越中八尾・おわら風の盆

20090902

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今夜も、八尾では盛んに「おわら」を踊っていることだろう。
昔、富山県に住んでいたときには、毎年見に行っていた。
関東で暮らすようになって、見たくてたまらずに飛んでいったことがあった。

「越中おわら風の盆」というのは、二百十日の厄日である9月1日から三日三晩踊り明かす。
以前は盂蘭盆にしてたようだが、何時の頃からか二百十日になったという。
「おわら風の盆」の起源は村の存続にかかわる重要な文書が戻ってきたので、三日間、飲む、唄う、踊るの無礼講を許され、村中が三日三晩踊り明かしたのだという。
「おわら」の語源は、「大藁」とか「大笑い」から来ているそうだ。
豊穣を祈る祭りになった。

久しぶりに飛んでいったとき、着いたのは3時ころ。
そろそろ踊りのスタンバイが始まっていた。
まずは、おはやしの人たちが集まってくる。
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調子合わせが始まると、こっちも浮き浮きしてくる。
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踊り子さんたちも集まった。

女性は、華やかな揃いの浴衣に絹の喪の帯、紅紐をきりりと顎に結んだ綾藺笠、紅緒の草履。娘さんたちは可憐で美しい。
深めに被られた編笠が、艶やかな姿をいっそう引き立てている。
踊りは殆ど座敷踊りに近い振り付けで、上品な色気に満ちている。
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これとは対照的に、男性は地味目な漆黒の、しかし生地は羽二重、なんと一揃い50万円以上という法被、股引姿。いなせな姿で踊るのは「かかし踊り」。
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まずは町内でと、街流しが始まった。
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夜になると、演舞場で地区ごとに踊りを演じる。
舞台で舞われるストーリー性豊かな踊りは、男女で型がまったく違う。
かかし踊りともいわれる男踊りは、勇壮で力強く躍動的。
大ぶりな手足の動きと、瞬時、揺らぎそうな体勢の侭の静止を見せる、いわゆる男踊り。静と動の間の宜しいこと。豪快で繊細。

春夏秋冬を表現する女踊りは、優雅で柔らかな印象の中に、妖艶さを漂わせている。
踊り手たちは、時に激しく、時に静かに、流れるように舞う。
舞台の上で相異なる男女の踊りがひとつになると、えもいわれぬ幻想的な美しさを生み出す。
男と女が求め合う、甘く切ない美しさをみるかのようだ。
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演舞を終わった踊り手さんたちが、町内で踊りだすのは真夜中になる。
深夜踊っている姿は、幻想的この上ない。
これは神社の境内で。
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2002年9月1日 撮影


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コメント

うわあ、風情がありますねえ><;;
写真を見ただけで、行ってみたくなります。
富山って魚も美味しいし、ホントいいところですよね。
かかし踊りがどんな踊りなのか、とっても気になります(笑)。

たこ様

ほんとに、いいですよね。

魚、美味しいですよ(嬉)

かかし踊り、見てもらうしかないですね
(笑)

八尾?

同じ八尾でも、私の故郷の近くの八尾は河内(かわち)地方の真ん中にあって、言葉がキタナイので有名です。

エライ違いです…。

にこらす様

にこらすさんは、河内のほうの出身ですか。
私のカミさんの母親のルーツは河内のほうですよ。
なんでも楠正成が出た一族だとか。

あの辺も、いいところですよね。
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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