亀戸七福神めぐり

20160109

7日(木)に、歴史クラブ行事として行いました。30名参加の盛況でした。

JR亀戸駅から、まずは一番遠い龍眼寺まで歩いていき、それから巡拝していきました。
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☆龍眼寺【1.布袋尊】
江戸名所図会にも描かれた江戸の萩の名所。
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龍眼寺の創立は応永2年(1395)で、良博大和尚が開山しました。その後、江戸初期に住職が諸国から集めた百種類もの萩が植えられたことから、「萩寺」として呼ばれるようになり、江戸名所図会にも描かれるなど、江戸の名所となりました。

本堂
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清簾度量のご利益があるとされる布袋尊が境内の一角にあるお堂にまつられています。
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松尾芭蕉の句碑
「濡れてゆく 人もおかしや 雨の萩」
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万治2年(1659)造立の庚申塔
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これは12月初めの下見の時の写真ですが、紅葉とスカイツリーの取り合わせ。
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他にも、本尊の聖観世音菩薩、不動堂の不動明王、色々な人の句碑、見事な鯉、仰天するような大きな金魚など、見どころがありましたが、ここでは割愛しました。

☆天祖神社【2.福禄寿】
天祖神社の創立年代は明らかではありませんが、推古天皇の時代に創建され、聖徳太子作のご神体がまつられていたといわれています。
ご祭神:天照大御神
また、天正年間(1573~1592)に悪病が大流行したとき、織田信長がこの神社で流鏑馬の行事を行わせたところ、たちまち収まったと伝えられ、このことにちなむ祭事として、毎年9月16日に400年以上の伝統を持つ「流鏑馬(こども歩射)」が行われています。

拝殿
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人望福徳のご利益があるとされる福禄寿が境内の一角にあるお社にまつられています。
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拝殿前の獅子山
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境内のあちこちに双体道祖神がおかれていたが、他は最近のものだったが、これは古い感じでよかった。
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天祖神社の氏子社中毎に作っている手ぬぐいが飾られていた。
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天祖神社から木下川沿いの道に出て、次の目的地に向かうが、その辺の橋から木下川に写るスカイツリーを撮れる。
下見のときには、こんな感じで波が立っていて、ちょっとしか映らなかった。
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この日はもっと風が強くて全然期待できないため、皆さんに案内もしなかった。

【梅屋敷跡】
次の香取神社に向かう途中にあった。
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広重の「江戸名所図会」
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☆香取神社【3.恵比寿神・4.大国神】
香取神社は、天智天皇の4年(665)に中臣鎌足が東国下向の際に勧請したと伝えられる区内で最も古い歴史を持つ神社です。また、平将門の乱のとき、俵藤太秀郷が当社に戦勝を祈り、祈願成就の後、弓矢を奉納したとされ、このことにちなむ祭事として、毎年5月5日に「勝矢祭」が毎年行われています。古来より武運長久の神として、現在ではスポーツの振興の神として多くの人々に親しまれています。

鳥居から長い参道が。
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拝殿
ご祭神:経津主神 (ご相殿)武甕槌神、大己貴神
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愛敬富財のご利益があるとされる恵比寿神と有富蓄財のご利益があるとされる大国神
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亀戸の地名のもとになった「亀が井戸」あり。
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区内で最も古い歴史を持つスポーツ振興の神なので、お願いはスポーツに関することだった。
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亀戸大根の碑
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「紙本淡彩道祖神祭図」広重
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拝殿前の紅梅がほころびていた。
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テレビで「もやもやサマーズ」とか「有吉正直散歩」をよく見ているが、「正直シール」が張ってあるのは、初めて見た(笑)
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香取神社の全体については、別途記事にします。

☆東覺寺【5.弁財天】
東覺寺の創立は享禄4年(1531)で、開山は玄覚法印と伝えられる真言宗のお寺です。当時は、不動明王をご本尊に安置して、江戸時代には「亀戸不動」として有名でした。明治34年(1901)に深川本村町(現、猿江2)にあった覚王寺と合併し、大日如来をご本尊として今日に至っています。 東京にある弘法大師ゆかりの八十八ヶ所のお寺を巡る「御府内八十八ヶ所霊場」の73番目の札所です。

