日御碕神社

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鎮座地:島根県出雲市大社町日御碕455
参拝日:2015年11月12日

物部神社から車を飛ばして、出雲市内を通り越して日御碕神社に急いだのは、ここが日没の名所だからである。
稲佐の浜を過ぎると、半島にかかり昇り道になる。海からせり上がった崖の道は、九十九折の急カーブが続く。
海には夕日がかかっているので絶景が続き、カミさんは「すごい、すごい・・・・」と感嘆符つきの感想を漏らしているが、私のほうは急カーブが続いているので「よそ見」は厳禁。
何度か車を停めて絶景を撮りたいと思ったが、早く日御碕神社に着いて、そこで日没をむかえなきゃと思い、車を飛ばした。

日御碕神社に近づいたころ、道の左肩に「日御碕神社全景スポット」の案内が。これはわかっていたので、車を停めて撮影。
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日御碕神社に着いたときには、まだ日は落ちていなかった(嬉)
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鳥居をくぐると、「国立公園 日御碕」の案内図が。
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もっと早く来ることができれば、日御碕灯台など色々と楽しめるのだが、今回は日御碕神社参拝がやっとだ。

境内図
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楼門の前に手水舎と社号標があり。
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茅葺の手水舎
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社号標
社格等:式内小社、国幣小社、別表神社
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下の本社(日沈の宮・日沉の宮、ひしずみのみや)は天暦2年(948年)、村上天皇勅命により祀り、上の本社(神の宮)は安寧天皇13年(紀元前536年)、勅命により祀られ、総称して日御碕大神宮とされた。
「日沈の宮」の名前の由来は、創建の由緒が、伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守れ」 との「勅命」を受けた神社、である事による。
現在の建物は江戸幕府3代将軍徳川家光の命により、松江藩主京極忠高が1634年(寛永11年)に着手し、1644年に松平直政が完成させました。
壁や木の切り口は白色で、柱や横木が丹塗(にぬ)りされた社殿は桃山時代の面影を残し、二つの本殿どちらも拝殿と本殿が続く権現造りです。
西日本で他に例がない「総権現造り」です。
上の宮(本殿・幣殿・拝殿・玉垣・宝庫・鳥居2基)と、下の宮(本殿・幣殿・拝殿・玉垣・禊所・廻廊・楼門・客人社2棟)からなり、これら社殿の全てと境内の石造建造物も含め、貴重な神社建築として全て国の重要文化財に指定されています。

天照大御神を祀る「日沉宮」、右手上には素戔嗚を祀る「神の宮」が鎮座。大きな社を二つ構えて両神を祭るのは全国でも珍しい。
もともと「神の宮」は日御碕灯台近くの「隠ケ丘」にあった。「日沉宮」は、ウミネコの繁殖地として知られる経島(ふみしま)にあり、平安時代に二つの社を同じ境内に祀った。
日御碕神社の伝承によると、隠ケ丘こそ出雲の神々の祖・素戔嗚の御陵であり、日御碕がスサノオ終息の地とされる。
素戔嗚が、出雲の国造りをした後「私の魂はこの柏の葉がとどまる所にすもう」と言って葉を投げ、風に舞って葉がとどまった地が隠ケ丘。隠ケ丘からは「神紋石」と呼ばれる柏葉の化石が見つかり、日御碕神社の神紋「三ツ柏葉」の由来となっている。

夕日が群青の日本海に沈んでいく、素戔嗚の霊地とされる日御碕で日の神天照神との和解もなったのだろう。仲たがいした弟と姉が一緒に祀られている日御碕神社で、神話の平和な結末となっている。

楼門
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楼門の中をのぞいて吃驚した。高さ2mくらいの木製狛犬である。
双方とも角つきというのも珍しい。
帰ってから調べると、安土桃山時代のものというので、私の集めたものの中では6番目に古いものとなる。
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楼門をくぐると、「客人神社」が左右にあり。
ご祭神は、櫛磐窗神(櫛磐間戸神)と豐磐窗神(豐磐間戸神)ということなので、随神門の随身と同じ神様です。
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先に、「神の宮」(素戔嗚尊)に参拝します。
上り口は二つある。

