埴生(はにゅう)護国八幡宮

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鎮座地:富山県小矢部市埴生2992
参拝日:2015年8月2日

8月1日から3日、北陸に帰省してきました。今回初めて新設の北陸新幹線を利用しました。
8月1日、大宮9:10の「かがやき」に乗り、金沢に到着したのが11:19。
速いですね。途中停車したのが長野と富山だけでした。
金沢駅で、乗って来たかがやきを撮影。
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金沢駅前でレンタカーを借りて、この日は富山県南砺市福光の実家とお墓で母の新盆の法事。
宿泊は金沢のホテル。

2日には色々なところを廻りましたが、午前中は「倶利伽羅峠」。
同じ歴史クラブで富山出身の小田さんが、少し前に昭和44年北日本放送から発行された「風土記とやま」という本を「よかったら読んで」と貸してくださった。その本に載っていた記事で、カミさんの先祖の一族も倶利伽羅峠の合戦の際、木曽義仲軍に参加していたことがわかった。
私の先祖の一族は、統領家が源義賢の妹、つまり義仲の伯母さんを妻にしていることもあり、一族こぞって義仲軍に参加している。
つまり私とカミさんの先祖両方が倶利伽羅峠の合戦に参加していた可能性があると、わかったのである。
それで娘二人に、そういう説明をしながら倶利伽羅峠に行った。
娘二人は、全然関心は無さそうだったが(笑)

最初に訪れたのが、この神社です。
倶利伽羅合戦の前、待ち構える平家軍を前に義仲が陣を構えたのがこの神社。

一の鳥居
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社号標に国宝とある。
社殿が、大正13年に国宝となり、現在は国指定重要文化財となっている。
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社伝によると、養老二年、豊前国宇佐宮から勧請された古社。古くから文教の祖神、殖産の神として崇敬され
通称は埴生八幡宮と称されている。
弘仁二年、国守大伴家持が国家安寧と五穀豊穣を祈願。
治承四年、平家追討の令旨に応じて信濃で挙兵した木曽義仲は、寿永二年、倶利伽羅峠で二倍の軍勢の平維盛の大軍と対峙し、埴生に陣を取って、当社に戦勝を祈願。
『平家物語』では、この時、雲の中から三羽の山鳩が飛来し源氏の白旗の上にひらひらと翻ったとあり、この瑞兆を得て大勝。『源平盛衰記』には、四・五百頭の牛の角に松明を燃やして平家の陣中に放ったとある。
以来、諸将の崇敬篤く、武田信玄、佐々成政、遊佐慶親、歴代藩主前田家の信仰も篤かった。

一般に「護国」の名を持つ神社は、戦争などの国事に殉じた英霊を祀る神社だが当社の「護国」は、それとは異なる。慶長十三年頃、地方の凶作が続いたため、前田利長が当社に祈願。霊験により凶作が打破されたため『護国』の尊号を奉ったもの。
明治六年郷社に列し、明治二十七年県社に昇格。

