人間ドック

20100227

今日は人間ドック検診。
会社の健康診断が、今年は病院での人間ドックということで、朝、すきっ腹を我慢して車で高速を飛ばして病院まで。
いろいろと検査される。
のっけから、血圧が高い。三回計り直したが、いままでより高い。
計っているナースさんが美人だから?
(笑)
健康診断と言うと、しり込みしてしまうのは、胃のレントゲンが嫌だから。
鼻が悪いせいか、バリウムと一緒に飲む拡張剤のゲップが我慢できない。いつも「ゲップを我慢しなくちゃ」と叱られながら追加で飲まされてる(泣)
今回は、レントゲンもていねいにあちこち撮るせいで三回も飲まされた(怒)
内臓の超音波だとか、いろいろ診てもらい、クタクタ。
やっと終わって、昼食がセットでついていると言われて、お昼を食べて病院をおサラバ(嬉)
1時からコメントを聞きたいなら聞けます、と言われたが、
結果を気にしてるのは、私ではない(笑)

病院を出ると、良い天気になっているではないか(嬉)
とたんに、あきらめていた明日のテニスが気になってきた。
明日のコートはクレイだから、ちょっと望みは薄いが、それでもあきらめてはいけない(笑)

で、今日のうちに新宿に行って買い物を済ませておこうと、家に一旦帰ってから、電車で新宿に出た。
例によってタワーレコードでCD購入。
まずは「ベートーベン/弦楽四重奏曲第1番&2番」
ミケランジェロ弦楽四重奏団演奏のもの。
このあいだ買った「レコード芸術」で、このあいだ出たミケランジェロの3、4、5番が特選になっており、評が「1&2番がとても良かったので、次を待ち焦がれていた」と書かれていたので、まずは1番から購入しようというもの。

次いで、ブラームスの「ドイツレクイエム」
これは、候補が3つあったのだが、第1候補がアバド指揮のDVD。
やはりDVDで最初観たほうが良いのでは、と思っていたら、それがあり、しかも日本語字幕つきではないか。
これは、やはり買うべし!

気持ちよくタワーレコードを出て、伊勢丹までぶらぶら歩く。
地下のワイン売り場に。
日本、イタリア、ドイツのワインに決めて飲んでいるので、今回はドイツのにしよう、と思いながら売り場に向かったのに・・・・・・・
売り場の入り口でキャンペーンやってて、ついつい美人の方が立っていたので、立ち止まってしまった(笑)
スペインのワインだ。
奨められるまま、飲んでみる。
美味しいではないか!
値段もリーズナブル(嬉)
そして・・・・・・・・・・
美人に弱い私なのです(汗)
「これ、ください」
一丁あがり!
でした。



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花巻・宮沢賢治記念館/宮沢賢治ゆかり

20100224

花巻駅からバスで新花巻駅(東北新幹線の駅)に出て、そこからタクシーで「宮沢賢治記念館」に行った。
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宮沢賢治はやはりすごかった
ここで、宮沢賢治は実に多才な人だったことを知った。
宮沢賢治が生きた時代は戦争、地震、津波、凶作と不幸に悲しむ人が多かった。妙法蓮華経を信じる敬虔な仏教家として行動した。
盛岡高等農学校(首席)で地学、農業、化学を修め、アインシュタインの相対性理論などを学び科学者だった。
地学での功績が大きいらしい。
農学校の教師であり、貧しい農村の改革に尽くし、農村に新興文化を興すことを目指した。
岩手県を「イーハトーブ」と名づけ、田園の風と光に満ち溢れたドリームランドとして捉えて、詩や童話を作り出した。

自身はチェロを、彼のよき理解者だった妹(早逝)がバイオリンを弾き、上京中は新交響協会で特訓を受けるという音楽家だった。
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「ヨダカ」の碑 
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「シグナルの小道」と名づけられた散歩道。
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記念館の喫茶コーナー。実に気持ちの良い空間だった。
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記念の絵葉書

野に立つ賢治(大正15年)
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賢治自筆画「ケミカルガーデン」
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賢治自筆画「みみづく」
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2006年10月14日訪問


「永訣の朝」から

あめゆじゅとてちてけんじゃ
まもなく消える妹の命。外は、霙(みぞれ)が降っているので変に明るい。妹が、熱で渇いた喉を潤そうとして、兄の賢治に「霙を取ってきて」と頼みます。

