西八朔・杉山神社 (延喜式内論社、総社六ノ宮)/神奈川県横浜市緑区

20140502

所在地:神奈川県横浜市緑区西八朔町字宮前208

昨日5月1日、個人的に取り組んでいる「武蔵国式内社めぐり」として「武蔵国都筑郡・杉山神社」にお参りした。
『続日本後紀』に「枌山神社」(すぎやまじんじゃ)とあり、延喜式神名帳には「武蔵国都筑郡唯一の官社」として杉山神社の記述がある。

しかし杉山神社は本源の所在不明。現在、横浜市内に「杉山神社」と称する神社は41社あるそうです。
そして関係者の努力で、現在の最有力候補として以下の4社があるということなので、この全てを一日で廻ることにしました。
杉山神社・神奈川県横浜市緑区西八朔町(旧郷社)
杉山神社・神奈川県横浜市都筑区中川町(旧郷社)
杉山神社・神奈川県横浜市港北区新吉田町(旧郷社)
杉山神社・神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎町(旧村社)

家を7時に出て、高田馬場、渋谷、菊名と乗り継いで、JR横浜線中山駅に降りたのが10時。
そこから歩いて、「杉山神社」に到着。お参りを始めましたが、どうもおかしい。
事前に調べた資料と境内社が違っている(汗)
慌てて、付近の住宅街の住所表示を確認すると、「西八朔町」ではない!
前夜グーグルで地図を印刷する前に、早トチリで違う場所の杉山神社を出してしまったらしい(泣)
で、本来の西八朔・杉山神社の地図が無いので、途方に暮れたが、こうなりゃ住所は分かっているので人に聞きつつたどり着くしかないと、覚悟しました(笑)
最初の人を捕まえて聞いたが、まったく要領を得ず。
そしたらクロネコヤマトの車が停まっていて、運転手の方がちょうど戻って来たのが目に入った。
飛んで行って訪ねると、「遠いですよ・・・・・・」としばし考え込んだ。
ここから中山駅に戻って、「十日市場」駅から歩くのが本当だが、歩く距離はあまり変わらず、時間はかえって余分にかかる、と説明してくれて、こういう風に歩いて行って八朔に入ったら、また人に聞いてください、と教えてくれた。
暑い中、せっせと歩いて、途中で二人の方に聞いて30分で、ようやく本来の当社にたどり着きました(嬉)
本当にスムーズに着いて良かった。クロネコヤマトさんに大感謝です。

社号標
社格等:式内小社、郷社
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参道を少し進むと、道が交差していて、そこから丘に登る石段があります。
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途中に、手水舎。
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自然石の綺麗な手水鉢です。
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木製の両部鳥居。
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鳥居をくぐると、当社の由来を書いた碑があります。
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西八朔杉山神社が続日本後紀のそれであると説いた、幕末に大國魂神社の宮司であった猿渡盛章氏の文章でした。
ここで、杉山神社は武蔵国の総社大國魂神社の六ノ宮であることが説明されていました。
六所宮武蔵国の総社、大國魂神社の成立は、人皇十二代景行天皇四十一年。
一の宮小野大神、二の宮小河大神、三の宮氷川大神、四の宮秩父大神、五の宮金佐奈大神、六の宮杉山大神となっている。
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参道の反対側には「力石」
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また石段を上がります。
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上がると境内が広がっている。
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昭和16年建立の狛犬
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社殿は一段高い所に鎮座。
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入母屋造の拝殿
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普通、龍などの彫刻がある向背蟇股の彫刻が、神紋の「菊」
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社額には「延喜式内社 武蔵総社六之宮」と。
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向背柱の獅子の彫刻がいい。
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流造の本殿
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主祭神は五十猛命。
配祀は大日霊貴命(=天照大御神)、素戔嗚命、太田命
太田命は猿田彦大神の御裔で、垂仁天皇の御代に皇女倭姫命が神宮鎮祭の地を求めて諸国を巡歴された時に、太田命がお迎えして、猿田彦大神以来守護して来た五十鈴の川上の霊域を献上して、伊勢の神宮を創建申し上げた神。

神紋は「十六菊」
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資料では「社殿の左に、流造の小祠が萱葺きの変わった覆屋に納められている」とあったが、中が空の小さい建物があったのみだった。
工事中と思われる。
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右には、ちょっと上がったところに稲荷がある。
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社殿前の踏み石を押しのけてタケノコが。すごい。
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社殿の中に、本殿が。
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中に置かれているのが女神だったので、「荼枳尼天」かと最初思った。
豊川稲荷の本尊が荼枳尼天だからである。
しかし、良く見ると、荼枳尼天は狐の上に乗っているのだが、この像は蓮の上に乗っている。
ということは観音様!??
わかりません・・・・・・・
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お参りが終わって石段を下りてくると、一番下の脇に大きな樹があり、その根元に石碑があった。
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一つは、寛文4年(1664)の庚申塔。
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もう一つは、天保10年(1839)の「地神塔」。堅牢地神(けんろうじしん)を祀ったものですね。
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そして近くにこんなものがありました。
「古式消防ポンプ展示場」とあります。
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こんな説明が貼ってありました。
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置かれてあるポンプ車
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ポンプ車の装飾がすごい。「西八朔 郷社杉山神社」とあります。
このお宮が、地元で大切にされていることがわかります。
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幸いなことに、参道入り口にバス停があり、中山駅行きのバスが日中でも一時間に三本か四本あったので、それで中山駅に戻り、駅前でラーメンを食べ、昼食です。

(続き)


いままでの神社巡拝リストは下記をクリック
http://www.lares.dti.ne.jp/~taka-ino/jinjyajyunpai.html


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

おお、3時間の遠征ですか! ご苦労さまです。3時間と言えば、私の家からでしたら、京都駅に着いていますね。まあ、それだけ在来線が時間がかかると言うことですか。

神社ですが、すぐ近くに住んでいる人に聞いてもダメなことが多いですね。私も函館の七福神巡りをしている時に、どうしても探し出せなくて、家から出てきた人に聞いたのですが、わからなかったので、当時、まだ、珍しかったスマートフォンで調べてくれて、結局、そこから100m位の場所だったことを教えてもらったことがあります。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
尋ね方にもよるんでしょうけどね。
どうしても、道を歩いてきた人に聞いてしまいます。
土地の人は、こんな真昼間ブラブラしている人は
居ないでしょうからね(笑)

家を見ても、他所から入って来たんだと
思わせる家が多いですね。
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Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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