面足神・惶根神(おもだるのかみ・かしこねのかみ)/日本の神々の話

20150628

この神は、私が参拝した下記の神社の祭神として祀られていた。
・青梅市「虎柏(とらかしわ)神社」:大歳御祖神(おおとしみおやのかみ)と惶根神。
・常陸太田市「稲村神社」:饒速日尊、配祀が神世七代の神々ということで、國常立尊、國狹槌尊、豊斟渟尊、泥土煮尊、沙土煮尊、大戸之道尊、大苫邊尊、面足尊、惶根尊。
・狭山市「第六天神社」(狭山市鵜ノ木):面足尊(おもだるのみこと)と惶根尊(かしこねのみこと)

狭山市の第六天神社を最近ガイドしたので、その話から書いていきます。
第六天神社の特徴として、元々は神仏習合の時代に第六天魔王(他化自在天)を祀る神社として創建されたものであるが、明治の神仏分離の際、多くの第六天神社がその社名から神世七代における第六代の(面足命・惶根命)に祭神を変更した。
ここで、「神世七代」について、『古事記』でおさらいする。
1.天地の初め
(読みくだし文)
天地初めて発けし時、高天原に成りし神の名は、天之御中主神、次に高御産巣日神、次に神産巣日神。この三柱の神は、みな独神と成りまして、身を隠したまひき。
次に国稚く浮ける脂の如くして、海月なす漂へる時、葦牙の如く萌え騰る物によりて成りし神の名は、宇麻志阿斯訶備比古遲神、次に天之常立神。この二柱の神もみな独神と成りまして、身を隠したまひき。
 上の件の五柱の神は別天つ神。
次に成りし神の名は、国之常立神、次に豊雲野神。この二柱の神も独神と成りまして、身を隠したまひき。
次に成りし神の名は、宇比地邇神、次に妹須比邇神。次に角杙神、次に妹活杙神。二柱 次に意富斗能地神、次に妹大斗乃弁神、次に於母陀流神、次に妹阿夜訶志古泥神
次に伊邪那岐神、次に妹伊邪那美神。上の件の国之常立神より下、伊邪那美神より前を、併せて神世七代と称ふ。上の二柱の独神は、各一代と云ふ。次に双へる十神は、各二神を合せて一代と云ふ。

つまり、“国之常立神より下、伊邪那美神より前”は、二神がセットで現れ、各一代と数える。
その6番目が於母陀流神(面足神)と妹阿夜訶志古泥神(惶根神)である。

オモダルが男神、アヤカシコネが女神である。オモダルは「完成した(=不足したところのない)」の意、アヤカシコネはそれを「あやにかしこし」と美称したもの。つまり、人体の完備を神格化した神である、とされる。
神から人への橋渡しとして、人体の完成を表わす神とする説、
整った容貌に対する畏怖を示すとする説、
神の言葉の神格化とする説、
あるいは、防塞守護の神とする説などいろいろあり。

狭山市「第六天神社」(鎮座地:狭山市鵜ノ木20番40)
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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

いくら強制されても、このように簡単に祭っている神様を替えると言うことは、やはり、日本には沢山の神様がいるからなのでしょうね。逆に言えば、誰を祭っていても、祭り方も、お祓い、お祈りの仕方も変わらないと言うことなのだと思います。

まあ、当時の人々の心情はわかりませんが、少なくとも、神社で特定の御利益を求めるのは、受験の神様の天神様と、結婚の神様の出雲大社位のような気がします。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
私が、色々と神社とか神様とかを勉強するようになって、
反省したのは、それまではお宮に参拝しても、
そこの祭神がどなたかを知ろうともせず、
「神様」と手を合わせていたことですね(笑)
ほとんどの人がそうではないでしょうか。

その延長なんでしようね(笑)
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Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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