寄居・北条祭り

20140513

5月11日(日)に開催されました。私は今年で三回目の訪問となりますが、今年は歴史クラブの行事としました。
9時50分に寄居駅に到着し、駅前で祭りのチラシを入手して、行動スケジュールを決めました。
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今年から、このような各会場毎のタイムスケジュール表が配布されたので、とても分かりやすくなった。
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まずは京亭に立ち寄りました。
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「京亭」という料理旅館が解放されているのですが、浅草オペラの創始者であり、「君恋し」「祇園小唄」「唐人お吉の唄」などの作曲家「佐々紅華」がここを永住の地と定めて、自ら図を引いて建てたそうです。
それが、その後一時は某宮家の邸宅となったりしましたが、現在は「鮎の宿 京亭」となっています。
建物も庭も素晴らしいです。

今回、初めて二階に上がってみました。
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至るところに白の太いラインが目立つ、素晴らしい意匠の室内でした。
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合戦の舞台となる玉淀河原がよく見えます。
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京亭では「君恋し音楽会」を終日やっています。
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二階から下を見ると、この時は「みんなで歌おう君恋し」をやっていました。
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30分ここで時間を過ごし、玉淀河原に行きました。
参加者全員で記念写真を撮ったりしているうち、河原に特設された会場で琵琶の演奏がありました。
今年は昨年までの奏者と違って、櫻井亜木子氏です。
ここでは前段の「北条氏邦」について語りました。
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河原の各所に、武者行列のため、武者などが集まってきています。
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頃合いを見て、北条華舞台で行われる、女性邦楽ユニット「花くれない」の演奏を聴きにいきました。
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このユニットは、普段は別々に活動している演奏者がこの日のためにユニットを形成して演奏してくれるというもので、演目は「寄居小唄」、「祇園小唄」などで、とても良かった。

唄・三味線:杵屋巳織さん
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三味線:杵屋五章さん
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鼓:藤舎朱音さん
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笛:藤舎理生さん。
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続いて、楽しみにしていた琵琶の演奏です。
櫻井亜木子氏の演奏で、前段は先ほど河原で聴いた「「北条氏邦」、後段が「大福(おふく)御前」。

「大福(おふく)御前」は、一昨年ここで初演されたものです。
大福(おふく)御前というのは、北条氏邦の奥方。
鉢形城を攻撃した豊臣方の藤田信吉(上杉景勝勢の先鋒)は弟であった。講和で北条氏邦は切腹。大福御前は寄せ手の弟を介して城兵の安全を図った。このため多くの城兵の命が助けられたといわれる。彼女は城兵の後途を処置した後、北条氏邦を追って自刃する。

演奏のかたわら、櫻井さんが琵琶の構造、演奏方法などを説明してくれた。
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演奏は、琵琶が大好きな私にとって、すこぶる満足のいくものでした。
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残念なのは、炎天下で撮影を続けていたため、「電池が高温」のメッセージが出て動画の撮影が後段を出来なかったこと(泣)
ほんとに、この日は炎天下で暑かった。

いよいよ、玉淀河原での合戦の再現です。

ここには、荒川の流れを見下ろす形で「鉢形城」があったのですが、ちょっと説明しておきます。
鉢形城の歴史:
鉢形城は、蛇行する荒川の流れに削られ、切り立った岸壁の上に築かれた多くの郭を持つ城郭です。
いつ築かれたかは明らかではありません。鉢形に陣をはった平将門を追って源経基が鉢形城に入ったという記録や畠山重忠が居城したという伝説がありますが、文明8年(1476年)に長尾景春が主家の山内上杉顕定に叛いて、鉢形城に拠点を構えたのが資料として明らかな最初の出来事・長尾景春の乱です。
この乱を鎮めたのは、扇谷上杉家の家宰を務めていた太田道灌でした。荒川の上流から兵を乗せた筏を流し、岸壁の下に着いた兵士が岩の壁をよじ登り城兵を慌てさせたといいます。
長尾景春の乱が治まった後は山内上杉氏の勢力下に入りました。
しかし、天文15年(1546年)にあったとされる河越夜戦で上杉方が北条氏康に敗れると、山内上杉氏の家臣で鉢形城の城主であった藤田重利は氏康の三男氏邦を娘の大福の婿に迎え、北条氏の体制に組み込まれる事になりました。氏邦は当初長瀞町の天神山城に入りましたが、永禄3年(1560年)には鉢形城を改修し居城としました。

北條まつりについて:
鉢形城は、戦国時代、豊臣秀吉の全国制覇に最後まで抗した小田原の北条氏の配下にあり、北条早雲から三代目の氏康の三男氏邦が守っていました。守兵は3500名。
この城を攻めた豊臣秀吉軍は、前田利家・上杉景勝・島田利正、徳川家康麾下の浅野長吉、本多忠勝、鳥居元忠 らの連合軍、実に5万の兵でした。
北条方は、それに良く耐え、1ケ月の攻防戦を繰り広げたといわれます。
「北条まつり」は、これを再現しようという祭りです。

続々と部隊が入場してきて、合戦の開始を待ちます。
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まずは弓によって「清めの儀式」です。
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砲撃戦から始まりました。
火薬を、入れ子にセットして砲口から入れて火縄に火をつけるとズドン!! です。
大砲は丸太に穴を開けたものですが、けっこう派手な音と煙で迫力がありましたね。一門で30発くらいは撃ったのではないでしょうか。
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そして、槍隊による白兵戦の開始です。けっこう迫力あるものでした。
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そこ、ここで武者の斬りあいが始まります。
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当然河に落ちる熱戦も出てきます。
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いよいよ大将戦ということで、今年は初めて馬に乗って登場です。
騎馬戦を見せようということだったらしい。
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ところが馬が言う事を聞きません。そりゃそうですよね。大砲の音で正気は失っているし、合戦の訓練なんてされていませんからね(笑)
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かなり長時間の合戦となりました。この日はものすごく暑い日になったのですが、合戦に参加された方は大変ですよね。
中だるみも見られます(笑)
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合戦の最中に記念写真とか(笑)
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この暑いのに、よくぞ頑張って迫力ものの戦いを見せてくれると、感心ばかりなので、こういうのも腹なんて立ちません。なごみますね。

熱戦はなおも続き・・・・・
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見ているこちらも、疲れる程の長時間の炎天下での熱戦の頑張りはすごいものでした。
ほんとに脱帽ものでした。

最後は、講和の使者が出てきて、めでたく熱戦の終了、和睦式です。
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合戦に参加された方、ほんとにお疲れ様でした。


(了)


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

おお、今年も行かれたのですね。私も行きたいとは思いますが、都内の祭り、バラの花で精一杯で、埼玉県までは無理だと思います。

電池が熱くなってダメ、なんてことがあるのですか! 私の場合は、万が一を考えてデジカメは2台持参、また、SDカードも何枚か持参と言う体制です。

それにしても、寄居は決して大きな町とは言えないのに、よくこれだけ大規模なものをやっているのは驚きです。また、演芸の方もすごいですね。

matsumo さん

コメントありがとうございます。
スペアの電池とか、SDカードは当然持っていたのですが、
カメラとか三脚とかの熱もあるので、
止めちゃいました。
30分くらい経って、あと写真を撮ってるぶんには大丈夫でしたね。

寄居の活性なのは、程よい人口ということもあると思います。
まとまりやすい規模なんでしょうね。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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