本堂
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芸道富有のご利益があるとされる弁財天が境内の一角にあるお堂にまつられています。
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四面の彫刻が素晴らしい宝篋印塔
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門前にある不動明王標柱
正面に「大山同木□作 不動明王」とあります。
江戸時代の「亀戸不動」当時の不動明王は、東大寺別当良弁(689~773)の作で、大山寺(神奈川県)本尊と同木同作といわれ、江戸時代より亀戸不動として信仰をあつめてきました。
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☆常光寺【6.寿老人】
常光寺は曹洞宗の寺院で、本尊の阿弥陀如来は行基の作と伝えられています。「江戸六阿弥陀詣」の6番目の霊場です。六阿弥陀詣とは春と秋のお彼岸に行基作の6体の阿弥陀像を参詣することで、江戸時代の人々の行楽の一つでした。他の5か所は、西福寺、無量寺、与楽寺(以上北区)、恵明寺(足立区)、常楽寺(調布市)です。
その起源については、こんな伝説があります。
奈良時代のこと、足立宰相藤原正成の娘「足立姫」は、豊島左衛門尉清光に嫁いだところ姑との折り合いが悪く、12人の侍女とともに荒川に身を投げて死んでしまいました。
これを悲しんだ父正成は、諸国巡礼の末、紀州(和歌山県)熊野三山に参詣して神木を授かり、行基に6体の阿弥陀仏を彫刻してもらって帰国し、これを6か所の寺に分散して供養したのが六阿弥陀の始まりということです。

本堂
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延命長寿のご利益があるとされる寿老人が境内の一角にあるお堂にまつられています。
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境内に「六阿弥陀道道標」あり。
左側面に「自是右六阿弥陀道」とあるので、もともとは常光寺にやってくる道の途中にあったもの。
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「丸彫庚申塔」
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戦災で分断されていたものを再建したもので、頭部は昭和40年頃に他の像のもので補ったそうです。
最初、台座に「庚申」とあり、胴体は靑面金剛らしくはあるものの、頭部がいかにも異常で、「何だこれは・・・・」と思ったのですが、調べたらそういうことでした。
天和3年(1683)造立で、丸彫りの靑面金剛像は都内では珍しい。
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「武州本□」、「住所下総國葛飾郡」とある。
□は、江東区広報課発行の「史跡を訪ねて」では「所」と推定している。
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ここから一旦駅まで戻り、会員の一人の昔馴染みのお店で昼食。どの定食も美味しかったと好評でした。

☆普門院・毘沙門堂【7.毘沙門天】
真言宗智山派寺院の普門院は、福聚山善應寺と号します。普門院は、1552年橋場に創建、元和2年(1616)当地へ移転したといいます。当地に移る際、梵鐘を川に落としてしまい、その地を鐘ヶ淵と呼ぶ伝承を持ちます。

毘沙門堂
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墓地に伊藤佐千夫の墓あり。
伊藤左千夫は、名を幸次郎といい、元治元年(1864) 8月18日、千葉県成東町に生れました。
18歳で上京、勉学に励み、明治22年現在の錦糸町駅南側のところで牧場、搾乳業を営みました。
明治33年37歳のとき、正岡子規の門に入り、たちまち根岸派歌壇の重鎮となりました。
歌壇アララギを主宰し、小説(野菊の墓)を著し、すぐれた多くの門弟を指導、近代短歌の興隆に力を尽した功叢は大きい。

墓碑銘は中村不折の書
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このあと、亀戸天神社に参拝しましたが、別記事で詳しくアップします。

亀戸天神社の記事を読む



(了)


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

30名で亀戸七福神巡りですか、ご苦労様です。ここは狭い区域に7つの寺社が集まっているので、まわりやすいですよね。天祖神社に双体道祖神が沢山あるの、初めて知りました。今度、あの辺りに行った時、すなわち、梅の花の季節ですが、行ってみようと思います。それにしても、もう、紅梅が咲き始めたのですか!

そう言えば、本日、谷中を歩いたのですが、谷中七福神をまわってているらしい団体に3組ほど、出会いました。


matsumoさん

コメントありがとうございます。
今は、どこに行っても、団体さんと会いますね。
それだけ元気なお年寄りが多いんですね。
七福神めぐりは特に多いですね。
いいことだと思います。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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