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一面六臂青面金剛立像/埼玉県所沢市

20220309

所在地:埼玉県所沢市久米1342 永源寺境内
撮影日:2022年1月18日

この庚申塔は、永源寺の山門を入ってすぐ右側にお堂に安置されている。

永源寺山門
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庚申塔はお堂に安置されている。
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塔身は唐破風笠付き角柱。
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銘文は、
右側面に「安永二癸巳天十一月吉祥」とあり。
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塔身:唐破風笠付き角柱
主尊:一面六臂青面金剛立像
日月:浮き彫り瑞雲付き
主尊の特徴:髪双髷、頭に蛇、邪鬼を踏んで立つ。
本手:合掌
他の手:法輪、弓、矢、三叉矛を持つ。
脇侍:邪鬼、三猿
造立年代:安永二年(1773)

塔身は、立派な唐破風笠の笠があり。
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日月は浮き彫り、瑞雲付き。
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青面金剛は、邪鬼を踏んで立つ。
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髪は双髷、間に蛇がいる。
顔は、かなり風化していて、口はわからない。
目が吊り上がっていて、表情が憤怒形なのは、なんとかわかる。
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手は六本あり、本手は合掌。
他の手は、法輪、弓、矢、三叉矛を持つ。
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踏んづけられた邪鬼の表情は残念そうな顔つきで、まだ改心していなそう。
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その下の岩に刻まれたダイヤ型の三猿は、右から「言わざる、聞かざる、見ざる」となっている。
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この庚申塔は、お堂に保護されているが、わりと風化が進んでいる。
柔らかそうな石なので、そのためだろう。
像容は、基本的なもので、他と際立って違うところはない。
しかし石の色や像容などから、上品な印象を受け、いい庚申塔だと思う。


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一面六臂青面金剛庚申塔/埼玉県嵐山町

20220204

所在地:埼玉県比企郡嵐山町字谷ツ前
撮影日:2016年2月26日

この日、杉山城跡を見たあと搦め手口から出て歩いていた際に、路傍に石仏群があった。
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石仏群のうち右から4番目、5番目が青面金剛庚申塔であり、今回は5番目のものを取り上げる。
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塔身は駒形。
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銘文は、正面右端に「武州比企郡杉山村」、左端に「元禄二己巳年二月吉日」とあり。
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塔身:駒形
主尊:一面六臂青面金剛立像
日月:浮き彫り瑞雲付き。
主尊の特徴:髪高髷、頭に蛇、三眼、岩の上に立つ。
本手:合掌
他の手:法輪、弓、矢、三叉矛。
脇侍:二鶏、三猿
造立年代:元禄2年(1689)

日月は浮き彫り瑞雲付き。
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青面金剛は、岩の上に立つ。
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髪は高髷で、頭に蛇を頂く。
顔は、三眼。眉が吊り上がり、口を固く結び、憤怒形。
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手は六本で、本手は合掌。
他の手は、法輪、弓、矢、三叉矛を持つ。
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青面金剛の足元左右に鶏がいる。
鶏は多産なので、子孫繁栄、富の象徴。
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三猿は、右から「見ざる・聞かざる・言わざる」である。
顔や手足がはっきりしていて、良い表情をしている。
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この庚申塔は合掌型。
比較的古い時代なのに、日月、青面金剛、手に持つ法具、二鶏、三猿のすべてが明瞭に残っていて、非常に良い状態である。
青面金剛の顔や、三猿の顔もとても良い表情をしている。



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一面六臂青面金剛庚申塔/埼玉県嵐山町

20220127

所在地:埼玉県比企郡嵐山町字谷ツ前
撮影日:2016年2月26日

この日、杉山城跡を見たあと搦め手口から出て歩いていた際に、路傍に石仏群があった。
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石仏群のうち右から4番目、5番目が青面金剛庚申塔であり、今回は4番目のものを取り上げる。
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塔身は駒形。
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銘文は、正面右端に「貞享二乙丑年」、左端に「二月吉日」とあり。
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塔身:駒形
主尊:一面六臂青面金剛立像
日月:浮き彫り瑞雲付き。
主尊の特徴:髪高髷、髑髏(?)、岩の上に立つ。
本手:合掌
他の手:法輪、弓、矢、三叉矛。
脇侍:二鶏、三猿
造立年代:貞享2年(1685)