兄、賢治は「曲がった鉄砲玉のように」庭へ飛び出します。長年、妹と使ってきた、おそろいの茶碗を持って。


(Ora Orade Shitori egumo)
わたしは、わたしで、ひとりで 逝きます。

(うまれで くるたて
  こんどは こたに わりやの ごとばかりで
   くるしまなあよに うまれてくる)
今度は、こんなに私のことばかりで、お兄さんが苦しまないように 生まれてくるね。


私は、この詩を読むといたたまれなくなる。
私の妹も、早くしてガンで亡くなった。
介護の道を志し、腹痛に悩みながら、介護士の試験が済むまでは、と伸ばしていて、病院で診てもらったときは手遅れだった。
妹のご主人は、私に泣いてあやまった。
私が駆けつけた時、妹はもうしゃべることも出来なかったが、私の手を握ってポロッと一粒涙をこぼした。



「ハムレット」が好きな人のための音楽/川島由夫

20100221

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新宿タワーレコードのブックコーナーでこの本を手に取ったのは、本のタイトルに興味を持ったせいである。
中をパラパラと見ると、「レコード芸術」でしょっちゅう名前を見かける吉田秀和さんのこと、私がいつも参考にしている「クラシック名曲名盤総集編」を書かれた宇野功芳さん、敬愛する指揮者朝比奈隆などについての記事があり、それから作曲家についての記事が並んでいるので、購入したがとても参考になることばかりの記事だった。

タイトルについては、最初に説明があって、川島さんは教職者としての道を歩まれた方だそうだが、
川島さんが大学英文科の学生だった頃、神田神保町にある図書館で、評論家B.H.Hagginが書いた『Music for the man who enjoys “Hamlet”』という本を見つけた。
この本の音楽への解説に感銘を受け、同じような本ということで、こういうタイトルをつけられたとのことだ。

この説明に続いて、こんなことを川島さんは書いている。
***
採り上げた作曲家を一、二曲で代表させようとするのは、土台無理な話であるが、より深く聴き込んでいく一つのきっかけになればよいと思う。選曲に当たって純粋器楽より、言葉を伴った曲が多くなっているのは、本書のタイトルに引きずられたということかもしれない。
私自身は「ハムレット」をそうたびたび読みたいと思う人間ではない。シェークスピアは偉大な作家であるし、その儀舌を好む人も多いだろうが、私はむしろ寡黙な作家の方が好きだ。また、ヒンデミットのような乾いた音楽よりは抒情的なものの方を好む。ブラームスやフォーレの音楽に惹かれるのはそのせいだろう。
ハムレットは決して優柔不断な、悩める男ではない。「生か、死か、それが疑問だ」 (福田恒存訳、以下同じ) という科白のすぐあとは、「どちらが男らしい生きかたか、じつと身を伏せ、不法な運命の失弾を堪え忍ぶのと、それとも剣をとって、押しょせる苦難に立ち向かい、とどめを刺すまであとに引かぬのと」と続く。ハムレットはベートーヴェンと同じように、結局後者を選ぶのだが、私がそのような人間でないことは明らかだ。
Hagginの本は、音楽にも大文学に匹敵するような作品があり、たとえばそれはどのような作品であるかを考えるきっかけを私に与えてくれたのである。
***

ブラームスのところでは、こんな文章を見つけて嬉しくなった。私が漠然と感じていたことをちゃんと書いてくれているのだ。
***
 ブラームスを根暗で、決断力が弱く、年を取るにしたがってますます気難しくなり、辛らつな皮肉を人に浴びせかけるような人間像としてとらえる見方がある。だが、ブラームス・フアンは知っている。晩年のあのいかめしい強面の真に、どんなに繊細で、やさしく、素朴で率直な魂が宿っていたかを。
社交的な性格でなかったために誤解を招くことが多かったが、シューマン夫妻やヨアヒム、ビューロー、ワーグナーといった人々に対してどんなに誠実であったかを。
その音楽と同じようにセンチメンタルともいえる一面も持っていたが、これについてはブラームスで数々の名演奏を聴かせてくれた朝比奈隆がこう言っている。
「センチメンタルというのは少しも悪いことではない。それが分かるのは円熟した男性だけだ」
***
ほんとにそうだと思う。
私は、傲岸無礼な人間よりは、控えめなどっちかいうと繊細な感性を持っている人の方が好きだ。


