ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

20130715

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ヴァイオリン:アンネ=ゾフィー・ムター
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管絃楽団
録音:1981年9月、ベルリン

いま読んでいる本に、こんなことが書いてあった。
ブラームスは、その音楽と同じようにセンチメンタルな面が強かったが、私も敬愛する朝比奈隆はこう言っていたそうだ。
「センチメンタルというのは少しも悪いことではない。それが分かるのは円熟した男性だけだ」
それを読んで嬉しくなった。

この盤にかぎっていえば、ヴァイオリンがそんなに目立ってはいない。
実質的には交響曲ですよね、これは
曲自体が重厚で、そして分厚い華麗な旋律。

ムターが18歳の時の演奏です。 ムターは13歳からカラヤン指揮で演奏している。
だから安心してカラヤンにまかせて伸び伸びと演奏したのに間違いない。
もちろんヴァイオリンの音は素晴らしいのだけれど、バックのベルリンフィルが凄い!

堂々たる開始。
大河のようなゆとりを持った勢いで流れ出す音楽。
冒頭10数秒後のオーボエから、際立っている演奏。
そして、もちろん第二楽章。サラサーテがこの作品の出版譜をブラームスから贈られながら、それでも演奏しない理由として「オーボエが旋律を奏でて聴衆を魅了しているというのに、自分がヴァイオリンを持ってぼんやりそれを眺めていることに我慢がならない」と語ったと言われる魅惑的な旋律である。
ブラームスは本当にオーボエをうまく使っているなぁと、思いますね。

この作品を聴いたシベリウスは、その交響的な響きに衝撃を受け、自作のヴァイオリン協奏曲を全面的に改訂するきっかけとなったという話しがうなずける。

この曲を聴きたいな、と取り出すのは、そこに一種の郷愁の味わいがあるから。
一抹の憂いを帯びた味わいがあるから。


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

この曲の第2楽章の冒頭、素晴らしいですよね。私も大好きです。

私の場合、どちらかと言うと「アンチ・カラヤン」でしたので(カラヤン指揮の「バラの騎士」や「蝶々夫人」等のオペラの録音は大好きですが)、上記の録音は持っていませんが、この録音は発売当時から評判になっていたことを思い出しました。

そう言えば、シベリウスのバイオリン協奏曲、本日(7/15)のコンサートで聴いたばかりです。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
私も、そんなには好きではありません、カラヤン(笑)

でも、確かに音源としては、良いものが多いですよね。

協奏曲の場合は、独奏者中心なので、

カラヤンでも、まあいいかっ・・・・・なんて(笑)
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写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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