八幡神社鹿子(しし)舞

20150915

9月13日(日)に、歴史クラブ行事としてこの鹿子舞を見学しました。

この八幡神社は鎌倉街道沿いにあり、新田義貞が鎌倉に攻め上がるとき、この神社に参拝し、「新田義貞駒つなぎの松」が残っています。

この鹿子舞は、埼玉県内全域で行われている一人立ち獅子舞のひとつであり、太鼓を叩きながら三人一組になって踊る三匹獅子舞のかたちをとっています。
土日の両日にわたり、鹿子舞の一行が地区内にある神社・寺院をまわって、舞いを奉納しながらねり歩きます。
土曜日は、12時に八幡神社を出発、「天満天神社」、「水神社」、「子の神社」、「清水八幡」、「諏訪神社」、「長栄寺」と廻り、17時ころ終了。
150915shika01.jpg


日曜は、12時に八幡神社を出発、「旭愛宕社」、「峰愛宕社」、「白山神社」、「八幡神社」の順です。
150915shika02.jpg


八幡神社で舞うのは日曜だけなので、この日に行事の催行としました。
そして白山神社で待ち構えて、白山神社と八幡神社で舞を見ることにしました。

「鹿子舞」は、昔は「獅子舞」と書かれておりましたが、明治時代の初め、同社の別当寺(神仏分離以前に神社に設けられた寺院)であった成円寺を獅子舞の一行が出発したところ、維新政府の神仏分離政策により獅子は仏教に属すものとしてとがめを受けました。このとき土地の機転者が、「私のところは獅子でなく鹿子である。鹿は神の使いである」といって禁を免れたというもので、それ以来、鹿子舞と書くようになったとのことです。

白山神社では境内が狭いため、お囃子と獅子舞の人たち、関係者しか入れず、見物人は道路からの見物となります。
150915shika03.jpg


150915shika04.jpg


150915shika05.jpg


獅子舞が終わって、休憩してから行列で八幡神社に向かいます。
金棒を先頭に、神官、氏子役員、山伏、花笠、歌役、笛役、天狗、世話人、そして3頭の鹿子と続きます。
150915shika06.jpg


150915shika07.jpg


150915shika08.jpg



私たちは、近道をして行列が到着するのを待ちます。

行列が八幡神社に到着。
石段上の鳥居のところでほら貝が吹かれ、行列は急な石段を上がります。
150915shika09.jpg


150915shika10.jpg


150915shika11.jpg


鹿子は、石段の途中で、草鞋を履き替え、服装を整え、「砂糖水」を飲んで、お浄めをして鹿子舞に備えます。

境内の奉納場では、待っている間、囃子方の一人が珍しい「鼻笛」を披露してくれました。
150915shika12.jpg


舞うのは3匹の獅子と天狗。
演目は「竿がかり」から入りました。
舞は、女獅子(金の獅子)をめぐって 若い獅子(赤い獅子)と年上獅子(黒い獅子)が争う、というのがメインのストーリー。
それに天狗がちょっかいを出します。

鹿子の袴はかまを見るとヘビの鱗うろこ模様が染め抜かれていますが、これは雨乞あまごいや五穀豊饒を祈願したためと考えられています。

動画を撮ったのでそれを見てください。
長いので、前半と後半の二つに分けてアップしました。

動画(前半)を見る



動画(後半)を見る



いま、どういう舞をしているかをマイクで解説をしてくれたので、判りやすくて良かったですね。
満足しました。


この鹿子舞の特徴として、「各盞(かくさん)の儀」と呼ばれる儀式が伝承されているところにあります。これは奉納舞をはじめる前と終わりに行うもので、「来年の同月同日の何時まで」と次回の儀式が必ず行われるように約束することをいいます。

歴史クラブが見学にきているというので、進行役の方が喜んでくれて、保存会会長様などのご厚意で、特別にその場に入れていただき、「各盞(かくさん)の儀」を見学することが出来ました。
神事ということで、ケーブルテレビも来ていましたが、「各盞(かくさん)の儀」だけはカメラが入れてもらえなかった状況の中、本当に思いもよらぬご厚意がとても嬉しく、感謝しつつ拝見しました。
とても貴重な経験をさせていただきました。

(了)


歴史クラブ行事一覧に飛ぶ


「狭山市の歴史を訪ねる」に飛ぶ


スポンサーサイト

コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

計10ヶ所ですか!、随分、歩きまわるのですね。それにしても、これだけのものがよく続いているものです。若い人への伝承も大変でしょうし。

映像、見せていただきました。踊り手でダウンされた方がいらっしゃいましたが、運動と暑さで大変だったと思います。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
伝承については、キチガイみたいに熱心な人が
数人いないと無理だと思います。
その方々には頭が下がる思いです。
天狗は子供がやっているとか、早いうちから
参加していないと無理ですよね。
非公開コメント
プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード

Pagetop