老尾(おいお)神社/千葉県匝瑳市

20160428

鎮座地:千葉県匝瑳市生尾75
参拝日:2016年4月19日

歴史クラブの「関八州式内社めぐり」で、この日下総国の式内社11社のうち6社に参拝しましたが、最初の蘇我比咩神社に続き、当社に参拝しました。

社号標
式内社(小) 下總國匝瑳郡 老尾神社、旧郷社
160428oio01.jpg


匝瑳市教育委員会の説明
160428oio02.jpg


由緒:社伝によれば崇神天皇7年(紀元前91年)の創建と伝えられ、祭神の阿佐比古命は葦原中国を平定するため天下り、後に当地の守護神になったという。また、下絵国一宮「香取神宮」は経津主命を祀っており、同族で下総国東部を支配していたことがうかがわれる。匝瑳都唯-の武内社であり、匝瑳都を代表する神であった。
正平24年(1369)、社殿を焼失し、千葉氏によって再興され、以降千葉氏の保護を受けたが、千葉氏の衰えとともに当社も衰退し、現在は生尾地区の氏神として存立する。香取神宮の末社に「匝瑳神社」があり、ここから旧I匝瑳郡匝瑳村大字生尾の老尾神社に分祀されたと伝承されている。

匝瑳という地名は、現存のものでは、奈良の正倉院に伝わる庸調に見られる天平13年(741)の記録が最古とされている。
匝瑳の由来は、『続日本後紀』によれば大化の改新(645年)の100年以上前、5世紀から6世の初めにかけて、畿内の暮族であった物部小事(もののべのおごと)なる人物が、坂東を征した功績により朝廷から下総国の-部を与えられ、匝瑳都(そうさごおり)とし、小事の子孫が物部匝瑳(もののべのそうさ)氏を名乗ったと伝えられている。
匝瑳の語源については諸説があるが、930年代に編纂された『倭名抄』には、狭布佐(さふさ)と書かれている。また、『下総国旧事考』」に「名義は、或書に狭麻の義とす。猶考ふべし。」とある。-般的には『倭名抄』の狭布佐の説を採り、「狭」は美しい、「布佐」は麻の意で、美しい麻の採れる土地であったことから、狭布佐(さふさ)が転じて匝瑳(そうさ)になったとされる。
漢和辞典によれば、漢字の「匝」は、訓読みで「匝(めぐ)る」と読み、ひと巡りして帰るという意味があり、「瑳」は訓読みで「瑳(あざ)やか」あるいは「瑳(みが)く」と読み、あざやかで美しいという意味がある。
匝瑳市のホームページでは、「匝瑳の語源については、諸説があって定まっていませんが、発音での「さふさ」という地名があり、「さ」は「狭」で美しい、「ふさ」は「布佐」で麻の意で、「美しい麻のとれる土地」であったとする説や、「さ」は接頭語で、「ふさ」は下総国11郡中で最大の都であったことに由来するという説があります。匝瑳は、「さふさ」に縁起のよい漢字を充てたものと考えられています。」とある。

入り口鳥居の先の参道は鬱蒼とした林の中の一本道。
160428oio03.jpg


160428oio04.jpg


参道からちょっと入った場所に、末社であろう石祠がところどころにある。
今日は6社廻ると云う事で時間の制限がきついので、他の皆さんに遅れないようにするため、参道から望遠モードで撮りながら急ぐ。
帰ってから、ネットで調べても境内社に関する情報が皆無である。
一応掲載しておく。

末社(左は「道祖神」、右は不明)
160428oio05.jpg


末社(不明)
160428oio06.jpg


末社(天神社)
160428oio07.jpg


末社(不明)
160428oio08.jpg


末社(不明)
160428oio09.jpg


手水舎
160428oio10.jpg


拝殿
160428oio11.jpg


160428oio12.jpg


160428oio13.jpg


本殿
160428oio14.jpg


160428oio15.jpg


160428oio16.jpg


本殿背後から
160428oio17.jpg


ご祭神:
主祭神は阿佐比古命(香取神宮の祭神・経津主命の御子神)
合祀神は磐筒男命、磐筒女命、国常立命。

神紋は「左三つ巴」
160428oio18.jpg


境内社・子安神社
ご祭神は、木花之佐久夜毘売だと思う。
160428oio19.jpg


右側の古い石祠に「子安大明神」とあり、左側の新しい石祠が現在の子安神社と思われる。
160428oio20.jpg


社殿の向かって右前に巨木あり。
160428oio21.jpg


160428oio22.jpg


そして社殿の背後に、市指定天然記念物のご神木(杉)が聳えている。
160428oio23.jpg


160428oio24.jpg


160428oio25.jpg


160428oio26.jpg


更に、境内から50mほど離れた墓地に、市指定有形文化財の文和2年(1353)建立の板碑があり。
160428oio27.jpg


蓮華座の上に種子「胎蔵界大日如来」を刻んでいる。
160428oio28.jpg


これで当社の参拝を終え、香取神宮に向かいました。


歴史クラブ行事一覧に飛ぶ



神社巡拝記事一覧に飛ぶ



スポンサーサイト

コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

「匝瑳市」って、全く読めなかったので早速調べたら、「そうさし」と読むのですね。例の合併による市だと思うのですが、この手の地名って、知らないものが多いのが困りものです。

さて、老尾神社ですが、小山の中の小さな神社と言う感じですね。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
私は学生時代を含めて、7年間千葉県に
居ましたが、その頃はこの名前に出くわした
ことがありませんでした。
それで、今回大いにとまどいましたね(笑)
非公開コメント
プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード

Pagetop