白波五人男/浅草・伝法院通り

20121105

11月3日に浅草寺に「金龍の舞」、「白鷺の舞」を撮りに行ったわけですが、その前に伝法院通りに設置してある「白波五人男」の写真をちゃんと撮ってなかったので、この際にと撮ってきました。

歌舞伎で有名な白波五人男勢ぞろいの場は、歌舞伎狂言作者・河竹黙阿弥が書いた『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』の二幕目第三場「稲瀬川勢揃いの場」です。

河竹黙阿弥が、ここ浅草の「伝法院通り」あたりに住んでいたそうです。

「問われて名乗るも おこがましいが・・・」

まずは首領の「日本駄右衛門」ですね。
道の真ん中に頑張ってます。
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「産まれは遠州浜松在、十四の年から親に放れ、身の生業も白浪の、沖を越えたる夜働き、盗みはすれど非道はせず、人に情けを掛川から金谷をかけて宿々で、義賊と噂、高札に、廻る配符のたらい越し、危ねぇその身の境界も、もはや四十に人間の、定めは僅か五十年、六十余州に隠れのねぇ、賊徒の首領 日本駄右衛門~~」


次が、「弁天小僧菊之助」
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「さて其の次は、江の島の岩本院の稚児あがり、ふだん着馴れし振袖から、髷(まげ)も島田に由比ケ浜、打ち込む浪にしっぽりと、女に化けた美人局(つつもたせ)、油断のならぬ小娘も、小袋坂に身の破れ、悪い浮名もたつの口、土の牢へも二度三度、だんだん越える鳥居数、八幡様の氏子にて鎌倉無宿と肩書も、島に育って其名さえ、弁天小僧菊之助~~」

その反対側に、綱を握って壁を軽々とよじ登る姿で登場。
「忠信利平」です。
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「続いて次に控えしは、月の武蔵の江戸育ち、ガキの頃から手癖が悪く、抜け参りからぐれ出して、旅を稼ぎに西国を、廻って首尾も吉野山、まぶな仕事も大峰に、足を止めたる奈良の京、碁打といって寺々や、豪家へ入込み盗んだる、金が御嶽の罪科は、蹴抜の塔の二重三重、重なる悪事に高飛びなし、後を隠せし判官の、御名前騙りの、忠信利平~」

次いで、こんな所に涼しい顔で腰掛けてます(笑)
「赤星十三郎」ですね。
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「またその次に連なるは、以前は武家の中小姓、故主のために切取も、鈍き刃の腰越も、砥上ケ原に身の錆を、磨ぎ直しても、抜きかねる、盗み心の深緑、柳の都谷七郷、花水橋の切取から、今牛若と名も高く、忍ぶ姿も人の目に、月影ケ谷・神輿ケ嶽、今日ぞ命の明け方に、消ゆる間近き星月夜、其名も赤星十三郎~」

最後の一人は、ベランダ越しというのが何とも・・・(笑)
「南郷力丸」でした。
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「さてどんじりに控えしは、汐風荒き小ゆるぎの、磯馴の松の曲がりなり、人となったる浜育ち、仁義の道も白川の、夜船へ乗込む船盗人、波にきらめく稲妻の、白刃に脅す人殺し、背負って立たれぬ罪科は、其身に重き虎ヶ石、悪事千里と云うからは、どうで終いは木の空と、覚悟は予て鴫立沢、しかし哀れは身に知らぬ、念仏嫌えな、南郷力丸~」

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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

地面にあるのは知っていましたが、まさか、建物の所にあるのは初めて知りました。私の場合、浅草って、知っているようで意外に知らないことが多いです。

私にとって、浅草って、浅草名所七福神、中古カメラに早田カメラ店、そして、台東区中央図書館ってところでしょうか。

matsumo さん

コメントありがとうございます。
浅草は奥が深いですよね。
いまは浅草とか深川とかにハマッていますね。
どこに行っても楽しいです。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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