島穴(しまあな)神社(延喜式内社)/千葉県市原市

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鎮座地:千葉県市原市島野1129

9月25日に、歴史クラブ行事で上総国の式内社5社を回ったが、「橘樹神社」、「玉前神社」に参拝したあと昼食後に、続いてこの神社に参拝した。

午前中は雨が降ったり止んだりだったのだが、この神社に到着する頃には、しっかり雨が降っていた。

一の鳥居は、バスの中から。
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宮之橋の手前でバスを降ります。
大正8年建設の石造の橋は、車は通行禁止となっている。
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社号標
延喜式武内社 上総国海上郡 嶋穴神社 小 、旧社格は県社。
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『古事記』・『日本書紀』によれば、景行天皇40年の日本武尊が東征の際、走水の海(浦賀水道)で暴風雨に遭ったが妃の弟橘姫の犠牲によって上総に上陸することができた。社伝では、そのとき弟橘姫が大和国の龍田大社の神に、無事に上総まで航行させてくれるのなら風鎮めの神を祀ると祈ったので、日本武尊は弟橘姫命の遺志に従いこの地に志那都比古尊を祀ったと伝える。
日本武尊の歿後の景行天皇57年、日本武尊の父の景行天皇は日本武尊東征の縁の地を歴訪し、当社に日本武尊命・倭比売尊を合祀した。

明治6年(1873年)近代社格制度において郷社に列格し、明治12年(1879年)県社に昇格した。

旧社地:
北方約200m、線路を挟んだ地に所在。当社は元ここにあり、昔はかなりの広さを持っていたという。林の中に深い穴があってそこから常に清い風が常に吹いていることから、これは風の神である志那都比古尊のなすところとされ「島穴」の社名もこれに因むとされる。穴は確認されておらず不明で、古墳の石室であるという可能性も指摘されている。

地名の島野:
所在地の島野は、「和名抄」の烏穴郷に比定され、シマアナがシマナに、さらにシマノに変わったものであろうという。また、この地は「延書式」の兵部式に「大前、藤瀦、島穴、天羽各五匹」と記載され、上総国府から安房国府に通じる宮路で、上総国の古代交通の要所であったことがうかがえる。

二の鳥居
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手水舎
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文政8年(1825)造立の狛犬
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拝殿は杉・松・樺を使用、切妻造り、嘉永2年(1849)建立、平成元年屋根修復。
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拝殿に文政6年(1823)、老中・松平定信筆による「嵩穴神社」の扁額があり。
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社 殿は、本殿・幣殿・拝殿が一体となって連なる権現造り。
本殿は流造り、天明3年(1783)建立、明治25年く1892)屋根を鋼板葺きに改め、平成元年屋根替え。
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本殿は、彫刻などの装飾が素晴らしく、また流れ破風の拝み懸魚はもちろん降り懸魚がこんなに数が多いのは初めて見た。
じっくり見たかったのと、雨がひどくて思うように撮影が出来なかったのは残念(泣)
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本殿背面にも、波の模様などの彫刻が多くて素晴らしかった。
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祭 神:志那津比古尊(しなつひこのみこと)
風の神。暴風を鎮め、人々の生活環境を守り豊かな恵みを与える神。「息長津彦尊(しなつひこのみこと)とも称される。市原市姉崎の姉崎神社の祭神・級長戸邊命(しなとペのみこと)の夫もし<は弟であるとの説もある。
副祭神は、日本式尊と倭比売尊。

神 紋は、「五七の桐」と「十六弁菊」でした。
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境内社です。

天神社(祭神:菅原道真)
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疱瘡神社(祭神:疱瘡神)
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第六天神社(祭神:面足尊、惶根尊)
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八雲神社(祭神:素戔嗚尊)
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三社合祀
子安神社(祭神:木花咲耶姫)
愛宕神社(祭神:火産霊命)
淡島神社(祭神:少名比古那神)
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浅間神社(祭神:木花咲耶姫)
富士塚となっている。
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頂上の「浅間大神」碑
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五合目の「小御嶽神社」
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厳島神社
祭神:宗像三女神(多紀理毘売命、市寸島比売命、多岐都比売命)
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資料によれば、道祖神社があるはずだが、確認できなかった。

また、社名が確認出来ない石祠が二体あった。
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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは。

おお、雨の中での参拝だったのですね。それにしても、結構、雨、強そうですね。

さて、富士塚ですが、市原市は富士講が盛んだったようで、富士塚は60位、残っているようです。「島穴神社」のは「一山講」で1880年に築造されたものだそうです。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
雨のときは、本当に撮るのに苦労します。

一つの市に60なんて、富士塚が多いですね。
凄いと思います。
今日記事にした姉埼神社の富士塚も「一山講」
でしたね。
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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