気多大社(能登國一之宮)/石川県羽咋市

20131008

10月の5~7日に、用事があり帰省しましたが、5日に用事は済み、6日(日)にここを訪れました。
昔、北陸に住んでいた頃はよくこの辺にドライブに行きました。
「なぎさドライブウエィ」、当社など、それから能登金剛・巌門あたりで遊ぶか、七尾湾に出て能登島などで遊ぶか、ちょうど日帰りのドライブコースにはうってつけでした。
気多大社も4、5度目くらいになると思います。
当社は、下図で赤の矢印のところです。
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社号標
式内社「能登國羽咋郡 気多神社」、名神大、能登國一宮、 旧國幣大社
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鳥居は両部式で、大きく素木の仕上げです。
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社額
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鳥居を入るとすぐに、古札納め所があったのですが、きちんと神棚が備えてあります。
きちんとしてるなあ、と思っていたら若いカップルが古いお守りを納めていました。
う~~ん、若いのにエライ!!
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「氣」の字の張り紙がきになったのですが、この字が当社のシンボルらしく、至る所で目にしました。
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鳥居から神門までの参道は、開放的で気持ちよかった。神門の向こうに「入らずの森」が広がっています。
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狛犬が揃って上を向いていて、顔がよくわからん(笑)
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手水舎
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境内の灌木も根上りがすごいです。浜風が強いのでしょうね。
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神門の前の一対の石灯篭が背が高く立派でした。
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神門
天正12年建立の檜皮葺き、切り妻造りの四脚門。国の重要文化財です。
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当社は、どこも全く塗られていないで素木が質実剛健な感じでいいですね。
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神門から拝殿を
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拝殿
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御祭神は大己貴命。
本殿後方は、「入らずの森」と呼ばれる一万坪の社叢で、国指定天然記念物であり、一般の立ち入りは禁止されている。その「入らずの森」に、奥宮が鎮座し、素盞嗚尊と奇稲田姫命が祀られています。
年に一回大晦日に宮司等神職により清掃のため立ち入るだけです。
また、この森には、三基の円墳があるそうです。

古縁起によれば、人王八代孝元天皇の御宇、越中北島の魔王が鳥に化して人民を害し、鹿島路湖水には大蛇が出現して人民を苦しめていた。この時、大己貴尊が出雲より眷属を引き連れて来臨し、化鳥と大蛇を退治し、この地に垂跡したといいます。

『万葉集』に越中国司として赴任した大伴家持が参詣したときの歌が載っています。天平20年(748)、越中守大伴家持が出挙のため能登を巡行したとき気太神宮に赴き参り 海辺を行く時に作る歌一首(万葉集・4025番)

(気多神宮に参詣するため、海辺を行ったときに作った歌一首)
「志雄道(シヲジ)から 直(タダ)越え来れば 羽咋の海 朝なぎしたり 舟梶もがも」

(志雄道から まっすぐに山越えして来てみたら 羽咋の海は朝凪している 舟と梶があればよいが)
・志雄道--富山県氷見から石川県羽咋に至る古道で、能登半島基部を東西に横断していたという
なお、この歌は、家持が越中国(現富山県と石川県能登地方を含む)の国司(746--51在任)として国内巡察に出かけたとき(天平20年-748)の歌という。そのとき家持は、国府のあった伏木から氷見(以上富山県)へ出て、能登半島基部を横断して志雄へ、半島西側を北上して羽咋に至り、そこから七尾に抜けたといわれ、この歌は気多神社奉幣時の前後かと思われます。

拝殿は質実剛健です。
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神紋は「菊」ですね。
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拝殿の背後に本殿があります。拝殿と本殿は江戸時代前期、承応2年、三代藩主前田利常お抱えの名工山上善右衛門の建築です。この人は加賀の那谷寺、高岡の瑞龍寺なども手掛けています。
本殿は両流れ造りといいますが、ほとんど見えなくてわかりません。
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なんと「幸せむすびどころ」という建物がありました(笑)
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大国主神(おおくにぬしのかみ)は須世理毘売(すせりひめ)と結婚する時、須佐之男命(すさのおみこと)から幾多の試練を課せられ、それを乗り越えて結ばれたところから、そのご利益にあやかろうということでしょう。
有名なようで、若いカップルが多かったですね。

その建物の中に、なんとも古風な神輿が置かれていました。
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本殿左右に若宮神社・白山神社が鎮座しています。

左の若宮神社。祭神は事代主命です。
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右の白山神社。祭神は菊理姫命です。
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神庫附棟
校倉造りです。
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「入らずの森」入り口には、鳥居がありますが当然中には入れません。
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拝殿前の「えんむすびの松」
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幹が一度地面に着くかと思うばかりに撓んで、そこから真っ直ぐ上に伸びています。
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奉納絵馬がすごい数です。
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境内社「太玉神社」
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うっそうとした樹が、ほとんど根上りしています。
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社殿への参道
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狛犬
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社殿  祭神は太玉命。
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「縁むすび石」があって、小石がたくさん積まれていました。
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境内社「菅原神社」
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参道の両側に、びっしりと祈願の絵馬が。
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絵馬の中に「的中絵馬」というのがありました。的の絵馬と矢がセットになっていて、願いが叶うと「的中した」とお礼詣りにきて矢を指していくんですね。なかなか面白い。
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境内の石垣の蔦が、紅葉しかけていました。
今年の秋発見一号!!
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養老大黒像
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最後に当社の境内にある、折口信夫父子の歌碑を紹介します。
入り口には、能登半島特有の風よけが置かれていました。
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折口信夫の歌碑
昭和2年6月、折口が春洋ら学生を伴い初めて口能登を探訪したときに詠まれた歌です。

 「気多のむら 若葉くろずむ 時に来て
   遠海原の 音を聴きをり」

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折口信夫の弟子にして、養子となった藤井春洋の歌碑
昭和19年、春洋が金沢駐屯中に面会した師の折口を思い、詠んだものといわれています。

 「春畠に 菜の葉荒びし ほど過ぎて
   おもかげに師を さびしまむとす」

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いままでの神社巡拝リストは下記をクリック
http://www.lares.dti.ne.jp/~taka-ino/jinjyajyunpai.html





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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

いい天気だったのですね!! 都内は、雨か曇りの天気がずっと続いていて、本日(10/8)ようやく、青空が見えました。と言う訳で、地下鉄「白山駅」近くで行われた「越中おわら」とか、「大新宿まつり」とか、土日に開催されたものはほとんど行けませんでした。

さて、初めて名前を聞いた気多大社ですが、中々、良い感じの神社ですね。私の場合、能登半島は全く行ったことがありません。その内、行きたいとは思っているのですが。


matsumoさん

コメントありがとうございます。
いやあ、驚きました。
matsumoさんみたいに、行動力があって、
何処にでも行ってしまう方が能登半島は、
まだなんて(笑)

ぜひぜひ、訪ねてください。
とてもいいですよ。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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