鹿子(しし)舞/狭山市・八幡神社

20120917

この八幡神社は鎌倉街道沿いにあり、新田義貞が鎌倉に攻め上がるとき、この神社に参拝し、「新田義貞駒つなぎの松」が残っています。

この鹿子舞は、埼玉県内全域で行われている一人立ち獅子舞のひとつであり、太鼓を叩きながら三人一組になって踊る三匹獅子舞のかたちをとっています。
土日の両日にわたり、鹿子舞の一行が地区内にある神社・寺院をまわって、舞いを奉納しながらねり歩きます。
土曜日は、12時に八幡神社を出発、「天満天神社」、「水神社」、「子の神社」、「清水八幡」、「諏訪神社」、「長栄寺」と廻り、17時ころ終了。
日曜は、12時に八幡神社を出発、「旭愛宕社」、「峰愛宕社」、「白山神社」、「八幡神社」の順です。

八幡神社で舞うのは日曜だけなので、この日に行くとして、調べてみると峰愛宕社は遠く離れているので、峰愛宕社から白山神社はタクシーで移動とか。置いてけぼりを食うので、白山神社で待ち構えて、白山神社と八幡神社で舞を見ることにしました。

「鹿子舞」は、昔は「獅子舞」と書かれておりましたが、明治時代の初め、同社の別当寺(神仏分離以前に神社に設けられた寺院)であった成円寺を獅子舞の一行が出発したところ、維新政府の神仏分離政策により獅子は仏教に属すものとしてとがめを受けました。このとき土地の機転者が、「私のところは獅子でなく鹿子である。鹿は神の使いである」といって禁を免れたというもので、それ以来、鹿子舞と書くようになったとのことです。

白山神社では境内が狭いため、お囃子と獅子舞の人たち、関係者しか入れず、見物人は道路からの見物となりました。
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白山神社から八幡神社に向かう行列。
金棒を先頭に、神官、氏子、山伏、花笠、歌役、笛役、天狗、世話人、そして3頭の鹿子と続きます。
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山伏役の人が、ほら貝を吹きながら行きます。なかなか見事に吹いていました。
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八幡神社に到着。急な石段を上がります。
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鹿子は、石段の途中で、草鞋を履き替え、服装を整え、「砂糖水」を飲んで、お浄めをして鹿子舞に備えます。
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お囃子の笛。あと唄と、ささら、鹿子の太鼓で行います。
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3匹の獅子は、女獅子(金の獅子)をめぐって 若い獅子(赤い獅子)と年上の渋い獅子(黒い獅子)が争います。
それに天狗がちょっかいを出す。
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鹿子の袴はかまを見るとヘビの鱗うろこ模様が染め抜かれていますが、これは雨乞あまごいや五穀豊饒を祈願したためと考えられています。

これだと鹿だと言い張れそうな感じもしますね(笑)
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舞いには「竿がかり」と「花すい」があります。
四隅に花笠が立ち、真ん中に竿が渡されます。
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花笠の中に少女が入って、ささらを演奏しています。
花笠が重いのでしょう、介添え役の人が花笠を支えています。
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竿は、障害の壁を表していて、女獅子に会いに行くのに穴を掘ってくぐって行きます。
若い獅子(赤)が挑戦。
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見事くぐり抜けて、女獅子(金)とイチャイチャ
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年寄りの獅子(黒)も挑戦しますが、うまくいかず、二度三度と挑戦します。
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やれやれ、やっとくぐったわい(汗)
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年寄りの獅子(黒)が、女獅子(金)と若い獅子(赤)の間に割って入り、邪魔をします。
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舞が長いのと、暑さで、途中で休憩が入ります(笑)
水を飲ませてもらったり、
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うちわであおいでもらったり。
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この鹿子舞の特徴は、「各盞(かくさん)の儀」と呼ばれる儀式が伝承されているところにあります。これは奉納舞をはじめる前と終わりに行うもので、「来年の同月同日の何時まで」と次回の儀式が必ず行われるように約束することをいいます。


舞が終了。ささら役の少女が獅子と記念撮影。一頭の獅子は後ろでぐったりしています(笑)
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見学に来ていたボーイスカウトの皆さんも記念撮影。
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ずいぶんと長い舞なので、驚きました。
いま、どういう舞をしているかをマイクで解説をしてくれたので、判りやすくて良かったですね。
満足しました。

(了)

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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

中々、面白そうですね。それほど見物人はいないみたいですので、写真や映像も結構撮れそうですね。

数年前に知ったのですが、四季歩さんも書かれている通り、埼玉県って獅子舞が盛んなのだそうですね。以前、奥武蔵に行った時、バスの中での案内放送で、本日は○○神社の祭りで獅子舞がまわるようなことを言っていましたし、また、その時、顔振峠と越上山の間の「諏訪神社」で、「笹がかりの舞」と言う獅子3頭とバンカラ学生風の衣装を着た4名による踊りを観たことを思い出しました。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
全体のことはわかりませんが、私の市で
文化財に指定されているのは、この獅子舞を
含めて3つだと思います。
顔振峠の近くの山間の獅子舞というのは、
貴重なものを見ましたね。
そういうところのが、いいんですよね。
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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