朝比奈隆のところでは、あの有名な「聖フローリアンの奇跡」のことを朝日奈隆の言葉で紹介している。これは改めて感動した。
***
 しかし、音楽を演奏し、またそれを聴くという行為に関して、第三のエピソードほど心を打つものはない。演奏が第二楽章まで進行し、朝比奈が第三楽章を始めようとした時、教会の鐘が鳴った。
いくつかの偶然が重なって、ちょうど楽章の切れ目で響いてきたこの鐘の音に、この夕刻マルモア・ザールにいた聴衆も演奏家も等しく耳を傾けたのだという。
朝比奈はこう書いている。
「私はかなり遅い目のテンポをとり、広間の残響と均衡をとりつつ演奏を進めた。十分な間合いを持たせて第二楽章の最後の和音が消えた時、左手の窓から見える鐘楼から鐘の音が一つ二つと四打。
私はうつむいて待った。ともう一つの鐘楼からやや低い音で答えるように響く。
静寂が広間を満たした。
やがて最後の余韻が白い雲の浮かぶ空に消えていった時、私は静かに第三楽章への指揮棒を下ろした。このハプニングは私にはまたとないプレゼントになった」
***
これは、朝日奈隆とブルックナーを愛する人なら、まさに「奇跡」としか感じ得ないことだと思う。
私は朝日奈隆さんが好きで好きでたまらないので、こんなエピソードを読むと嬉しくてたまらないのである。

作曲家や指揮者について、とても読みやすいエピソードで綴られているので、楽しく読み進んだが、
この本によって、宇野功芳さんが合唱の世界で大変な功績を残された方であることを知った。
合唱については、まだまだよくわからないが、関心が出てきたところだったので、とても参考になった。

また「早春賦」から始まって、「朧月夜」、「浜辺の歌」、「里の秋」、「雪の降る町を」・・・・・・・
歌曲の世界をていねいに解説していて、これもとても参考になった。


カー娘、やった!

20100220

先週雨でテニスが出来なかったので、朝食もそこそこに飛び出した。
今日は、一緒にレッスン受けている方が私と同じクラブでやりたいということで、待ち合わせて一緒にコートに向かう。
着いたら、コートがNG(汗)
今日の割り当てコートはクレーで、周りを木で囲まれているので、いつも日陰のところがあり、まだ乾いていなかったのだ。
それじゃあ、ということで別のコートを急遽申し込んで、そちらに向かった。

一面を6人でやることになったので、4ゲーム先取で交代に楽しんだ。
天気が良くて、ゲームをしていると汗ばむほど。
久しぶりのお日様の下で、お昼まで楽しくゲームした。

家に帰り、お昼を食べながらカーリングをTVで応援。
相手はイギリス。
ランクはイギリスのほうが上だが、なんだか最初から日本が押し気味で終始。
余裕をもってみていられた。
ほんとにチーム青森は力がついてると思う。
今日はほとんどミスショットが無くて、気持のいいゲーム展開。
8エンド終わって6-4でリード。
まだまだ逆転がありうるからと、ここからが肝心なんだよと、
ちょっと緊張して見ていたら、ここで目黒さんがやってくれました(嬉)
スーパーショットで一挙5点!
イギリスがギブアップで試合終了(嬉)
これで2勝2敗。
なんとか、決勝トーナメントに勝ちあがって欲しい。


スキップ目黒さんのショット
決まってくれ!
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やった!
一挙5点のストーン
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チーム青森
歓喜のスクラム
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すごい!
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カー娘頑張れ

20100220

昨日、今日と岩手県にある工場に出張。
昨日は夜になって雪が降ったが、2月になってはじめての雪だったそうで、ほんとに雪が少なかった。
おかげで移動が楽で助かった。
今朝、ホテルで朝食食べてからテレビをつけるとカーリングのライブ放送。
対中国だ。
第一戦のアメリカにミリ単位の接戦をものにして、幸先良いスタートが切れたと思ったのに、カナダに惜敗。
テレビをつけた時には0-2で負けていたが、すぐに1-2ついで2-2と追いついた。
「よし!」と気をよくしてホテルを出たのに、お昼にテレビ見てずっこけた。
惜しくも5-9で負けていた。
これで1勝2敗。
頑張って予選を突破して欲しい。
しかし、ほんとにカー娘たちは力をつけて、トップレベルで戦っているのが立派。
カーリングの競技そのものがとても面白い。
これからも応援するからね。

スピードスケートでは、実は私は小平奈緒選手に注目していた。
スケート一本やり、ではなくて先生になりたいからと、勉強との両立でやってきた人。
おかげで、ちょっと遅咲きだが、とてもしっかりした感じで好感を持っていた。
500mは残念だったが、1000mで見事に5位入賞。
よかった。
メダルにもうちょっと、ということで本人は残念だったと思うが、
立派、立派。
お疲れ様。

