蜩ノ記

20150205

この映画を見たのは、昨年10月の15日です。
かなり日が経ってしまっているので、ちょっと気が引けますが、すごく良い映画だったので記事にしておきます。

本を読んでいて、映画が出来たと聞いてそれを観るのを楽しみにしていました。

その本の感想記事を読む


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スタッフ
監督:小泉堯史 、原作:葉室麟 、脚本:小泉堯史、古田求 、製作:市川南

キャスト
戸田秋谷:役所広司
檀野庄三郎:岡田准一
薫:堀北真希
織江:原田美枝子
水上信吾:青木崇高

郡奉行だった戸田秋谷(役所広司)は藩主の側室との不義密通および小姓を斬り捨てたことにより10年後の切腹とそれまでの間に藩の歴史である藩主・三浦家の家譜を編さんし完成させるよう命じられる。
それから7年後、刃傷沙汰を起こしてしまったものの家老・中根兵右衛門の温情により切腹を免れた檀野庄三郎(岡田准一)は、幽閉中の秋谷の監視役を命じられる。
監視の内容は、藩の秘め事を知る秋谷が7年前の事件を家譜にどう書くか報告し、秋谷が逃亡のそぶりを見せた場合には妻子ともども始末するというものだった。
はじめは秋谷のことを懐疑的に思う庄三郎だったが、編さん途中の三浦家譜と『蜩ノ記』と名づけられた秋谷の日記には、前藩主の言葉を守り事実のまま書き留め、切腹が迫りつつも編さんに誠実に向き合い一日一日を大切に生きる彼の姿があり、感銘を受ける。
そして7年前に一体何が起きたのか、事の真相を追ううちに、彼の人間性に魅せられていく。
秋谷に深い愛情と信頼を寄せる妻・織江(原田美枝子)や心の清らかな娘・薫(堀北真希)らとともに暮らす中で、いつしか庄三郎と薫との間に恋が芽生えていた。
やがて庄三郎は不義密通事件の真相に辿り着き、事件の謎を解く文書を入手するが、そこには藩を揺るがすようなことが記されていた……。


「晴耕雨読」という言葉がありますが、この映画にはうらやましいばかりの、それがありました。
「雨あがる」「阿弥陀堂だより」などで定評のある小泉監督の描く日本の自然と四季の美しさ、そして、人間のやさしさを詩的に描かれていました。
2時間ちょっとという映画ならではの時間制約があるので、本に描かれているような農民の階層的悲劇。
その農民に寄り添い助けようとした、郡奉行時代の戸田秋谷。
そして登場人物の心の機微はなかなか出しにくいのですが、本を読んでいたので、只ただ映像の美しさを楽しんでいました。

現代の世知辛い世の中からみると、うらやましいばかりの、頑固で一徹な人物ばかりです。
その心根の美しさを代弁するように、自然の映像美があります。

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コメント

No title

四季歩さん
読んでもいないのに観てもいないのに、この「蜩ノ記」は私は好きだとわかります。
藤沢周平の小説の世界が好きなのできっとこれも好きなはず。
原作も映画も機会があったら見てみたいです。そしてそのあときっと「日本人でよかった」と思うと思います。

No title

四季歩さん、こんにちは

「阿弥陀堂だより」は渋谷の映画館で、超ガラガラの状態で観ましたが、素晴らしい映画だと思いました。特に、描かれている日本情緒と、季節、季節の日本の田舎の風景が実に良かったです。特に、秋の紅葉の美しさはさすがと思いました。

後、思ったことは、昔の人は寒さに強かったのだなあと言うことです。夏場はともかくとして,冬場も障子1枚で外界と隔てられているのでは,私なんかは凍死してしまうでしょうね(笑)。

コメントありがとうございます

Jさん
藤沢周平の世界が好きなら、きっとこの映画は
気に入ると思います。
「日本人でよかった」と思える世界を守る努力を、
微力でもしていきたいと思います。


matsumoさん
小泉堯史氏の作る世界は素晴らしいですよね。
ほんとに、昔の人は寒さに強かったと思います。
そして、信じられないほどよく歩きましたね。
まあ、バブルの前の世界で私たちは大きくなりましたが、
けっこう寒くて、よく歩きました(笑)
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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