され、足や胴体の細かな地肌も表現されている。
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尾は左右に均等に分かれて、横に長く美しく流れ、巻き毛ししつかりと綺麗に表現されている。
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年代は、文化6年(1809)
昭和7年に再建
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渋谷・金王八幡宮の狛犬

20180507

所在地:東京都渋谷区・金王八幡宮境内金王丸御影堂前
撮影日:2018年4月7日

金王八幡宮については、境内に「金王桜」という銘桜があり、その記事の際に紹介しています。

その記事を見る


今回の狛犬は、境内金王丸御影堂前にありますが、澁谷金王丸の木像を納めているのが御影堂です。

渋谷金王丸常光(しぶやこんのうまるつねみつ)は、源義朝に従って保元の乱(1156)で大功を立て、その名を轟かせました。
続く平治の乱(1159)では義朝は敗れ、東国に下る途中立ち寄った尾張国野間の長田忠宗の謀反により敢えない最期を遂げました。金王丸は、京に上り常磐御前にこのことを報じたのち渋谷で剃髪し、土佐坊昌俊と称して義朝の御霊を弔いました。(平治物語には、金王丸は出家して諸国を行脚し義朝の御霊を弔った、とあります。)

金王丸は、義朝の子である頼朝との交わりも深く、頼朝が挙兵の折は、密かに当八幡宮に参籠して平家追討の祈願をしました。
壇ノ浦の戦いののち頼朝は義経に謀反の疑いをかけ、これを討つよう昌俊(金王丸)に命じました。昌俊は断ることもできず、文治元年(1185)10月、百騎ばかりを率いて京都に上り、同月23日夜義経の館に討ち入りました。昌俊は、はじめから義経を討つ考えはなく、捕らえられて勇将らしい立派な最期を遂げました。

金王丸の名は平治物語、近松戯曲などに、また土佐坊昌俊としては源平盛衰記、吾妻鏡、平家物語などにみえ、その武勇のほどが偲ばれます。
渋谷氏の後裔は全国各地に連綿と続いておりますが、明治の元勲東郷平八郎元帥も渋谷氏子孫の一人です。

金王丸の木像は、3月最終土曜日に斎行される金王丸祭で御影堂の開帳があり、特別公開されます。

金王丸御影堂前に、今回の狛犬は居る。
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年代:宝暦9年(1759)
材質:石造
型式:宝珠・角型

右側に、阿形獅子。頭に宝珠あり。左前足で玉を掴んでいる。
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左側が吽形獅子。頭に欠けているが角あり。左前足で玉を掴んでいる。
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特徴:
・右は口を開き阿形、たてがみに巻き毛あり獅子。頭に宝珠を載せている。
・左は吽形、たてがみに巻き毛あり獅子。頭に欠けているが二股の角あり。
・たてがみは首から左右に流れて、巻き毛が比較的大きい。
・大きめな耳は横に垂れている。眉と髭が立派。顔は逆三角形。
・阿形は口を開き舌が見える。瞳がやや上向きに彫られており、見上げている感じ。
・吽形は口を閉じ、歯をむき出し。
・眉間にシワを寄せているが、表情はニヤッとしている感じ。
・前足はやや前方に直立。後足は蹲踞。
・前足と後足共に筋肉やコブが強調され、たくましい。
・阿吽共に左足で玉を掴む。
・尾は立っていて、皮が開いたタケノコ状に勢いよく炎が立つ。巻き毛は中央と左右に一つずつ。


尾の状態
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年代は、宝暦9年(1759)。
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川越・三芳野神社の狛犬

20180423

所在地:埼玉県川越市郭町2-25-11 三芳野神社
拝観日:2018年3月28日

この狛犬は、川越市立博物館の企画展「三芳野神社とその社宝」展のチラシで、狛犬が展示されているのが判ったので、見に行きました。
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三芳野神社は、江戸時代は川越城の中にあり、そのため「とおりゃんせ」の童唄が生まれたわけです。
三芳野神社の本殿は、江戸城二の丸にあった東照宮から移築されたそうで、この狛犬も社伝では、将軍吉宗公奉納と云う事であり、製作したのは鎌倉八幡宮御用仏師の三名で、仙波東照宮の随身も制作している。

年代:享保19年(1734)
材質:木製
型式:神殿型
高さ:阿形55.2Cm、吽形62.2cm

企画展は撮影禁止なので、図録に載っていた写真を借用します。

阿形獅子
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吽形狛犬、角あり。
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寄木造り、玉眼、金箔、彩色

平安時代に確立された、官国弊社の狛犬の基準は、「獅子は金箔を押し、毛髪には緑青を塗り、金の毛描きを施す。 狛犬は、銀箔を押し、毛髪には群青を塗り、銀の毛描きを施し、角あり。」とある。
今回の狛犬の毛髪の彩色が、獅子は緑色、狛犬が青色になっているのは基準通りで素晴らしい。