残念

20100214

やっぱり勝てないね。
ジャンプ、ルールが変ってから日の丸飛行隊の活躍が見られなくなって残念です。
葛西さん、岡部さん、お疲れ様でした。

私の子供のころはソリでジャンプしてました。
私が育ったところはスケートが盛んで、スキーはやらず、スケートかソリで遊んでいた。
山の斜面に子供が遊ぶソリのコースが作ってあって、そこにジャンプ台を子供たちで作って遊んだ。
ジャンプするとソリが壊れるので、散々ソリを楽しんだ後、仕上げに飛ぶという感じだった。
ソリは、いまのようにプラスチックのものじゃなくて、ソリは竹を曲げたもので、その上に木のみかん箱などを利用して木の台を載せたものだった。
ブレーキは自分の足でかけて、大きく跳ぶためにはスピードがついてないと駄目なので、子供の間で勇気を競っているようなものだった。
ソリと一緒に着地すると、ソリが壊れてしまうので、飛んだらソリと離れて、尻で着地する。
それでも数回跳ぶと、ソリが壊れてしまい、家に帰ると毎回ソリを修理してました。

上村愛子さん、お疲れ様でした。
初めて出たときが7位、次が6位、5位ときて、今回が4位。
いじらしいものですね。
きっとメダルよりも、いままでずっと努力してきたことが大きな財産になるでしょう。
メダル取る人は、パッと出てきて取っちゃうものですよね。
それと、昨シーズンの植村さんのピークのときにオリンピックだったら、メダルも間違いなかった。
残念でしょうけど、仕方ないですよね。
植村さんの努力は、みんな知ってるから。

私がスキーを始めたのは、子供が生まれてからで、子供と一緒にスキーしよう!
と思って始めた(笑)
子供に教えるために、それでも一生懸命覚えて、かなり楽しめるところまでいってたけど、所詮ゲレンデスキー。
八方尾根なんかのコブに行ったら、立ち往生もいいとこ。
コケるか、止まってしまうか。

それからしたら、上村さんなんか、超人です。
そういう選手が集まったなかで、世界で4番め!
たいしたものです。


シャネル&ストラヴィンスキー

20100208

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日曜に、この映画を見てきた。
以前、「クララ・シューマン愛の協奏曲」を娘に誘われて見に行ったとき、同じ場所でシャネルの映画をやっていたが、そのとき置いてあったチラシで、今度シャネルとストラヴィンスキーの映画も来るとわかり、それは観たほうが良いのかな、と思っていたもの。

シャネルの映画が3部作製作されて、これが3部目という訳らしい。
前2作は見てないが、「愛人時代」や恋人のボーイとの話に焦点を当てていた前2作と違い、第一次大戦後、恋人ボーイが亡くなったあとの、成功し、自立した女性としてのシャネルを中心に描いているところだという。

ストーリーは、1913年のパリで、ストラヴィンスキー(マッツ・ミケルセン)の新作である春の祭典が初日を迎える。だが、観客はそのあまりにも斬新な内容についていけず、激しいブーイングが起きる。その7年後、デザイナーとして成功したシャネル(アナ・ムグラリス)は、ストラヴィンスキーの才能にほれ込み、自分の別荘に彼とその家族を滞在させる。

作曲家ストラヴィンスキーは、実際にシャネルとは短い期間会っていたらしいが、映画の中の出来事はフィクションとされている。
シャネルの、シャネルとしての成功までの過程は一切排除されていて、ストラヴィンスキーとの<情事>とその日々だけになっている。

内容の感想の前に、オープニングのカレイドスコープ(万華鏡)が幾何学的美しさがあって、これはすごく印象的だった。
これだけで、後日DVD購入を決めた(笑)

映画は、あの有名な香水シャネルのNO.5誕生ににまつわる物語。
ボーイ亡き後、孤独なシャネルの心を捉えたのが、周りからは酷評された作曲家、ストラヴィンスキー。
彼との激しい恋愛が、この香水を作ったと。

劇中は、洋服から、インテリアまで、シャネルの作品に彩られ、全編にわたって、官能的で匂い立つような美しい映像。

R指定の露出度の高い濃密なラブシーンも見所の一つか。
それはもう、狂おしいほど官能的でリアルで。
観客がほとんど女性なのに、これでいいのか?
心配になるほどだった。