日月は浮き彫り瑞雲付き。
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青面金剛は、岩の上に立つ。
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髪はよくわからないが、高髷でないか。
額の辺に髑髏があったのではないかと推測する。
顔は、眼が吊り上がり、口を固く結び、憤怒形。
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手は六本で、本手は合掌。
他の手は、法輪、弓、矢、三叉矛を持つ。
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青面金剛の足元左右に鶏がいる。
鶏は多産なので、子孫繁栄、富の象徴。
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三猿は、右から「見ざる・聞かざる・言わざる」である。
真ん中の猿だけ顔がわかるが、良い表情をしている。
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この庚申塔は合掌型。
青面金剛の顔が明瞭に残り、持ち物が明瞭にわかり、良い状態である。
三猿も、違いが明瞭で、顔を見せている真ん中の猿の表情がとても良い。



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一面六臂青面金剛庚申塔/埼玉県川口市

20211213

所在地:埼玉県川口市桜町1-11-51 法性寺山門内
撮影日:2021年11月5日

「日光御成道」を本郷追分から鳩ケ谷宿まで2日かけて歩きましたが、その際に鳩ケ谷宿からちょっと足を延ばして、この庚申塔を撮影しました。

法性寺山門
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山門を入って右手の裏側に三基の石塔が並んでいます。
その真ん中に今回の庚申塔があります。
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塔身は駒形。
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銘文は、右側面に「文化十四丑十二月吉日」。
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左側面に足立郡里村中と刻まれている。
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塔身:駒形
主尊:一面六臂青面金剛立像
日月:金環日食、浮き彫り瑞雲付き。
主尊の特徴:髪火炎、髑髏の首輪、邪鬼を踏んで立つ。
本手:剣とショケラ
他の手:法輪、弓、矢、三叉矛。
脇侍:邪鬼、三猿(隠しあい)
造立年代:文化14年(1817)

日月は浮き彫り瑞雲付き。
左側が「金環日食」を表していると思われる。
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青面金剛は、邪鬼を踏んで立つ。
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髪は大きく火炎状に逆立っている。
顔は、三眼、眉が吊り上がり、憤怒形。
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髑髏の首飾りをしている。
『陀羅尼集経(だらにじっきょう)』の「大青面金剛呪法大呪法」に書かれた青面金剛の像容には「髑髏の首飾り」が書かれている。
また仏教的には髑髏は、「悪しきものを退ける」という意味がある。(千手観音の持ち物の意味から)
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手は六本で、本手は剣とショケラを持つ。
他の手は、法輪、弓、矢、三叉矛を持つ。
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ショケラは合掌をしているので、救い出された姿。
顔ははっきりとわかり穏やかな顔。
身体の部分ははっきりしない。
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青面金剛に踏まれている邪鬼は、完全に降参している感じ。
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三猿は、右から「聞かざる・見ざる・言わざる」である。
お互いに手を伸ばして隠しあっている。
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この庚申塔は剣人型であるが、意匠がよく残っていて、ユニークな点がたくさんある。
日月が、片方が「金環日食」みたいに彫られていて独特。
髑髏の首飾りは、他ではほとんど見られないが、川口には多い。
剣とショケラ、その他の持ち物が明瞭にわかり、良い状態である。
三猿が、手を伸ばしてお互いに隠しあっている、実にユニークなもの。


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文字塔(三番叟猿付き)/嵐山町志賀観音堂

20211102

所在地:埼玉県比企郡嵐山町志賀観音堂
撮影日:2016年2月26日

志賀観音堂は、比企西国観音霊場二十八番の札所として、近世は賑わいを見せたようである。
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ここには、たくさんの石仏があるが、その中で大変珍しいのは聖徳太子の石仏である。
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ここには三基の庚申塔があるが、そのうち二基を紹介する。
今回はそのうちの一基で、文字塔である。

塔身:唐破風板碑型
主尊:「奉納庚申供養塔」文字
下部:三番叟を踊る猿、二鶏ヒナ付
造立年代:享保20年(1735)

塔身
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銘文詳細
中央に「奉納庚申供養塔」
右側に「享保二十乙卯十一月吉日」、左側に「武州比企郡志賀村同行二十七人」
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下部に、三番叟を踊る三猿が大きく彫られて、両脇にヒナを連れた鶏が刻まれている。
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庚申塔のデータは、ずいぶんと集めたが、「三番叟を踊る猿」の中で大きいほうである。
両脇に彫られた鶏がヒナを連れているのは、初めて見た。
大変貴重な作例である。



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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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