羽山津見神(はやまつみのかみ)/日本の神々の話

20160124

『古事記』では「羽山津見神」 、『日本書紀』では「麓山祇」と表記する。

この神は、島根県松江市八雲町の熊野大社の境内社「伊邪那美神社」の祭神として参拝した。

『古事記』では、刀(天之尾羽張、またの名は伊都之尾羽張)で斬られた迦具土神の各所に八柱の山津見神が生まれた。
頭に正鹿山津見神(まさかやまつみのかみ)
胸に淤縢山津見神(おどやまつみのかみ)
腹に奥山津見神(おくやまつみのかみ)
陰部に闇山津見神(くらやまつみのかみ)
左手に志芸山津見神(しぎやまつみのかみ)
右手に羽山津見神(はやまつみのかみ)
左足に原山津見神(はらやまつみのかみ)
右足に戸山津見神(とやまつみのかみ)。

『日本書紀』の一文によると、迦具土神を斬った血が、石や樹や草などを赤く染めたとなっているそうで、これによって石や樹や草などから火が出るということになった、となっていく。
イザナミが火神を生み、火神によって女陰を火傷するという話は、ニューギニアなどに分布ししているようだ。
そして、イザナミは黄泉の国にいき、地下を支配するが、地下に住む火の女神の神話もポリネシアなどにあるそうだ。
これは、火山と結びついてくる。
迦具土神の身体が切り刻まれて、岩石、雷、火焔、水、山が誕生する話も、火山の爆発に伴う現象を物語る神話といえなくもない。

『古事記』の該当するところの(読みくだし文)をここに載せておきます。
 かれここに、伊邪那岐命詔りたまはく、「愛しき我が汝妹の命を、子の一つ木に易へむと謂へや」とのりたまひて、すなはち御枕方に新郎ひ、卸欝に匍匐ひ、御足方に匍匐ひて哭きし時に、御涙に成りし神は、香山の畝尾の木の本に坐す、名は泣沢女神。かれ、その神避りましし伊邪那美神は、出雲国と伯伎国との堺の比婆の山に葬りまつりき。
 ここに伊邪那岐命、佩かせる十拳剣を抜きて、その子迦具土神の頸を斬りたまひき。ここにその御刀の前に箸ける血、ゆつ石村に走り就きて成りし神の名は、石拆野、次に根拆野、次に石筒之男神。三神 次に御刀の本に箸ける血も、ゆつ石村に走り就きて成りし神の名は甕速日神、次に樋速日神、次に建御雷之男神、亦の名は建布都神、亦の名は豐布都神。三神 次に御刀の手上に集れる血、手俣より漏き出でて成りし神の名は闇淤加美神、次に闇御津羽神。
  上の件の石拆野より下、闇御津羽神より前、併せて八神は、御刀によりて生りし守なり。
 殺さえし迦具土神の頭に成りし神の名は、正鹿山津見神。次に胸に成りし神の名は、淤縢山津見神。次に腹に成りし神の名は、奥山津見神。次に陰に成りし神の名は、闇山津見神。次に左の手に成りし神の名は、志藝山津見神。次に右の手に成りし神の名は、羽山津見神。次に左の足に成りし神の名は、原山津見神。次に右の足に成りし神の名は、戸山津見神。正鹿山津見神より戸山津見神まで、併せて八神。かれ、斬りたまひし刀の名は天之尾羽張と謂ひ、亦の名は伊都之尾羽張と謂ふ。

ハ=端で奥山に対する端山を表す。ツミは住むの意。
となるそうである。


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