大洗磯前神社(延喜式内社)/茨城県東茨城郡大洗町

20140630

所在地:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町

6月27日(金)に歴史クラブの「関八州式内社めぐり」で、今回から常陸国ということで、このお宮さんにお参りしました。
駐車場でバスを降りて、上に歩いていきます。一の鳥居と社号標のところはバスで通過してしまいました。
浜から上がってくる石段の上の鳥居(三の鳥居?)のところに来ました。
鳥居の向こうに太平洋が見えます。
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式内社:常陸國鹿嶋郡 大洗礒前薬師菩薩(明)神社 名神大社
旧國幣中社
由緒:
当社の創立は「文徳実録」に、斉衡3年(856)12月29日と記されており、創立年代の明確な数少ない神社である。そして翌天安元年(857)8月には官社に列せられ、更に10月には、「大洗磯前薬師菩薩明神」の神号を賜った。そして延喜の制では、式内社(明神大社)に、また明治に入ると国幣中社に列せられるという由緒ある神社である。 現在は神社本庁の別表神社である。
但し、社殿は永禄年間(1558~1570)の兵乱で悉く焼失、その後水戸藩2代光圀公が元禄3年(1690)に造営開始、3代綱篠公の享保15年(1730)再興された。爾来、歴代水戸藩主の厚い崇敬を受けた。

鳥居の次に、左右に石灯篭があります。
先の震災で傷みましたが、不思議なことに一番上の宝珠だけは何ともなかったと、案内の神職さんが話していた。
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「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌と成りて苔のむすまで」古今和歌集巻七
を刻んだ石。
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手水舎
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随神門前の狛犬。笠間焼でしょうか。
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随神門
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随神門の前に来た時に、拝殿よりちょっと離れた手前にずっと立っている女性が居た。
祝詞でもあげているのかな、と思った。
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入母屋造の拝殿。
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向拝は千鳥破風、唐破風付
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扁額は「二品親王熾仁書」と記されている。有栖川宮熾仁親王である。
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拝殿前面の彫刻
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拝殿の御幣
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祭神:
・大己貴命:大国主命 (「文徳実録」では大奈母知命)、国土を開発、殖産振興の神。
・少彦名命:(「文徳実録」では少比古奈命)医薬の祖神。万民の病を救う神。
 ※「文徳実録」によると斉衡3年(856)に両神が大洗の里に出現、「東国の人々 の難儀を救うため、この地に帰還した」と記されるが、当時の記録によると度々地震が発生、人心が動揺し国内が乱れており二神はこうした混乱を鎮め、人々を救うために降臨されたと云う意と解される。

神紋は「右三つ巴」と「菊」
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拝殿の後ろに、流れ造、茅葺の本殿。
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社殿の左右に、三つずつの末社が祀られている。
境内右手、本殿そばから、
大神宮(天照皇大神)、静神社(建葉槌命、手力雄命、高皇産霊尊、思兼神)、水天宮(天御中主神、安徳天皇、建礼門院二位尼)。
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そこからの本殿の屋根。
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境内左手、本殿そばから、
八幡宮(玉依比賣命、大帯姫命 応神天皇)、水神社(罔象女命)、大杉神社(大物主命)。
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祭神二柱が降臨したという「神磯」を見に行きます。
二の鳥居からの石段から。眼下に二の鳥居と、その向こうに大洗海岸が見える。
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石段を下に降ります。
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石段下の左右に、文化14年(1817)奉納の狛犬があります。震災の影響か、ずいぶんと傷んでいる。
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二の鳥居の真下から、下って来た石段を見る。
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高さ約13m、幅10mの二の鳥居
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二之鳥居から、車道の向かいの小道を海側へ入ると、大洗海岸に出て、海岸の磯の小島に神磯鳥居が立っている。
この小島は、当社祭神の降臨した磐座で、当社のシンボル。
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神社のパンフレットに載っていた写真が、日の出と波をいっぱいに受けている、とても良い写真だったので、転載しておきます。
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二の鳥に戻り、そこからバスに乗り次のお宮さんに向かいましたが、一の鳥居の下をくぐった時の写真。
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一の鳥居は、以前は木造の神明鳥居であったが、昭和36年鉄筋コンクリート製の明神鳥居となる。設計には「通天閣、東京タワー」の設計者である内藤多仲氏が関わる。高さ約16m、幅13m。扁額は3坪の大きさであり、じっくりと見られなかったのが残念でした。


(続く)


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

随分、海に近いところにある神社ですね。茅葺き屋根の本殿、よく、今まで残っていたものだと思います。

傷んでいる狛犬のところ、沢山の石がのっていますが、多分、御利益とかお祓いとかの意味があるのでしょうね。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
海の近くだと、ほんとに維持が大変ですよね。
昔みたいに水戸藩歴代藩主がスポンサーなら、
こういう場所でも良かったのでしょうが。

石が乗っているのは、たぶん誰かが乗せはじめたら、
続いているんでしょうね(笑)
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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