宮内庁雅楽演奏会

20141026

25日(土)に皇居にある宮内庁楽部で行われた、雅楽演奏会に行ってきました。
毎年行われていますが、ハガキによる抽選で、私は2011年に行ったものの、一昨年、昨年は落選でした。今年は忙しさにうっかりしていたら、同じ歴史クラブのYさんが応募したよと云ってきたので、私も同じ日時に応募しました。
そしたらYさんの強運に私もあずかったか、二人とも当選でした(嬉)
Yさんは一昨年、昨年は落選で、今年初めてです。

楽部の手前で、当選ハガキの本人確認、手荷物の確認がしっかりとされます。
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隣の「桃華楽堂」が見える。あの中に入りたいですね。
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楽部
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内部を二階から撮ったもの。二階から見たいのですが、二階は椅子が少なくて、今年はちょっと二階の席を確保するのには遅かった。
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今回は、横に席を取りました。三人立っているところから右に寄った位置。
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前回は正面に座ったのですが、後ろの方がまったく見えなくて、全体の様子がわからなかった反省から、今回の位置取りとなりました。

きれいな天井です。
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左右に置かれた、大太鼓(だだいこ)が迫力あります。
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今年のプログラム
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【管 絃】
参考に、パンフレットの写真を載せます。
編成は、これと同じでした。
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○盤渉調音取(ばんしきちょうのねとり)
 盤渉調は,唐楽六調子の一つで、洋楽のH音に相当する音を基音とした律旋の調子です。
 音取は、演奏に先立って奏する短い曲で、音律を整えその調子の雰囲気を作ります。笙・篳篥・笛の音頭と掲鼓そして主琵琶・主箏が奏します。

○千秋楽(せんしゅうらく)
「教訓抄」によると後三條天皇(在位1068年~1072年)の大嘗会に王監物頼吉が作曲したものと伝えられています。芝居や相撲の興行で最終日を千秋楽と称しますが,この曲が法会などの行事の最後に演奏された事によるものといわれています。

○越殿楽残楽三返(えてんらく のこりがくさんべん)
 もとは平調(ひょうじょう)の曲で,簡潔かつ優雅な旋律と端正な形式で知られており,漢の文帝(在位前180年~前157年)が作ったといわれていますが,一説には日本で作られた曲であるともいわれています。
 原曲は平調ですが,渡物(移調された曲)として黄鐘調及び盤渉調があります。
今回は盤渉調で演奏します。
 残楽三返とは,初めに全員で演奏し,二返目からは三管(笙・篳篥・笛),琵琶の音頭(主奏者)と箏全員で演奏し,曲が進むにつれて笙、そして笛の音頭と演奏を止めていき,三返目は篳篥の音頭が演奏と休止を繰り返して箏を縫うように奏した後、琵琶、箏で終わる特殊な演奏法です。

○劒氣褌脱(けんきこだつ)
 相撲(すまい)の節の猿楽にこれを用いると伝えられています。「楽家録」によると,旧記には鞨鼓は用いないと記されていますが,現在は通常の楽曲と同様の演奏形態です。
 この曲は,宮音(基音)で終わっていないので,終結の旋律を奏して終わります。

【舞 楽】
 大陸系の「舞楽」は,左方の舞(中国系)と右方の舞(朝鮮系)に大別されます。
 今回,左方は「還城楽」,右方は「蘇志摩利」を演奏します。

○左方 「還城楽」
 唐の玄宗(712~756)が国内の乱を平定し、夜半に帰城したとき、「夜半楽」とこの「還城楽」が作られたと云われている。
 またの名を「見蛇楽」、「還京楽」といい、蛇を好んで食べる西国の人が、これを見つけ捕らえて喜ぶ姿を舞にしたものといわれている。
この舞には、左方と右方の舞振りと楽曲の奏法がありますが、今回は左方の舞を演奏します。伴奏は、太食調(洋楽のE音に相当する音を基音とする調子)の曲です。
舞は一人舞で、舞人は裲襠(りょうとう)装束(袍の上に裲襠(うちかけ)をつける装束)を着て面をつけ、右手に桴を持って舞います。
まず笛と打楽器により乱序(4拍の拍節を奏する打物により舞うもの)があり、次に早只八拍子(2拍と4拍の混合拍子)により当曲の舞(この曲の主題となっている曲の舞)、最後に再び乱序を舞います。
なお、初めの乱序の舞の途中で、蛇持が舞台に登り中央に蛇を置きます。

宮内庁雅楽の「還城楽」衣装は、ネットで探したら見つかりました。
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ユーチューブにアップされている「還城楽」を探したらあったので、参考に。
宮内庁の演奏ではないので、衣装と面は異なります。

「還城楽」を見る



○「蘇志摩利」
 別名を曾尸茂利、長久楽ともいいます。教訓抄に、「旱魃のときに、雨乞いのためにこれを舞うと雨が降る」と伝えられ、一説には、素戔嗚尊が高天原を追われ、青草で蓑笠を作り、新羅の国の曾尸茂利に至ったのがこの曲の由来と伝えられている。
 高麗双調の曲で右方の四人舞です。舞人は、襲装束に蓑を着けて唐冠に牟子を被り、腰に笠を提げます。曲の半ばで腰に提げた笠を被ります。
 この曲は、明治選定譜には載せられておらず、近年になって再興されました。


参考にと、ユーチューブで探した「蘇志摩利」です。
これも宮内庁の演奏ではないので、衣装は異なります。

「蘇志摩利」を見る



演奏が終わって外に出ると、近くに「十月桜」が咲いていました。
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やはり皇居ですね、気持ちのいい空間が広がっている。
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なんとい名前かわかりません。
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秋の空ですね。
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十月桜とススキ
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(了)


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

おっ、当たったのですね!! それは良かったです!! 私はすっかり葉書を出すのを忘れていました。ああ、そう言えばと思ったのは9月に入ってからだったので、どうしようもないですね。来年は頑張ります(笑)

十月桜、咲いていますか。ううん、また、行かなければ。そう言えば、先日、高尾山に行った時、ケーブルカー駅前の十月桜も咲き始めていたことを思い出しました。

No title

四季歩さん
雅楽を堪能されたんですね。
東御苑の花々も見ることができてよかったですね。
黄色い花はツワブキでしょうか。

同じ日に、私は目黒の「国立科学博物館付属自然教育園」というところに行ってきました。深い緑の森の中に秋の野草が色を添えてすてきでした。
私は「シロヨメナ」という野菊の一種がとりわけ気に入ってしまいました。

いろいろなものに興味を持って積極的に行動なさる四季歩さんにはいつも感心しています。

コメントありがとうございます

matsumoさん
応募をうっかりしてしまったのは、残念でしたね。
十月桜も、matsumoさんはあちこちで、
マメに撮っていますよね。
その行動力にはいつも敬服しています。


Jさま
ご無沙汰しています。
前回の雅楽演奏会の記事でも、全然違う花の名前を載せて、
教えてもらいましたよね(笑)
ほんとに、いつもお世話になっています。
目黒の自然教育園は、私も好きなところです。
最近、色々な役目を背負わされて、青息吐息です。
自分の行きたいところに行けるヒマが無くて、
しょげています(笑)
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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