アナ・ムグラリスの強烈な目力とまっすぐに伸びた姿勢が、彼女の自立心と、孤独と、強さを示している。
ベストの配役だろうな。
現代のシャネルのモデルである彼女の着こなすドレスや洋服のエレガントなこと。
有名なブラックスーツは言うに及ばず、白のスーツ、香りの街グラースを訪れた時のスーツ、バレエ公演のときのドレスなど、まさにシャネルの美、そのものだった。

クラシック愛好家としては、歴史的大事件「ストラヴィンスキーの「春の祭典」初演」をフィルムに再現してもらったのが、なにより。
すぐれた作曲家は、みんな演奏家から演奏不可能だとか、初演不評だとか大変な思いをしている。
そんな様子を目の当たりにすると、やはり大事に聴かなきゃ済まないな、と殊勝な気持ちも。

シャネルの別荘に家族もろとも住まわせ、そこで二人が不倫という、極限的な状況。
当然うまく行くはずもなく、二人の極限的な精神状態から、有名な香水と「春の祭典」の成功が生まれた、というお話で、まあありそうな話ではある。
間に挟まった、ストラヴィンスキーの奥さんは実に気の毒だが、凛として気丈に振舞う姿もまた素晴らしかった。

彼女の家は、彼女の作品でもある。
夫婦の部屋にとあてがわれた部屋に、自分の布を飾った奥さんの気持ちがよくわかる。
それでも、追い詰めるように自分の作品をプレゼントするシャネル。
こういう彼女でないと、彼女の事業も成功しなかったはず。

芸術作品に何が必要か知っている奥さんには、あのシャネルの作品としてのプレゼントは、屈辱的なプレゼントだったはずだ。
それを分かった上で、自分の才能と、女としての優越感を見せつけたシャネル。
強くて気性の激しい女。でもその強さと激しさが、私には逆に寂しげに映った。

奥さんも、賢い人だ。
決して騒ぎ立てず、夫にも、たった一言、色んな意味を含んだ深い言葉をつぶやく。
「怖いの。ある朝起きると・・・」
これに続く言葉は、全く想像できないもので印象的だった。

昼ドラ並みの展開は、ハラハラと楽しませてくれた。
結局は、愛に溺れず、自立した芸術家として、作品を作り上げるシャネル。
彼女の最後の決断も、まさに大人の女。


2/6 鎌倉

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昨日、鎌倉に行ってきました。
カミさんが、母親の介護から一日開放されるというので、カミさんの希望で鎌倉に。
北鎌倉に11時半に着いたので、まずは昼食。

インターネットで調べておいた「近為 北鎌倉店」に行ってみると、空いていてOK。
京都の老舗の漬物屋さんが出しているお茶漬けのお店。
お茶漬けといっても、梅ワインからはじまって、デザートまでのコースになっている。
漬物と魚の粕漬けが美味しくしくて、大満足。
仕事で京都に出張するたび、漬物は買ってくるが、3品くらい。
それが、一気に10種類出てきて、どうぞというわけだから、たまらない。

店内は、洒落た感じ。
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お料理の感じ(お店のカタログから)
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まず向かったのが「名月院」
ここは、梅も少なく、今の季節には見所は無いようなものだったが、行ってみたらそれでも収穫はあった。

方丈の有名な丸窓
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境内の北条時頼の墓の近くに白梅がちらほらと咲いていた。
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次いで、行ったのが東慶寺。
ここは梅の名所。
まだ早いので、せいぜい2分咲きといったところか。
それでも、綺麗な梅の花と、梅の香りは楽しめた。
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ふと見ると、梅の木の根元に福寿草が。
いかにも春らしい風情だ。
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カミさんが、今日のコースでたった1ケ所だけリクエストしたのは東慶寺で、以前来た時に売っていた花活けのポストカードが欲しかったらしい。
残念ながら、それは無くて、花活けの写真は高い写真集があっただけ。
それでも、この寺らしいレターセットなどで気に入ったものがあったようで良かった。

私が購入したポストイット(笑)
鬼というにはあまりにユーモラスで気に入った。
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北鎌倉の駅に戻って、鎌倉の友人(大学の同級生)に電話すると、既に鎌倉駅の近くでコーヒー飲んで待ってるとのこと。
大急ぎで電車に乗る。
と言っても、電車は時間通りに来てくれなくて9分遅れで来る始末(汗)

