麒麟の翼

20130106

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3日にTBSで放送されたこの映画を録画していて、観た。
吃驚した。
明日日本橋七福神めぐりをするのだが、この映画でその日本橋七福神がキーワードとなる舞台となっているではないか。
なんというタイミング!!
これで、明日の七福神めぐりが一段と楽しくなった。

『麒麟の翼』は、東野圭吾の推理小説。
舞台は『新参者』と同じ日本橋。ここには五街道の起点であることから、「ここから羽ばたく」という意味を込め橋の中央に大きな翼を持った麒麟の像が設置されている。表題の「麒麟の翼」とはこの麒麟像を示すもので、物語における重要な意味をあらわしている。

あらすじ:
夜の日本橋。
寒い夜のこと。日本橋の欄干にもたれかかる男を巡査が目撃する。男の胸にはナイフが刺さっていた。どうやら男は死にかけた状態でここまで歩いてきて、力つきたようだ。その後、男は病院で死亡してしまう。

加賀恭一郎(阿部寛)と松宮脩平(溝端淳平)(シリーズものでお馴染みの刑事の凸凹コンビ)も参画して事件の捜査が始まる。その中、事件直後に若い不審な男が現場から逃走中にトラックにはねられ、昏睡状態に陥っていることが分かった。「彼が人殺しをするはずがない」と否定する恋人中原香織(新垣結衣)。しかし、彼の持ち物からは被害者が持っていた財布と書類鞄が発見される。そして、被害者とのある関係が浮上したことから、警察は不審な男を犯人と断定し裏付け捜査を進めてしまう。

一方、被害者が部長を務めていた会社で「労災隠し」が発覚し、その責任が被害者にあることが公になる。このことで被害者家族は一転して世間・学校からのバッシングにさらされてしまう。

果たして、若い男は真犯人なのか。被害者はなぜ瀕死の状態で日本橋まで歩いてきたのか。加賀と松宮はその真相に挑む。

加賀と松宮が聞き込みをしているなかで、被害者が日本橋七福神めぐりをしていたのではないかいうことが判明する。被害者が水天宮のお賽銭箱の上に、何回も100羽の折鶴を置いて写真を撮っていたこともわかった。
いったい、これは事件とどんな関係があるのか?
水天宮には、どんな御利益があるのか?

日本橋の麒麟像の下に中原香織(新垣結衣)と共にやって来た加賀恭一郎(阿部寛)は、像を見上げて彼女にこう説明する。
「これ知っていますか。麒麟です。本来は翼がないんです。でも、ここは日本の道のスタート地点。この翼は、ここから日本中に飛び立っていけるという願いを籠めて造られたそうです」

この新しい日本橋を設計したのが、幕臣であった妻木頼黄(よりなか)という人。
東京駅などを手掛けた辰野金吾、赤坂離宮を代表作とする片山東熊と共に、明治期の建築界の3大巨匠の1人だそうです。
妻木氏は、新しい日本橋を設計するに当たって、江戸への愛を籠めて和洋折衷の様式を採用し、その橋のモニュメントとして配置した麒麟像にも同様の工夫を加えた。麒麟は、東洋の想像上の生き物で、本来は翼を持っていません。
妻木氏は、これに西洋のペガサスのような翼を付けました。
その意味は、この橋から全国に旅立つ人たちの安全や飛躍を願ったものでしょう。
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私も以前日本橋を記事にしたことがありますが、その時にこの麒麟像についてはビックリしました。
「なんだ、これは!!」と(笑)
その時の記事
http://tamtom.blog44.fc2.com/blog-entry-836.html

だから、以前にこの映画が公開されたとき、テレビで流されたこの映画のCMがこの麒麟像が登場するものだったので、この映画を見たかったのだが、観そびれてしまっていた。

この映画からの教訓は、加賀が被害者の息子の高校時代の教師糸川肇(劇団ひとり)に云った言葉。
「最初に間違ったことを教えると、何度も同じ間違いを繰り返すんだよ」
その時は、何を云われているか判らなかった教師だが、事件の全貌が明らかになった時、崩れ落ちる教師。
何か事故とか事件があったとき、当面はつらいけれども、真実を明らかにしていれば、それ以上の不幸の連鎖は食い止められる。
それを隠してしまうと、当座はうまくいったとしても、その後の判断基準がどうしても事実を隠す方に行ってしまい、結果的にはもっと大きな不幸が起きることになる。

私にとっては、被害者である父親の姿が悲しくて、泣けて仕方がなかった。

キャスト:
加賀恭一郎 - 阿部寛
中原香織 - 新垣結衣
松宮脩平 - 溝端淳平
青柳悠人 - 松坂桃李
吉永友之 - 菅田将暉
杉野達也 - 山﨑賢人
横田省吾 - 柄本時生
青柳遥香 - 竹富聖花
青柳史子 - 相築あきこ
黒沢翔太 - 聖也
青山亜美 - 黒木メイサ(友情出演)
加賀隆正 - 山崎努(特別出演)
八島冬樹 - 三浦貴大
糸川肇 - 劇団ひとり
吉永美重子 - 秋山菜津子
小竹由紀夫 - 鶴見辰吾
小林 - 松重豊
金森登紀子 - 田中麗奈
青柳武明 - 中井貴一


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

これ、私もTVにて観ました。最も驚いたことは表題の「麒麟」が「日本橋」の橋の欄干の銅像であったことです。私はこの映画が公開された時からずっと、この「麒麟」とは、中央通りと東京駅中央口からの大通りの交差点のビルと言うか、東京駅地下街に入る階段の所にある大きな「キリン」像のことだと思っていましたので、まさか、想像の動物である「麒麟」の像のことを言っているとは思ってもみませんでした。

あ、話の方はTVドラマではなく映画なのですから、もっと、派手な方が良いのではと思いましたが。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
やはりご覧になりましたか。
中央通りと東京駅中央口からの大通りの交差点にあるもの、
私は知りませんでした。
こんど行った時、見てみます。

たしかに、出ている顔ぶれは実に豪華なのですが、
TVドラマの延長といった感じでしたね(笑)
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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