青渭(あおい)神/日本の神々の話

20150904

この神とは、武蔵国式内社めぐりで稲城市の青渭神社で出会った。
ちなみに、この神社の祭神は青渭神、猿田彦命、天鈿女命の三柱であるが、この地は多摩川の氾濫原であり、長く沼地であった。その為、かつては大沼明神、青沼大明神などとも呼ばれていた。この地は水に関わりが深い土地であり、青渭神は水神であると考えられている。

それで「渭」という字の意味を調べたが、これがなかなか難しい。
「行く」とか「流水する」とかいう意味にも用いられたらしいが、普通は川の名のことであり、すなわち唐時代の文学に名高い「渭水」または「渭川」のことだと、それで終わり。
なかなか意味の説明にはたどりつかない。

武蔵国には、入間郡にも「国渭地祇神社」という神社がある。
しかし、どうも「渭」という字は難しいようだ。

あるサイトの方が、「渭」の音がヰであるところから、ある学者が、しゃれて「井」の字に変えて使用したのではないかと書いていたが、それが当たっているのではないかと思う。

青渭神社は、論社が三社あって、稲城市の青渭神社の他に、
青梅市の青渭神社は、奥宮のある惣岳山の山頂近くには真名井という霊泉がある。青渭の井とも呼ばれ、社名の由来になったといわれている。
調布市深大寺の青渭神社は、あの辺は湧水の盛んなところで、ご祭神は水波能売大神と青沼押比売命とされているが、いずれも「水神」である。

水神といっても、色々あるが、三社とも地形からみて、「渭水」のような大河に住む水神ではなくて、「井」を守る水神のほうがふさわしい。


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