羽梨山(はなしやま)神社(延喜式内社)/茨城県笠間市

20150415

鎮座地:茨城県笠間市上郷3161(旧岩間町)

3月27日の歴史クラブ行事「関八州式内社めぐり」で、夷針神社、染谷・佐志能神社に続いて参拝しました。
私は所用で参加できなかったので、この日の記事は例によって池田さんが撮ってきてくれた写真で記事にしています。

バスを降りると、桃畑が広がっていた。
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神社入り口
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社号標
式内社 常陸國茨城郡 羽梨山神社、旧郷社
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由緒:
創立年代は不詳。以下、社伝による。
①天智天皇3年略6心、山中に弼を建立という。さらに、大同元年如由、勅額を賜うと伝う。
②「三大実録」(六国史の第6番目、901年完成)に羽梨神とあり、貞観12年(870)8月28日、従五位下から  従五位上に、さらに、仁和元年(885)9月7日、正五位下を授けられたとある古社。往古は、羽梨山(現在の難台山く男体山〉553m)の中腹にあったが、慶長年間(1596~1614)現在地の熊野権現に合祀され、さらに羽梨山神社と改称された。
③日本武尊が東征の際、老翁・老婆が山菜を献じ、兵の飢渇を癒した。名を問うと、磐筒男・磐筒女であるといい、尊が凱旋の際、朝日丘の榊に羽々矢・果実を出して饗宴した。故に、朝日丘を羽梨山と称するようになったという。
④また、この山に桜が多く、春になると雪山のように白くなるところから花白山と呼ばれ、人びとは花の美しさに感嘆して山中に祠を建てて、木花咲耶姫命を祀り、花白山神社と称したといわれ、後に花志山、羽梨山へと変化したとも。
⑤また逆に、筑波山に葉が茂っているのに対し、この山に木がなかったため、羽梨山となったとも。
⑥延暦22年細分、坂上田村麻呂が陸奥征討を遂行し、神殿二宇を建立、寄進した。
⑦中世(1200年代)、宍戸家政が当社を崇敬し社殿を造営し、宍戸33郷の鎮守と定める。
⑧天文11年(154カ、兵火により社巌ことごとく焼失。この後、現在地に移転。
⑨寛文8年(166由、本殿および拝澱造営(棟札による)。
⑩延享4年(1747)、現社殿を造営。


なお、当社は式内社・羽梨山神社に比定されている神社だが、それを疑問とする説もあるので紹介。
『新国誌』園部状に、小田城(つくば市小田)の小田政治が小田から出て羽梨之宮(当社)で軍勢を揃え、霞ケ浦を渡って小川に向かうとあり、小田から当社経由で霞ヶ浦を渡るのは、かなりの遠回りとなり無理がある。
よって、羽梨山神社は、小田から霞ヶ浦の間、石岡市南部か、かすみがうら市にあるとする説。そこから、胎安神社か子安神社が羽梨山神社かもしれないと記されている。

また、『神祇志料』によると、『大同類聚方』に「茨城郡拜師里 羽梨山之神社」と記されており村上・染谷の龍神社が、村上神&羽梨神なのかもしれないとも。

入り口に、神木の相生の杉を詠った碑があり。
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入口には石の鳥居(元禄16年・1703年建立)が建ち、その前に狛犬。
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手水舎
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旧跡地記念碑建立記念碑
読むと、難台山(男体山)の中腹にあった旧跡地がゴルフ場になり消滅してしまうので、その地に旧跡地記念碑を建てたとあり。
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拝殿の前に、石灯篭が4基あり。
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拝殿
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社額
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「韓信の股くぐり」の奉納絵馬
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拝殿内部
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ご祭神は木花咲耶姫命。

本殿
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神紋は「右三つ巴」
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神木
本殿裏の樹齢500年を超える杉は市指定天然記念物。
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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

茨城県の果物と言えば、すぐに思いつくのは「梨」ですが、桃も作っているのですね。茨城県の桃と言えば、古河総合公園の桃がありますが、あちらは、花桃で、こちらは本物の桃ですから貴重ですね。

桃の花で有名なのは山梨県ですが、昨年は電車の遅延で行けなかったですし、今年は旅行から帰って来たら、既に盛りは過ぎて行けませんでした。来年は行きたいです。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
山梨の桃畑で印象に残っているのは、
樋口一葉ゆかりの寺「慈雲寺」に桜を
撮りに行ったとき、境内の外が見渡す
かぎり桃畑で、ピンクの海がすごかったですね。
あと、今は桃の木をすっぽりと温室の中で
育てていますが、私の知り合いの人のお兄さんが
最初に初めて、特許を取らなかったので、
それを残念がっていました(笑)
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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