立野神社(延喜式内社)/茨城県常陸大宮市

20150311

鎮座地:茨城県常陸大宮市上小瀬351

社号標
式内社、旧社格 郷社
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由緒:・
創立年代は不詳、物部氏の一族立野の連が祀ったと伝えられてる。式内社は大化二年から三年(645~7、大和時代)に建立されたものが多く、当社もその頃の創立と考えられる。
・日本三代実録に「貞観16年(874)・平安時代 正六位を授贈せり」とある。
・明応9年(1500)・室町時代 正三位を授かる。
当時の社域は、現在地より東南約1キロの西塩子境の立野山の山腹にあったが、
・天正年間(一説には天文18年1549 室町時代)佐竹氏の一族小瀬庄三郎義隆が村民と相談の上、村の中央白幡山の鹿島神社と合祀し、立野鹿島神社と尊称し小瀬の総鎮守とした。
「式内社調査報告」によれば、この遷座・合祀の経緯について、当地には、正八幡と鹿島が存在していたが、1村1鎮守の政策により、鹿島神社のみとなった。さらに、白幡山は八幡に縁の地名であることから、実際は鹿島が整理され、残った正八幡が鹿島と改名。その後、立野山の立野神社を合祀し、立野鹿島となった。
・天保5年(1834)藩主源烈公(徳川斉昭)より地方21石寄付される。
・明治5年(1872)徳川昭武(水戸藩最後の藩主)より水戸家重宝の塗弓1張が奉納された。
・明治6年、30ケ村の郷社に。
・明治40年(1907)供神指定神社
・昭和27年(1952)から宗教法人立野神社として運営。


一の鳥居
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一段高くなった玉垣の下に手水舎と二の鳥居があり。

手水舎
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上り口のところに二の鳥居
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鳥居は両部鳥居だが、柱の基礎(亀腹)と、笠木に特徴あり。
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上り口に狛犬があり。
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社殿まわり境内の様子
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拝殿前の狛犬。古びた感じだが年代は不明。
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拝殿
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向拝に社額があり。
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通常社額がかけられている場所には、このような額がかけられていたが、内容はよくわからない。
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絵馬もかかっていた。
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拝殿内部
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「奉塗換」と書かれた額。
明治12年に社殿を塗り替えたということだろうか?
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主祭神は、級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸邉神(しなとべのかみ)という男女の神。
「古事記」には 志那都比古神、志那戸辨神 と記している。
※「シナ」は「息が長い」の意。「日本書紀」では、イザナミが朝霧を吹き払った息からこの神が生まれとある。風の神である。
風は稲作に欠かせないものであるが、台風などの暴風は人々に大きな被害をもたらす。そのため、暴風を鎮めるためにこの神が祀られるようになった。
風の神であることから、航海安全の神ともされる。また、「風」と同音である「風邪」を治す神ともされる。
神名帳には、同社は大和国龍田神社(現・龍田大社 奈良県生駒郡三郷町立野南1-29-1)と同体とあ     る。

拝殿の前には、昔の名称入りで方位が示されていた。
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本殿
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神輿殿
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神輿の前に大きな天狗の面があり。
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ここから境内社です。

大黒天石像
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斎目神社(少名彦名神)
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稲荷神社(倉稲魂神)
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素鵞神社(建速素戔嗚尊)
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向って左:白山神社、向って右:天満宮
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「嶌森神社」と読めたのですが、検索してもまったく引っかかりません。
もともと音からきているので、少し字が違っても同じ場合が多々あるので、その線で推理すると、
「島森神社」だと、関東に数社あるようですが、祭神は不明。
「島守神社」だと、東京都稲城市にあります。
この場合祭神は天照皇大神、秋葉大神(火之迦具土神)、素盞嗚尊となります。
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境内から更に上がったところにあったお宮。
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上が欠けているため、お宮の名称が不明だが、三つのお宮であることは判る。
祭神は何とか読めた。
・八龍神・・・・久慈郡大子町に「八龍神社」あり。
・級長戸女神
・雷神様(鳴雷神)
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その他、不明な境内社
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これまでは、社殿向かって右側に鎮座しており、社殿の左側にも二社あり。
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伊勢明神社(天照大神)
何故か、布袋様、大黒様がたくさん。
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八幡神社(誉田別神)
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「伊勢神宮遥拝門」あり。
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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

随分、小さな末社がある神社ですね。

少なくとも、狛犬は2対あるようですが、やはり、拝殿前の古い方が味が有りますね。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
境内社は、明治に一村一社などと強引に
統一したいきさつもあるんですね。
鎮守の森というのは、もっと小さい単位で
あったと思います。
狛犬は、私の場合古い順に並べたりするので、
年代が不明なのは、とても残念です。
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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