加茂神社(延喜式内論社)/埼玉県さいたま市

20151111

鎮座地:埼玉県さいたま市北区宮原町4-8-1

10月30日に、個人的に取り組んでいる「武蔵國式内社めぐり」で参拝した。
場所は東宮原駅の西、国道16号線と17号線が分かれた間に鎮座する。

社号標
この神社は、一之宮氷川神社の別当神社ということで、氷川神社から奉献されたもの。
社挌: 延喜式内論社(武蔵國足立郡4座のうち足立神社の論社)、旧村社
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当神社は延喜式式内社の一つで、さいたま市浦和区上木崎と飯田に鎮座する二つの足立神社及び鴻巣市に鎮座する久伊豆神社と共に武蔵国足立神社の論社とされている。

社号標のところにあった、周辺の案内図がとても良く出来た案内図で、感心した。
これなら、この辺の人は色々と訪ねて回る気になるだろう。
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境内の掲示の由緒
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その中にあった、「木曽街道上尾宿」
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「金の御幣(ごへい)伝説」というのがある。
参勤交代の途中、加賀前田家の家臣堀丹波守の妻女が産気づいた。当社に無事を祈願したところ陣痛がおさまり、国元で無事男子を産んだ。丹波守は霊験に感謝し、金の御幣を奉納したといもの。

入り口から入ると、左に折れて参道となる。
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ここに、元からあった社号標があり。
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大正10年奉納の一の鳥居(明神型)
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宝暦3年(1753)奉納の石灯篭
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文政10年(1827)奉納の石灯篭
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両部型二の鳥居
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境内の様子
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手水舎
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享保11年(1726)奉納の手水鉢
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狛犬
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拝殿
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社額
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拝殿内部
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拝殿から石庭を介して本殿。
開放的な覆いで、有名な「競らべ馬」などの彫刻がある本殿が良くみえたのは、とてもありがたかった。
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本殿
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本殿の足もとに、小さな狛犬が置かれてあり、損傷しているが江戸時代と思われたので、工夫して刻まれた文字もなんとか写した。
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台座に、「熊野十二社大権現」と「稲荷大明神」とあり、明治40年に合祀した「熊野稲荷合社」のものとわかった。江戸時代のものなので大切に保存してあるのだろう。
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年号がまた悩んだ。
「安○3年」の○がわからない。
最近古文書を勉強し始めて、部首とつくりを本来横並びを縦に描いたりする異体字に悩まされているので、縦に書いているのを横に並べて見たらわかった(嬉)
「安政3年」でしたね。1856年。
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本殿の正面
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扉脇の龍の彫刻
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扉の彫刻に巳がある。この地帯に水神信仰があり、それによるものか?
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階段下部にも丁寧な彫刻があり。
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脇障子の彫刻「獅子の子落とし」
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右側面の彫刻
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背面の彫刻
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左側面の彫刻
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階段側面の彫刻
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ご祭神は別雷命、倉稲魂命、伊弉諾命、伊弉冉命、菅原道真公

神紋は、京都の賀茂別雷神社と同じ、ちょっと形は違うが「二葉葵」。
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神楽殿
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境内社の三峰神社
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文化9年(1812)奉納の石灯篭
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社殿
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中に奉納されていたのが、まさに蛇が龍になった瞬間みたいな額。
ここにも水神信仰が見られた。
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これで、足立神社の論社4社が終り、「氷川神社」、「調(つき)神社」、「多氣比賣神社」も終わっているので、武蔵國足立郡の4座は終了した。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

なるほど、異字体と言うか、横を縦に書くこともあるのですか!

それにしても、安政3年と言えば、その前年は江戸大地震が起きた年ですので、世の中が、まだ、騒然としていたのかもしれませんね。世の中の平安祈願の意味もあったのかと思いました。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
異体字というのは、あきれるほど、色々ありますね。
時には腹が立ってきますが(笑)

天明の浅間山の大噴火とか、安政の大地震とかの
あとには多いですね。
庶民の皆さんの祈りが聴こえてくるような
気がします。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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