鎌倉街道散歩/高崎から(3)

20130414

11日に歩いた鎌倉街道の続きです。
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琴平神社参道の荘厳寺前で右に入る細い道があります。これが鎌倉街道だといわれています。
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ちょっと歩くと新幹線の高架にぶつかります。
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どうなるのかな、と近づいてみるとちょっと横にずれたところに道があります。
それを渡ると、さきほどの道とつながる方向に道が延びている。
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少し歩いたところに道祖神があります。

僧形道祖神

右の道が、いま歩いてきた鎌倉街道。
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天保4(1833)建立で、僧形の男女が雲の上に乗っている。「天孫降臨型」と呼ばれる、地方では非常に珍しいもの。
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双体道祖神には珍しく、並んで立っているだけのおとなしいものです。
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そこから更に歩いて行くと、少し先に「秩父巡礼の道しるべ」があります。

秩父巡礼の道しるべ

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馬頭観音があり、台座に「左 婦ぢおか ちちぶミち 右 たかさき」と彫られているそうです。
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「左 婦ぢおか ちちぶミち」は、右から彫られているのが読み取れます。
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傍にあるのが猿田彦と資料にありますが、「馬頭観世音」という文字がうっすらと読めます。
模様が刻んでありますが、何だかよくわからない。これが猿田彦なのかな?
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再び、鎌倉街道を歩いて行きます。
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「天満宮入り口」という小さな標柱があったので、寄ってみます。
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太天神天満宮

書かれている説明によると、謡曲「鉢の木」で有名な佐野源左衛門常世が創建したとの伝承のお宮でした。
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入ってすぐのところに、小さい双体道祖神がありました。かなり磨滅していますが、辛うじて手をつないでいるのがわかります。
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社額
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中には、石祠が納められていました。
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社の後ろに、いろいろな石仏が並べられていましたが、やはり「秩父巡礼の道しるべ」の馬頭観音がありました。
台座の右端に「右 やまな ふぢおか ちゝ婦」と彫られています。
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ここから少し歩きますが、万葉歌碑「佐野の舟橋歌碑」があります。
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佐野の舟橋歌碑

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歌碑に刻まれた文字はすっかり薄れていて読めません。
裏面には、文政十年(1827)建立とあります。

「かみつけの 佐野のふなはし とりはなち 親はさくれど わはさかるがへ」

昔、この辺りに、舟を並べて橋にした「舟橋」というのがありました。
この「佐野の舟橋」には、こんな悲しい伝説があります。
烏川を挟んで、東の佐野には「朝日の長者」と呼ばれた飯野主馬、西の片岡には「夕日の長者」と呼ばれた片岡民部という者がいました。
朝日の長者には那美(なみ)という娘、夕日の長者には小次郎という息子がいます。若い男女は、いつしか親の目を忍んで夜毎に逢引きをするような仲となりますが、それを知った親は二人が会えなくしようと、橋の板を何枚か外してしまいます。それとは知らず、いつもの通り闇夜の逢引きに来た二人は、足を踏み外して川の中へ。
翌日の川下で、しっかりと抱き合ったままの二人の死体が発見されました。
碑に刻まれている歌は、この伝説を詠った万葉歌だそうです。

万葉集が編纂されたのは奈良時代の759年頃だそうですから、佐野の舟橋の悲恋物語は少なくともそれ以前から語り継がれていたものですね。

ほかには、お地蔵さまと道祖神が置かれています。
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「佐野の舟橋」は、葛飾北斎の「諸国名橋奇覧」の中に、その姿が描かれていまから、有名な橋だったわけですね。
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碑のすぐ西方に今も木橋が架かっているということで、見にいきます。
この道も鎌倉街道の一つです。
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たしかに木橋です。すごい。
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豪雨などで度々流されますが、その度に木橋で架けられてきたそうです。
近年、当然ながら脚部のみ鉄製となっています。
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歩いて行くと、とても気持ちのいい風も吹いていて、最高ですね。
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のどかに釣りを楽しんでいる人もいました。
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すぐ近くにある「常世神社」から、次回の記事とします。



鎌倉街道散歩/高崎から(4)に移動するには、下記クリック
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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

馬頭観音とか、道祖神、あるいは、大権現とか、やはり、文字だけのものより、像の方がいいですね。私の場合は、写真を撮るのが目的ですので、文字だけだとガッカリします。

それにしても、やはり、双体道祖神はいいですね!

matsumo さん

コメントありがとうございます。
そうなんですよね。
私も写真が主ですから、像が欲しいです。

道祖神なんですが、私の住んでいる狭山市には、
まったくありません。
だから、鎌倉街道のどこまで道祖神があるのか、
追及しようというのが一つの目的になっています。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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