泉鏡花記念館/金沢

20150808

所在地:石川県金沢市下新町2番3号

訪問日:2015年8月2日
この日は、埴生護国八幡宮を最初に訪れ、そこから倶利伽羅峠古戦場に行き、金沢に入り昼食は二十一世紀美術館内のレストラン"Fusion21"で食べました。
ここは家族のお気に入りで、ほぼ毎年食べていますね。

二十一世紀美術館内とレストラン"Fusion21"の記事を見る


満腹して、良い気分で訪れたのが「泉鏡花記念館」。
場所は浅野川の近く、主計町茶屋街の入り口です。
駐車場を心配していましたが、今は至る所にコインパーキングがありました。

行ってみると、大通りに昔金沢の代表銘菓「長生殿」の森八本店があったところの裏でした。
昔は福光から金沢に遊びに出て、帰りがけにいつも森八でお菓子を買って帰ったものでした。

記念館は、泉鏡花の生家跡に建てられているそうです。
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入り口
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建物は、金沢の旧家の建物を使用している。
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庭に「鏡花父子像」あり。
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入った受付ロビーのところに、東京の「番町の家」にあった「雀のお宿」を再現してあった。
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館内は、受付ロビーを除いて撮影禁止なので、あとはパンフレット、カタログなどで泉鏡花の世界を紹介します。

パンフレット
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泉鏡花の書、原稿
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驚いたのは、鏡花は私と同じ酉年で、金沢では「向かい干支」といって、自分の干支から七つ目の干支を大事にすると幸運を呼ぶという言い伝えがあり、ウサギを愛していたとのことで、愛玩品が多数陳列してあった。
ステッキの握りもウサギだった。
私もこれからウサギを集めよう(笑)
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これは表紙にウサギを用いている。
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鏡花の頃の本の装丁は、ため息が出る程美しい。

○鏑木清方
『ささ蟹』の口絵
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『高野聖』の口絵
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○小村雪岱
『日本橋』表紙と見返し
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『日本橋』口絵
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橋口五葉の装幀
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ショップで買い求めたのは、『鏡花文学賞25周年記念誌』
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この誌に寄稿しているのが、尾崎秀樹、五木寛之、井上靖、また五木寛之、瀬戸内寂聴、浅田次郎で、インタビューが長嶺ヤス子、そして受賞者の寄稿と、とても読み応えのある内容になっていた。

現在は、地方文学賞がとても多いですが、その先陣をきったのが金沢市の「鏡花文学賞」だそうです。
第一回から15回まで選考委員をされた瀬戸内寂聴がこの中で、「芥川賞や直木賞より、よっぽど打率がいい」と書いている。

受賞作品一覧(第一回~6回)
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それ以降はWikipediaから転載しておきます。
第7回(1979年)- 眉村卓「消滅の光輪」、金井美恵子「プラトン的恋愛」
第8回(1980年)- 清水邦夫「わが魂は輝く水なり」、森万紀子「雪女」
第9回(1981年)- 澁澤龍彦「唐草物語」、筒井康隆「虚人たち」
第10回(1982年)- 日野啓三「抱擁」
第11回(1983年)- 三枝和子「鬼どもの夜は深い」、小檜山博「光る女」
第12回(1984年)- 赤江瀑「海峡」「八雲が殺した」
第13回(1985年)- 宮脇俊三「殺意の風景」
第14回(1986年)- 増田みず子「シングル・セル」
第15回(1987年)- 倉橋由美子「アマノン国往還記」、朝稲日出夫「シュージの放浪」
第16回(1988年)- 泡坂妻夫「折鶴」、吉本ばなな「ムーンライト・シャドウ」(「キッチン」に所収)
第17回(1989年)- 石和鷹「野分酒場」、北原亞以子「深川澪通り木戸番小屋」
第18回(1990年)- 日影丈吉「泥汽車」
第19回(1991年) - 有為エンジェル「踊ろう、マヤ」
第20回(1992年)- 鷺沢萠「駆ける少年」、島田雅彦「彼岸先生」
第21回(1993年)- 山本道子「喪服の子」
第22回(1994年)- 該当作品なし
第23回(1995年)- 辻章「夢の方位」
第24回(1996年)- 柳美里「フルハウス」、山田詠美「アニマル・ ロジック」
第25回(1997年)- 村松友視「鎌倉のおばさん」、京極夏彦「嗤う伊右衛門」
第26回(1998年)- 田辺聖子「道頓堀の雨に別れて以来なり──川柳作家・岸本水府とその時代」
第27回(1999年)- 吉田知子「箱の夫」、種村季弘「種村季弘のネオ・ラビリントス 幻想のエロス」ほか
第28回(2000年)- 多和田葉子「ヒナギクのお茶の場合」
第29回(2001年)- 久世光彦「蕭々館日録」、笙野頼子「幽界森娘異聞」
第30回(2002年)- 野坂昭如「文壇」およびそれに至る文業
第31回(2003年)- 丸谷才一「輝く日の宮」、桐野夏生「グロテスク」
第32回(2004年)- 小川洋子「ブラフマンの埋葬」
第33回(2005年)- 寮美千子「楽園の鳥―カルカッタ幻想曲―」
第34回(2006年)- 嵐山光三郎「悪党芭蕉」
第35回(2007年)- 立松和平「道元禅師」(上下)、特別賞 - 大鷹不二雄「鏡花恋唄」
第36回(2008年)- 南木佳士「草すべり、その他の短編」、横尾忠則「ぶるうらんど」
第37回(2009年)- 千早茜「魚神」
第38回(2010年)- 篠田正浩「河原者ノススメ―死穢と修羅の記憶」
第39回(2011年)- 瀬戸内寂聴「風景」、夢枕獏「大江戸釣客伝」
第40回(2012年)- 角田光代「かなたの子」
第41回(2013年)- 磯崎憲一郎「往古来今」
第42回(2014年)- 中島京子「妻が椎茸だったころ」、小池昌代「たまもの」


見終わって出てくると、出入り口の突き当たり角に、笹と八つ手の葉が暑い日に爽やかだった。
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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

鏡花ですか、多分、1冊も読んだことは無いと思います。イメージ的におどろおどろしい感じがしますので。

それにしても、原稿、感じに全て、フリガナがあるとはすごいですね。普通だったら、読みにくいもの以外はフリガナをつけないと思いますが。

早速、青空文庫をチェックしたら、旧かな、旧字のものは全て、フリガナをつけているようで、これが鏡花文学の特徴だったのですね。

matsumo さん

コメントありがとうございます。
決しておどろおどろしい感じだけでなしに、
エロスの昇華みたいないい作品も、けっこう
ありますよ。
「外科室」とか「店主物語」とか。
「高野聖」も好きです。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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