船津胎内樹型/世界文化遺産「富士山」

20150822

所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町船津6603
訪問日:2011年5月1日、2014年7月18日

世界文化遺産「富士山」の構成資産の一つ。国指定天然記念物。
昨年、歴史クラブの定例見学会のコースに候補として組み込みましたが、下見の結果大勢の団体で訪れるには、狭い洞窟なので無理があると、コースから外したため記事にはしなかったので、今回記事にしておきます。
なお、それ以前に、2011年にも友人と訪れています。

「胎内樹型」とはどういうものかというと、富士山の噴火の際の溶岩流が大木を取り囲んで固まり、その樹の型が残ったものです。
船津胎内樹型は、約1000年前の「剣丸尾溶岩流」によって作られた。大小数本の木が折り重なって出来た総延長70mに及ぶ複合型溶岩樹型。
随所に体内を思わせるところがあり、かなり狭いところがあるので、苦労して潜り抜けることにより、胎児として生まれかわるような「再生儀式」とも思わせます。
それで江戸時代から富士講などによる、「胎内くぐり」の名所でした。

船津胎内樹型を発見したのは、江戸で「高田富士」を築いた高田藤四郎です。藤四郎は食行身禄の教示に従い、「元の父母」の特定に奔走し、ついに安永元年(1772)に船津胎内を発見しました。

剣丸尾溶岩流
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江戸時代の様子
白装束姿でろうそくを持ち、膝にわらじをつけて胎内くぐりをする人々。
江戸末期錦絵
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『滑稽富士詣』より
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歌川貞秀画「富士山胎内巡之図」より
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船津胎内樹型の上には、「無戸室(むつむろ)浅間神社」がある。
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船津胎内樹型の説明
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船津胎内樹型の内部図
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無戸室浅間神社の社殿内に入り口がある。
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入り口
2011年に一緒に行った友人。
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「肋骨」
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盲腸があるという穴だが、どれがそうなのかわからない。
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真っ直ぐ進んだ行き止まりには御幣が奉安されていた。
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胞衣石があるところは、急に下がっていて滑りやすく危険。
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真っ直ぐ行くと、「瓊瓊杵尊」を経由して出口。
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胞衣石
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「母の胎内」に通じる穴。
実は2011年に最初に来たときは、普通の服装だったし、ちょっと入りかけて怖くてやめた。
閉塞感がすごかった。
あのころは、まだ歴史に目覚めてなかったのだが、「木花開耶比姫命」という名に興味を感じて入りたかったのだが。

それで二度目の2014年には、事前に調べて「膝わらじ」のことも知っていたので、何かいいものをと探して「膝パット」を用意して、泥んこになるだろうと、軍手とか替えのズボンなどを用意ししてきたのだ。

ここは、まだ楽々と通れる。
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「母の胎内」
ここは膝をつかないと通れない。
暗いし、かなり狭いし、進むのに、ちょっと勇気がいった。
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ちょっと楽になって、最後の関門がある。
このように、沁みだしてくる水でビショビショになっているので、場所によっては木道が敷かれている。
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「木花開耶比姫命」が祀られている部屋。
暗いので適当にフラッシュをたいて撮った。
乳房はわかるが、女陰石はわからず。
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「木花開耶比姫命」
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帰りは、ずっと平気な気持ちでいられた。
大丈夫と思っていても、頭のどこかに生き埋めの恐怖感がある(笑)

分岐点から「瓊瓊杵命」に向かう。
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「瓊瓊杵命」
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「瓊瓊杵命」の左上の穴で、一番奥に「子育て観音」があるという穴。
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出口に向かう。
左上に細い樹型が交差している。
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出口が見えた(嬉)
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出口付近
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出口から振り返る。この辺の天井が、黒いガラス質の岩だった。
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出口
2011年に一緒に行った友人。
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出口付近の石仏など
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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

なるほど、そう言うものがあるのですか。初めて知りました。富士と言えば、氷穴が有名で夏になるとニュースで見かけますが、こちらは今まで見たことがありません。

それにしても、胎内くぐりと言うのは、よく見かけますね。確か、秩父34ヶ所の第31番観音院にもあったと思いますし。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
自然に出来上がったものだというのが、
素晴らしいです。
しかも富士山噴火の溶岩流によって出来たもので、
世界遺産の構成資産というありがたみがありますね。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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