特徴:
・阿形獅子はたてがみは巻毛、四肢の房毛及び尾の毛先の大半を巻毛とする。両耳を伏せて、玉眼、大きく口を開いて歯と舌を出し、牙を表す。
・吽形は、二股の立派な角あり、たてがみは房状の直毛、四肢の房毛及び尾の毛先の大半を直毛とする。両耳を立て、玉眼、口を閉じ噛みしめている歯と牙が目立つ。
・前足は一方を前方に踏み出して動きがある。
・後足は蹲踞。
・尾は、二段に立った葉団扇型。

尾が二段に立っているのが珍しい。
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台座が長方形の礼盤型で立派なもの。
各々の外板に格狭間を造り、金鋼製透彫や牡丹唐草文彫りの金鋼製飾金具を付けている。
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市川三郷熊野神社の狛犬

20180406

所在地:山梨県西八代郡市川三郷町熊野神社本殿高欄
撮影日:2018年3月31日

この狛犬は東日本では最古と云われているので、前々から訪ねたかった。
ようやく見ることが出来た。

拝殿前には、昭和4年奉納の狛犬もあり、これも良好な狛犬だったので後日紹介する。
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今回の狛犬は、本殿の前にあるという情報である。
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瑞垣の塀の隙間から覗き込むと、高欄の上に居ることがわかった。
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瑞垣の塀の隙間からでは、高欄の床に邪魔されて見えない。瑞垣の塀の高さでは見ることが不可能。
いつも車で撮影に行くときには脚立を積んで出かけるのが幸いして、なんとかどんな形なのかは確認ができたのは幸いだった。
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しかし高欄に邪魔されて、満足できる撮影は出来なかった。

年代:応永12年(1405)
材質:石造
型式:はじめ型

年代については、応永12(1405)年の日付が腹部に刻まれているそうだが、今回の撮影では確認はできなかった。

右側が、吽形獅子。
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左側が、阿形狛犬
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前方からが、どうしてもうまく撮れなかった。
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斜め後ろからは撮れた。
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特徴:
・前足は肉厚の板みたいな感じ。ピーンと立っている。
・胴体は太い丸太棒の感じ。
・後足は立ち上がっていて、四つん這い。
・たてがみは、吽形は巻き毛であり獅子となる。阿形は微妙だが流れているので狛犬。
・耳は伏せて、目が飛び出ているのが異様。
・鼻は普通。
・阿形に牙らしきもの見える外は歯は見えない。
・胴や足には体毛の表現は無い。
・尾は、三本のワラビ状で、背中に付いている。


たてがみは、吽形は巻き毛であり獅子となる。阿形は微妙だが流れているので狛犬。
・耳は伏せて、目が飛び出ているのが異様。
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尾は、三本のワラビ状で、背中に付いている。
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この狛犬だが、四つん這いなのはこの狛犬しか私は知らない。
また、目が飛び出している不思議な顔もこの狛犬しか知らない。
東日本で最古の石造狛犬と云われるだけあって、たぶん「狛犬というのがあるらしい。奉納したい。」と云われた石工が、限られた情報で彫ったものでしょう。
だから「はじめ型」は、バリエーションが豊富で、しかも親しみやすい造型で、私の一番好きなタイプである。


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南千住・素盞雄神社の狛犬

20180322

所在地:東京都荒川区南千住6-60-1 素盞雄神社南入り口
撮影日:2013年6月30日、2018年3月6日

素盞雄神社については、既に記事があります。

その記事を見る


掲載写真は、基本的に2013年6月30日に撮ったものですが、不足部分を2018年3月6日に撮ったもので補足しています。

南入り口から入って、鳥居の前に居ます。
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年代:文化5年(1808)
材質:石造
型式:江戸流れ尾型
狛犬部分像高:60cm

右側が阿形獅子。
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左が吽形獅子。
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特徴:
・右は口を開き阿形、たてがみに巻き毛あり獅子。
・左は吽形、たてがみに巻き毛あり獅子。
・たてがみが非常に長く流れて前足にかかり、横腹に垂れかかっている。巻き毛も彫りが深くて美しい。
・顔は完全に横を向いている。
・耳は伏せ、眉と髭、顎髭も立派。
・牙は、吽形でわかる程度。表情は落ち着いた感じ。
・前足は直立。後足は蹲踞。
・脚の爪もしっかり強調され、足の細かな毛並みも表現されている。
・尾は上に流れてから横に長く美しく流れ、巻き毛の表現もよく見事である。


台座に「新吉原角町松葉屋半蔵」とあり。
松葉屋は吉原の有名な引手茶屋だったとのこと。
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前足は直立。後足は蹲踞。
脚の爪もしっかり強調され、足の細かな毛並みも表現されている。
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尾は上に流れてから横に長く美しく流れ、巻き毛の表現もよく見事である。
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年代は、年代:文化5年(1808)。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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