霞川の史跡を歩く-2(1)

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2月25日(水)に、歴史クラブの行事で青梅市、入間市の霞川流域の史跡を訪ねましたが、これは昨年10月24日に行われた入間市の「霞川の史跡を歩く」に続く企画となります。

今回は、阿須丘陵南側の裾を流れる霞川に沿って、青梅市・入間市内の寺社、城跡を訪ねました。
訪ねた史跡は、「今寺榎」、「常盤樹神社」、「報恩寺」、「藤橋城跡」、「柚保葛神社」、「宝泉寺」、「正福寺」、「薬王寺」、「今井城跡」、「三柱神社」、「瑞泉院」、「桂川神社」です。

ルート図
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入間市駅から「河辺駅北口」行きのバスに乗り、「今寺榎」バス停で降ります。

【今寺榎 いまでらえのき】
今寺駐在所前信号の東北の角にあるエノキの大木は、青梅と川越を結ぶ川越街道の一里塚の榎です。
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川越街道
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立派な榎です。
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草鞋やご幣が奉納されていました。
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【常盤樹神社】
鎮座地:東京都青梅市今寺1-528

社号標
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隣接して天台宗報恩寺があり、境内の掲示によれば、弘仁十三年(822)に延暦寺の亮海による開創といわれている。
旧格式:村社、報恩寺境内に鎮座してし)た熊野権現・山王権現・稲荷大明神・天満天神、常楽寺境内の若宮八幡宮を合祀して、明治2年(1869)植竹神社が創建され、翌年、境内に樫の老木がある事から常盤樹神社と改名された。

一の鳥居(神明型)
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二の鳥居(両部鳥居)
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鳥居に下げられている紙幣だが、角が全て丸く切られている特徴があった。
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手水舎
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拝殿前の狛犬は新しい感じだった。
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拝殿
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本殿覆屋
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祭神:伊邪那美命(V)ざなみのみこと)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)、熊野日樟命(くまのひぐすのみこと)、仁徳天皇(にんとくてんのう)、猿田彦命(さるたひこのみこと)、宇賀之御魂命(うかのみたまのみこと)、     大宮比売命(おおみやひめのみこと)、大山咋命(おおやまくいのみこと)、菅原道真(すがわらのみちぎね)。

神紋は「左三つ巴」
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【報恩寺】
所在地:東京都青梅市今寺1丁目540

入り口に石碑群があり。
右側
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庚申待供養碑(享保7年 1722)
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庚申塔
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左側
光明真言塔(安政2年 1855)
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馬頭観世音(安政2年 1855)
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入り口から山門までの築地塀
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山門
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藤橋山正覚院。天台宗(青梅市内で唯一)。もと深大寺の末寺。本尊:阿弥陀如来。
寺伝に弘仁13年(822)に延暦寺の僧、亮海によって開創とある。天正年間(1573~1592)に平山越前守重吉(藤橋城主)によって再興された。天正19年(1591)10石の朱印状が与えられた。

境内
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本堂前に「伝教大師」像
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本堂
寛政9年(1797)に火災にあい、文化元年(1804)に再建。
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地蔵堂
桃山時代の建築様式の特色を示す。永正9年(1512)の修理銘のある木造延命地蔵が安置され、胎内に当地方の豪族である勝沼城主・三田政定の和歌を墨書した短冊が納められている。「たのむぞよながく命をのぶる      てふ 仏の御名を身にしたくへて 政定」。堂・像とも《市文化財》。
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本堂の裏手に「報恩寺七福神」があり。
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黄色と赤のマンサクが咲いていた。
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本堂の右横に「道よせ地蔵(安永7年 1778)」
古老いわく「道おしえ地蔵」が訛ったのでは、との説あるが不詳。
道しるべでも台座に無いかと探したが、台座は後の新しいものらしくて、見当たらず。
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その前に、「弘誓の船」
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歴代住僧の境内墓所
貞和3年(1347)師承祐のため隆承が造立した板碑、延文2年(1357)隆承の供養に弟子たちが造立した板碑《2基とも市文化財》
コの字形に卵塔など住職などの墓が並び、奥に板碑が立っています。
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貞和3年の板碑
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延文2年の板碑
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これが、「常盤樹神社」の名の元になった樫の老木の根元。
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【藤橋城跡】
所在地:東京都青梅市藤橋
東西45m、南北55mの大きさの曲輪が残る。曲輪の周囲を土塁が一周している。曲輪の外側には空堀があった。
戦国時代のこの地域の有力土豪、平山氏、藤橋氏(本姓平山氏)の居館であったと言われる。
城跡中央に仙保神社跡の碑が建つ。

遠景
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土塁がよくわかる。
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北東側から入る。
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中央にある仙保神社跡の碑
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南西の角に立って見渡す。
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南側の正面入り口
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入り口にあった、青梅市教育委員会の説明板
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桜が咲いているときに来たかった。
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【柚保葛(そまのほかつら)神社】
鎮座地:東京都青梅市藤橋2丁目

社号標
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柚保神社は、もとは愛宕神社といい、元亀・天正年間(1570~91)に藤橋城主、平山重吉が城内鎮護のために祀ったといわれる。
徳川幕府から朱印地10石が与えられていた。明治6年に村社に列格、同43年、仙保神社と葛神社が合社した。大正年間に拝殿を新築し、本殿の覆舎を造った。
葛神社は、もとは牛頭天王社といい、同じく平山氏によって祀られた神社で、この地に鎮座していた。

幟を立てる柱の装飾に象(?)が。
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一の鳥居(神明型)から参道が真っ直ぐに続く。
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二の鳥居(両部鳥居)
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手水舎
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拝殿前の狛犬は新しいもの。
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拝殿
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祭神:建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、武聾槌神(たけみかづちのかみ)、経津主神(ふつぬしのかみ)、大直日神(おおながひのかみ)。

神紋は「流れ尾型右三つ巴」
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本殿は、覆い屋に入っている。
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本殿
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袖扉(左)の彫刻:鳳凰に乗って笙を吹く仙人
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袖扉(右)の彫刻:龍に乗って箏を弾く仙人
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境内社(稲荷大神、豊受大神、秋葉大神、大物主大神、天照皇大神、日枝大神)
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市指定の板碑、左は応安7(1374)年は阿弥陀三尊種子を刻み、右の板碑は建武4(1337)年。
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多層塔の左に三基の石碑。
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右が「大青面金剛」庚申塔(寛政5・1793年)、石橋7ケ所の供養塔です。
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真ん中が「懐翁先生之碑」
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左が「「南無阿弥陀仏八百萬遍塔」碑(天保11年 1840)
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裏面には「登山63度大願成就」とあり、富士講の印が頭にあります。
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左側には「奉拝礼百八十八箇所」とあり。
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「南 八王子 江戸」、「西 青梅 御嶽」、「北 子権現 秩父」と道しるべになっている。
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続くを読む


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

なるほど、報恩寺には1ヶ所七福神と立派な板碑があるのですね。青梅市と言うことで行ってみたくなりました。早速、地図を調べてみると、河辺駅から直線距離で2km位の所なのですね。これならば、私でも行けそうです。今度、あの辺りに行った時に、ついでに行ってみたいと思います。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
matsumoさんは、七福神にこだわりが
ありますからね。
ここの七福神のまわりには、色々な樹が
植えられていて、名札もきちんと付いていました。
いろいろな花が咲いているときに行けば
いいようです。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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