ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲

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指揮:イルジー・コウト
管弦楽:NHK交響楽団
バイオリン:ヴェロニカ・エーベルレ
2008年11月21日 NHKホール

ドヴォルザークは前年の1878年にヨーゼフ・ヨアヒムと出逢い、協奏曲の作曲を思い立つ。したがって作品はヨアヒムに献呈されたが、彼はこの作品に疑念を抱いていた。第1楽章において、オーケストラのトゥッティのぶっきらぼうな削減に反感を覚えたためとか、あるいは再現部を切り詰めてそのまま緩徐楽章に進むことに好感を覚えなかったためだと言われる。また、終楽章における執拗な反復にも狼狽したようだ。いずれにせよヨアヒムは実際にこの作品を演奏したことはなかったものの、この作品について大っぴらな発言をすることはなく、代わりにただ独奏パートの校訂を要望しただけだった。

楽曲は、古典的な急-緩-急の3楽章構成に則っている。今日になって漸くこの作品の独創性が認められるようになってきた。わけても第2楽章の美しい抒情性が名高い。

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ヴァイオリンソロのヴェロニカ・エーベルレは、10歳でソリスト・デビューしてすでにドイツでは「コンサート優勝で箔をつける必要は無い」なんて言われているらしい。「ムター以来」とも言われるとか。
当時まだ19歳という、ドイツ生まれの若いヴァイオリニスト。いまもミュンヘン音大でアナ・チュマチェンコ先生のクラスで勉強中だとか。
聴いた印象は非常に厚みのある「美音」の持ち主。
非常にオーソドックスな演奏で、低音域が伸びやかなドヴォルザークの曲をしっかりと演奏していた。
なによりも、こんなに美人だったら、いつでも聴いていたい。いや、演奏を見ていたい(笑)
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ドヴォルザークでコンチェルト、と言えば一にも二にもロ短調のチェロ協奏曲を指すほど有名ですが、しかしこのヴァイオリン協奏曲もとてもいいと思う。
このヴァイオリン協奏曲は、チェロ協奏曲と同じ種類の魅力を抱えている。それはつまり濃厚な民族情緒であり、独奏ヴァイオリンの名人技であり、耳馴染みの良いメロディの豊富さであり、コンチェルトとしての面白さが不足なく詰まっている。

ソロバイオリンとオーケストラのバランスがいいですね。ソロからオケにきれいな旋律が引き継がれていき、時にはソロの音にオケの音が柔らかく、暖かく覆いかぶさっていく。N響らしいですよね。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

ドボルザークのバイオリン協奏曲ですか、私にはピンと来ない曲で、持っているCDも3枚のみです。それにしても、献呈しても演奏してくれなければ、ガッカリですよね。

ヴェロニカ・エーベルレと言う名前は初めて聴きましたが、ヴェロニカと言えば、私にとっては米国のTVドラマ「ベロニカ・マーズ」と、映画「娼婦ヴェロニカ」ですね。

そう言えば、コンサートには双眼鏡は必須ですよ(笑) 若い女性独奏家の場合は勿論、オケにも綺麗な女性がいることがありますし。以前の東京都交響楽団の第1バイオリンに非常に綺麗な奏者がいたことを思い出しました。



matsumoさん

コメントありがとうございます。
さすがですね。
「ヴェロニカ」から、二つの映画が出てくるなんて、
脱帽ですね(笑)

演奏会の生は、その雰囲気がなんともいえないし、
テレビなどの映像付きのものは、演奏者をおそらく
かぶりつきで見ているよりも近く見えるので、
捨てがたいと思っていましたが。
さすが、matsumoさん。双眼鏡ですか。
いいですねえ(笑)
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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