楼門をくぐって、すぐに右二上がる石段。
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日沉宮の前から上がる石段。
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拝殿
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拝殿内部
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本殿
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千木は内削ぎ(平削ぎ)。
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ご祭神:
主祭神:素盞鳴尊
相殿:天照大神との誓約の際に、素盞鳴が生んだ宗像三女神(田心姫、湍津姫、厳島姫)

神紋は「「三つ柏」
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「日沉宮」を見下ろす。
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神の宮からちょっと下がって、多くの末社群。
八幡社、大歳社・若宮社、坂戸社、加賀社・問社、大野社、真野社、窟社、宇賀社、中津社、摂社立花社、大土社・波知社、意保美社・大山祇社、曽能若姫社・秘臺社、日和碕社となります。
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「日沉宮」に参拝。
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拝殿内部
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拝殿の側面
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本殿
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千木は「外削ぎ」
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一般的に、男性神の場合に「外削ぎ」、女性神の場合に内削ぎと言われますが、このお宮ではその逆となっていました。

ご祭神は:
主祭神:天照大神
相殿: 素盞鳴尊との誓約の際に天照大神が生んだ五神(正哉吾勝尊、天穂日命、天津彦根、活津彦根命、熊野櫲樟日命)

神紋は「「三つ柏」
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日御碕神社には素盞鳴尊にまつわる秘祭「神剣奉天神事」が伝わる。旧暦の大みそかに連綿と営まれており、誰も見ることができない。
八岐大蛇を退治した際、素盞鳴尊は八岐大蛇の尾から天叢雲剣を得て高天原の天照大神に献上する。この時、素盞鳴尊の使者を務めた御子神が日本書紀に出てくる天之葺根神(あめのふきねのかみ)。
天照大神は大いに喜び、お返しに草木の種を授けた。
この古事記と日本書紀には見られない伝承を反映したのが「神剣奉天神事」だ。
日御碕神社の宮司を代々務める・小野家の先祖が天之葺根神。宝剣献上の使者を務めた天之葺根神に倣ってか、歴代宮司は家伝の宝剣を持ち、一人で山に登り神事を営む。


神倉
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境内社/荒魂神社
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境内社/蛭児社
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境内社/韓国神社
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「神の宮」横に、御神砂の碑と神紋石舎。神紋石舎内部に神紋の柏の化石が表面にあったという「神紋石」があったはずなのだが、見落としました(泣)

境内では、日没を見られる適当な場所が見つからなかったため、浜に出ることにした。

途中、境内社があり。
中之島になっているので、厳島神社か宗像神社だと思われる。
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ちょうど日が落ちるところだった。
浜の鳥居のシルエット越しにきれいな夕日が見えた。
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夕日が海に映える。
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経島(ふみしま)
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かって日沉宮」のあった経島では、毎年8月7日に「夕日の祭」が行われる。
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海に落ちる綺麗な夕日を見られたので、大満足。
帰りは、のんびりと車を走らせて、この日の泊りの出雲市内のホテルに向かいました。


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

おっ、夕日に間に合ったのですね!

私はこの神社には2回、行きました。すなわち、東京から寝台列車「サンライズ出雲」で出雲市駅に10時直前に着いて、そこより、バスで。そして、次の日、出雲市駅より、また、バスで行きました。2回、行った理由は、海が綺麗だったので、朝、早い時間に撮影したかったです。

四季歩さんが行かれた時も参拝客は少なかったようですが、私が行った時も、バスに乗っていた数名だけでしたので、撮影しやすかった記憶があります。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
ほんとうに、ここは眺めがよくて、
いいところでした。
昼間もここに居て、海の綺麗さも
堪能できればよかったですね。

やはり出雲市内のお宮と比べたら
少なかったですが、最近のブームのせいか、
こういうところでも若い女性が
多いですね。
けっこうなことです(笑)
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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