贄持之子(にえもつのこ)/日本の神々の話

20150930

神武天皇が東征で、熊野から吉野に出たときに出会った神である。

『古事記』の中巻、「神武天皇」の巻、「布都の御魂と八咫烏」の段
ここでは、まず神武天皇が熊野村に入ると正気を失って倒れ、建御雷神の下した剣を熊野の高倉下が届けたことにより、気を取り直し荒ぶる神を倒した後、
「 そこでまた高木大神の仰せで教えて申されるには、「天つ神の御子を、ここから奥の方に行かせ申してはならない。荒れすさぶ神が非常にたくさんいる。今、天上から八咫烏を遣わそう。そしてその八咫烏が先導するであろう。その烏の飛び立つあとについてお進みなさいませ」と申された。それで、その教えさとしに従って、その八咫烏のあとについてお進みになると、吉野川の川下にお着きになったとき、筌(うえ)を作って魚を取っている人がいた。そこで天つ神の御子が、「おまえはだれか」とお尋ねになると、「私は国つ神で、名は二ヘモツノコと言います」とお答え申した。これは阿陀の鵜飼部の祖先である。(以後略)」

ここで、「筌(うえ)」とは、竹で編んだ筒を流れに仕掛けて魚を獲る道具のこと。
「阿陀の鵜飼部」とは、鵜を使って魚を捕り、朝廷に献納した部民。

八咫烏は、今やサッカー界の守り神として有名である。


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

八咫烏ですか、以前、熊野速玉大社に行った際、入口に近い所にあった末社の1つが、「八咫烏神社」でした。と言っても、結構、小さな神社で、おっ、珍しい名前だと思って、気が付いたのですが。

それにしても、この辺りの神話って、「神」を「人」と読み替えても、全然、不自然ではありませんね。
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写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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