鎌倉駅で、友人が奥さまと一緒に待っていてくれた。
友だちとは、ありがたいものである。

4人でブラブラと、小町通りから鶴が岡八幡宮を通って、梅の名所だという「荏柄天神」に向かう。
友人のお宅が二階堂で、鎌倉宮の奥なので、鎌倉でテニスした後は、そこから駅までブラブラ歩くが、そのときにいつも荏柄天神の前を通る。
いつも素通りしていたが、今日は梅の見物がてらお参りというわけだ。

ここは、前もってお願いしておくと、受験日の朝にご祈祷をしてくれるそうだ。
もう我が家は、娘二人とも大学を卒業してしまったので、そういう話には縁が無くなってしまったが、いまは受験の真っ最中で大変なご家庭も多いだろう。

受験生だろうか。
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本殿の前に紅梅と白梅が咲いている。
ここの梅は、鎌倉で一番早く咲き、正月から咲いているものがあるとか。
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おみくじにも、受験生は一喜一憂していることだろう。
見事に明暗が分かれていた(笑)
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銀杏の大木があり、葉が無いため、幹の見事さが際立っていた。
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荏柄天神の後、連れて行ってもらったのが、「茜草屋」さんという珈琲店。
ここも、テニスの後、いつも前を通るので、コーヒーが美味しそうだなと、目をつけていたのだ。

メニューはコーヒーと紅茶、2種類のケーキだけという、シンプルなスタイルを30年以上守り続けているとのこと。
ご主人が釣りと山を愛する方で、私の友人の遊び仲間だという。
ロッククライミングの世界では有名な方らしいが、とても気さくな方でほんとに楽しくお話をさせていただいた。
私が富山に縁があると聞き、立山だとか剣岳だとか、はては大門そうめんの話まで。
お店のご主人ご夫婦と、とても楽しい団欒のひと時を過ごさせていただいた。

最後にバスに乗るのに飛び出したので、お店の写真を撮れなくて、ネットで探して手に入れた。
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お店を紹介しているサイトがあったので、紹介しておきます。
お店の紹介記事



夕食は駅のそばなので、駅に向かわなきゃいけないが、いつもは私等は歩いていくのだが、今日はか弱き(?)女性が二人いるので、バスで行こうかということになる。
お店のご主人いわく、お店の前をバスが通るので、鎌倉宮行きのバスが前を通ったら、それっとここを出ていけば鎌倉宮のところで折り返す駅行きのバスにうまく間に合うと(笑)
お目当てのバスが来たので、それっと飛び出して乗って駅まで出た。


友人が予約しておいてくれたお店で、4人で食事。
料理もお酒も美味しく、話も楽しく、とても気持のいい団欒が持てた。
持つべきものは、良い友人である。
とても気持ちよく、鎌倉の良さを満喫した一日だった。

花巻・鹿(しし)踊り/宮沢賢治ゆかり

20100201

花巻駅に戻り、昼食をとったら、違う路線のバスで新幹線新花巻駅近くにある「宮沢賢治記念館」に行こうと思っていた。
ところが駅でバスから降りたら、こんな垂れ幕を眼にした。
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なにいっ、鹿(しし)踊り!!
以前から、この踊りは見たいと思っていた。

う~~む。これは観ねばなるまい。
祭りというのは、年に一度しかないため、なかなか見ることが難しい。
これから廻ろうと思っている旧跡というのは、逃げては行かない。
またのチャンスは、いくらでもある。

というわけで、この踊りが始まるまで時間つぶしだ。
駅の近くでお昼を食べて、まだもうちょっと時間があるのでコーヒーブレーク。
と、探し当てた喫茶店に入った。
カウンターにお客さんが一人。
カウンターの中に主人が居て、二人で談笑していた。

私はテーブル席に坐った。
他にお客は無し。

カウンターのお客さんは常連さんらしく、そのお客さんが持ってきたお芋を二人で食べはじめた。
その時である。
カウンターの主人が、私のところにやってきて、
「よかったら、お芋を食べてください」と。
びっくりしたが、いただいた。
美味しかった。

なんと、暖かいことか。
東京近辺の、コーヒー店でこんなことがあるだろうか。
見ず知らずのはじめてのお客さんにですよ。
お客さんの方からして、放っておいてくれ、という客が多いのだから。

岩手の人は、温かい。

で、鹿(しし)踊り。
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これはまた、高校生がやってくれたのだ。
郷土芸能を大事にしているんだ。
着替えから観察させてもらってしまった(笑)

なかなか楽しかった。
これは、別のカテゴリーのところで紹介済みです。

その記事を読む
プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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