石船(いしふね)神社(延喜式内社)/茨城県東茨城郡城里町

20150312

鎮座地:茨城県東茨城郡城里町大字岩船字宮山606

2月27日(金)の歴史クラブ行事「関八州式内社めぐり」で「阿波山上神社」、「立野神社」に続いて参拝しました。

昭和47年の新しい社号標
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鳥居
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これが昔の社号標ですね。
延書式内社、旧村社
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場所は岩船地区にあるが、神社の名前は石船(いしふね)と読むらしい。
創祀年代は不詳、貞観元年(859年)という説もある。
記紀神話によると、当社の祭神である鳥石楠船神は、建御雷神にこ副て天降りなされたといふことが述べられている。そこで、建御雷神を奉齋する鹿島神宮にある同じ郷内に、当社が祭られたといふことが『新編常陸國誌』に見える。
「此神○鳥石楠船神亦名ヲ天鳥船神卜云フ、上古 建御雷神出雲二降り玉フ時、此神ヲ福テ遣サレキ、ココニ建御雷神、天祖ノ大命ヲ陳(のべ)テ、大国主神二此國ヲ避ケ奉ランヤ否ヲ問ヒシニ、僕ハ得白サジ我子八重事代主神白スベキヲ、鳥ノ遊ビ漁リシニ御大ノ前二至リテ、未ダ還り来ズト伊絵里云り、故レ天鳥船神ヲ遣ハシテ、事代主神ヲ徹シ来テ問ハシ賜フ時ニ、即此國ヲ天神ノ御子ニ献リキ〔日本紀、古事記〕、カク建御雷神二副奉りリテ、大キナル功ヲ建シ神ナレバ、鹿島神社二由縁アル鹿島郷内〔本体ハコノ郷内ナリ〕ニ祭ラレシモノナルベシ「延書式、和名紗大意」、」
次に神體石(しんたいいし)ならびに社名の由来について『常陸囲二十八社考』には、以下のやうに見える。
祠傍有ニー大石-、形如レ船、長一丈八尺徐、廣(こう)一許丈、前有二清流呼爲二岩船川、水中有二小石凡そ四十有餘、咸成二小舟形-、恰若二人造-、要又非二人カ所一就也、故祠 有二石船之稍一也、村亦因レ祠爲レ名、
祠の傍に船のやうな形をした大きな石(長さ一丈八尺徐、廣さ一丈あがあり、その前に清流があって岩船川と呼ぶ。川中には小石が四十餘個あり、これが小船形をしてゐるところから石船の稍があるのだといふ。ここに述べられてゐる大きな石といふのは、俗に黒御影と呼ばれる花崗岩で、これが御神體として祀られてをり、本殿はこ
の石を瑞垣で囲んでゐるのである。
岩船川は小川のような清流がこんにちも神社の右側(向かって左)から社前を横切って流れてゐる。
(『式内社調査報告』)

参道途中に、灯籠(享和元年 1801)が、大石の上に立てられている。
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その奥に、大きな石がしめ縄で祀られている。どうもこれが八幡太郎義家が怪物退治の時に放った矢がささったという「矢の根石」らしい。
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参道を少し歩くと、小川に掛かる橋がある。
小川は、境内の左奥から右手に流れている清流で岩船川と呼ぶ。
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神橋の正面に拝殿があり。
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社額
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拝殿内部には、依り代の大きな鏡。
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御祭神は、鳥之岩楠船神(とりのいわくすふねのかみ)、(別名)天鳥船神(あめのとりふねのかみ)、(資料によっては)鳥磐樟船命
古事記・国譲りの話で、建御雷神とともに降臨した神。
祈雨の神でもあり、航空の神でもある。

神紋は「左三つ巴」
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拝殿内にかかっていた絵馬。
中が暗いのでブレてしまったのもあり、まあまあ撮れていた二枚だけ紹介。
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拝殿のそばにも大きく平たい石がある。
これこそが舟形石に見えるが、祀られている様子ではない。
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「川中には小石が四十餘個あり、これが小船形をしてゐる」とあるのだが、これは確認しなかった(汗)

拝殿後方、上がったところに瑞垣に囲まれたご神体の巨石があります。
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この神社のご神体である「兜石」
瑞垣のせいで全体を見るのは難しいくて、よく見えるところを探して右往左往。
拝殿からの位置関係で云って、右後方からの眺め。
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右前方からの眺め。
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草で覆われているので、石の形は不明。

ご神体の後方に、見事な藤蔓があった。
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境内社は、三社くらい認められたが、何れも破損していて社名も不明。
写真は撮ってきたが、載せるにしのびなし。

最後に、ここの藤の群生は見事なものらしく、入り口に説明書きがあった。
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Author:四季歩
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写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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