染谷・佐志能(さしの)神社(延喜式内論社)/茨城県石岡市

20150414

鎮座地:茨城県石岡市染谷1856

入り口
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説明板
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式内社 常陸国新治郡 佐志能神社・染谷(論社)、旧郷社
佐志能神社には染谷佐志能神社と、村上佐志能神社の二社があり、共に龍神山の龍神(雨の神)を祀っています。染谷が「高おかみ」の神」(雌龍)、村上が「闇(くら)おかみ」の神(雄龍)です。
二社とも農耕に不可欠な「雨の神」を祀ることもあって、古くから付近の村人たちの信仰を集めていました。佐志能神社は本来「村上神社」と言う由緒正しい神社でありました。事の起こりは、大和国三輪山に伝わる蛇神伝説にあり。三輪の神を祀る「みわかみやま」から、「むらかみやま」に変わり、清らかな水が出る聖地として、奈良県吉野の丹生川上神社の上社の「高おかみ」、下社の「闇おかみ」この二神が祀られ、これに「子は清水」の伝説が伝わり古代、酒造りが行われ、現在もこの地が酒造りの町になっています。
ここ染谷村は、昔は村上村であったが何時の時か分村して染谷村が出来、(元禄検地の時は二村あった)。村上神社が染谷村の地域にあったので、村上村では別に一社を創立し、日本武尊と闇おかみ神を鎮斎しました。
この二社が鎮座している龍神山は二つの峰からなり、二つの峰の間には現在、採石場があり、山が削りとられてしまった状態です。南の低い峰の山麓には染谷佐志能神社があり、北の方の高い峰には村上佐志能神社があります。二社が龍神(水神)を祀っている所から雨乞いの社、慈雨をもたらす神として名高い所です。
承和4年(837)仁明天皇の時創建。

手水舎
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「常陸風土記の丘」から北へ参道が延びています。
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龍神山(164m)の南麓に境内入口の鳥居が建っている。
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鳥居をくぐり、階段をしばらく登ると、磐座に鎮座した社殿があります。
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拝殿
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主祭神:豊城入彦命
配祀神:高龗神、国常立尊、大国主命、少彦名命、国狭槌命、豊斟渟命、猿田彦命、金山彦命、天日鷲命、武甕槌命。
境内案内板では、竜神山にある雨乞いの社としての来歴を重視し、祭神は高龗神とだけ紹介している。
配祀神のうち高龗神以外の9柱は神社整理による合祀神《三嶽神社(国常立尊、大国主命、少彦名命、金山彦命)、八海山神社(国狭槌命)、三笠山神社(豊斟渟命)、道祖神社(猿田彦命)、金刀比羅神社(大物主神)、鷲宮神社(天日鷲命)、鹿島神社(武甕槌命)》。

最初に載せた説明板にもあったが、「染谷十二座神楽」がある。
毎年四月十九日に祭礼があり、この時奉納される。四百年の歴史を持つと伝えられ、現在まで残っている数少ない「里神楽」の一つで、「市指定有形民俗文化財」となっている。
十二座には「豆まき」「種まき」などの舞があり、当時の主要産業であった農業と密接なかかわりがあることがわかる。
毎年9月の石岡まつりの時には総社宮でも披露される。

社殿の左手に屏風岩という岩がある。
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伝説では、その屏風岩の「風神の穴」に指を入れると、雷鳴が鳴るまで抜けなくなってしまうという。
また夏になるとここから暗雲が沸き起こり、龍神が現れて雨を降らせると言われています。

風神の穴
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滝水路の碑と流水穴跡
昔はここには滝のような水が流れていたという。
石碑は昭和27年に置かれたもの
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拝殿向かって左の床下から本殿を見る。向かって右は崖である。
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境内社
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不動明王
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不明石祠
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「戦利品奉納の記」碑
神社石段下にあった。これは明治37,8年の日露戦争の戦利品を奉納したというもの。
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参拝が終り、麓に降りてきて龍神山を仰ぐ。
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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

「豆まき」「種まき」などの舞ですか。以前に伊勢市の猿田彦神社に行ったことがありますが、ちょうど5/5に行ったので、「御田祭」と言うのがあり、田楽に合わせて、時代衣装を着た男女による神田への田植えが行われた後、団扇角力、そして、豊年踊りが行われたことを思い出しました。ただし、この時は帰りの時刻もあり、最後の団扇破りは見られなかったのですが、ともかく、半日がかりの非常に時間のかかる田植えの祭りでした。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
お神楽で一番多いのは神話ですが、
稲作とか農業にかんするものも
多いですね。
昨年の秩父夜祭のときに秩父神社で、
天照大御神に養蚕を教わるといった
神楽を観ました。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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