一の鳥居の神号が鳩文字となっている。
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一の鳥居から参道がまっすぐ二の鳥居に伸びる。
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二の鳥居前左手に、日本一の義仲騎馬像。
像の重量だけで5トンもあり、馬上の人物像としては日本最大級のものです。
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鳩清水からの流れに神橋がかかり、二の鳥居前右手に鳩清水があり。
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富山の名水55選の一つ「鳩清水」。水源を倶利伽羅山の中にある鳩清水の滝に発し、3kmの山中を経てここ八幡宮の手洗鉢に至っています。この清水は、木曽義仲が埴生護国八幡宮で倶利伽羅の合戦の戦勝祈願をした時、白鳩が飛来し、その案内で源氏方が清水の霊水を発見したと伝えられています。
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二の鳥居
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石段の上り口に狛犬。
造立年代不明だが、かなり古びたものだ。
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石段は、蓮沼城主「遊佐慶親(ゆさよしちか)」の寄進によるもので、かっては108段あったが、現在は103段。
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上り始めて左に神木
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石段途中に獅子が。
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石段を上りきろうという場所右に、神木があり。
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石段を上ると、社殿があり。
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社殿は、全部が大正13年に国宝の指定を受けた。戦後再び重要文化財建造物の指定を受けている。本殿は慶長5年(1600年)前田利長が大聖寺出陣の戦勝祈願をして帰陣後寄進、釣殿は、慶長16年利長が高岡城在城の折、病に倒れその平癒祈願のためその子利常が寄進、拝殿、幣殿は利常夫人天徳院の産後平癒祈願のため改造寄進され、正保3年(1646年)に完成したもの。
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拝殿は桁行5間、梁間3間、1重、入母屋造り、正面に千鳥破風付、向拝一間、こけら葺きです。幣殿は桁行3間、梁間3間、1重、背面入母屋造り、こけら葺きで拝殿に接続しています。大正13年(1924)に国の重要文化財に指定されています。  
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向拝の社額
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拝殿内部
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拝殿内の社額
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拝殿横に飾られた絵馬。
かすかに神馬がわかる。
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拝殿に、義仲と巴御前のNHK大河トラマ実現祈願の大絵馬があった。
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釣殿
慶長16年(1611)に3代藩主・前田利常が兄である利長の病気平癒を祈願して寄進した建物です。桁行2間、梁間1間、1重、両下造り、こけら葺きで、前後を幣殿と本殿に接続しています。大正13年(1924)に国の重要文化財に指定されています。
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本殿
慶長5年(1600)に前田利長が大聖寺城攻めの際、戦勝祈願し成就したことから建立された建物です。三間社流造り、向拝一間、こけら葺きで、 大正13年(1924)に国の重要文化財に指定されています。
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主祭神は「八幡大神」として、誉田別尊(応神天皇)

神紋は「加賀梅鉢」
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宝物殿
歴史上貴重な数々の古文書、武具類が収められている。源義仲願文写し、蓮沼城主遊佐新右衛門慶親の感状、武田信玄書状、佐々成政寄進状、義仲の上刺の矢、矢じり、豊臣秀吉の兜・小牧山陣立などがある。
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謡曲「木曽」と護国八幡宮
謡曲「木曽」は、木曽義仲が埴生八幡の 加護によって、平家に大勝した経緯を 描いた一番である。
木曽義仲は平家と戦って越中埴生に 陣していた時、図らずも八幡宮の大前を拝する 好運に恵まれ、随喜の涙と共に、覚明に願書 を作らせて、御宝前に熱誠の祈りを捧げた。
頼もしいかな、八幡大神、真実の心を照覧し 給うたのか、雲の中から山鳩が三羽飛来し て白旗の上に舞った。かくて、この吉兆を 拝した義仲は、遂に倶利伽羅の決戦場で 大勝を博したのである。
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護国八幡宮横基壇状遺構群
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境内の句碑
「白鳩の 木末に涼し神の御意 」 各務支考
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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは。

おっ、家族で新幹線で金沢ですか。ビンボーな私は、今回も普通列車、路線バス、徒歩での旅行です(笑)。 そう言えば、私は長野新幹線も北陸新幹線も乗ったことはありません。以前に金沢に行った時は、上越新幹線+特急でしたし。

それにしても、大宮駅-金沢駅が2時間10分ですか。東京駅-京都駅とほぼ同じですね。それなら、新幹線の価値が十分にあると思います。

家族で神社巡りですね。歴史的なことに関する関心って、ある程度、歳をとらないと湧かないのでは思っています。私も高校生の時の修学旅行に京都に行きましたが、ちっとも良いとは思いませんでしたが、サラリーマンになり、写真撮影を再開してから、興味を持つようになりました。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
やはり新幹線になって便利になりました。
今までは新幹線と特急の乗り継ぎで4時間半かかって
いましたから。
娘たちには、まだ全然関心は無いようです。
ただ、そのうち関心が起こったときのヒントに
なればいいと、同行させています。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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