下総国一之宮・香取神宮(延喜式内社)/千葉県香取市

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鎮座地:千葉県香取市香取1697
参拝日:2016年4月19日

歴史クラブの「関八州式内社めぐり」で、この日下総国の式内社11社のうち6社に参拝しましたが、蘇我比咩神社、老尾神社に参拝し、当社の前まで到着してから昼食を取り、休憩してから当社に参拝しました。

社号標
社格等:式内社(名神大)、下総国一宮、 旧官幣大社、勅祭社、別表神社
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社伝では、初代神武天皇18年の創建と伝える。黎明期に関しては明らかでないが、古くは『常陸国風土記』(8世紀初頭成立)にすでに「香取神子之社」として分祠の記載が見え、それ以前の鎮座は確実とされる。
また、古代に香取神宮は鹿島神宮とともに大和朝廷による東国支配の拠点として機能したとされるため、朝廷が拠点として両社を祀ったのが創祀と見る説がある。これに対して、その前から原形となる祭祀が存在したとする説もある。

奈良時代、香取社は藤原氏から氏神として鹿島社とともに強く崇敬された。神護景雲2年(768年)には奈良御蓋山の地に藤原氏の氏社として春日社(現・春日大社)が創建されたといい、鹿島から武甕槌命(第一殿)、香取から経津主命(第二殿)、枚岡から天児屋根命(第三殿)と比売神(第四殿)が勧請された。その後も藤原氏との関係は深く、宝亀8年(777年)藤原良継の病の際には「氏神」として正四位上の神階に叙されている。

延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳(3ページ)には下総国香取郡に「香取神宮 名神大 月次新嘗」と記載されており、式内社(名神大社)に列し、月次祭・新嘗祭では幣帛に預かっていた。なお、同帳で当時「神宮」の称号で記されたのは、伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮の3社のみであった。また下総国では一宮に位置づけられ、下総国内からも崇敬されたという。

中世、武家の世となってからも武神として神威は維持されており、源頼朝、足利尊氏の寄進に見られるように武将からも信仰された。一方で、千葉氏を始めとする武家による神領侵犯も度々行われていた。また、この時期には常陸・下総両国の海夫(漁業従事者)・関を支配し、香取海を掌握して多くの収入を得ていた。
千葉氏の滅亡後、代わって関東に入った徳川家康の下、天正19年(1591年)に1,000石が朱印地として与えられた。その後開かれた江戸幕府からも崇敬を受け、慶長12年(1607年)に大造営、元禄13年(1700年)に再度造営が行われた。現在の本殿・楼門・旧拝殿(現・祈祷殿)は、この元禄期の造営によるものである。

明治4年(1871年)5月14日、近代社格制度において官幣大社に列し、昭和17年(1942年)に勅祭社に定められた。戦後は神社本庁の別表神社に列している。

香取の古名は「楫取」と書き、一般には舵取りの意味と考えられている。当地は利根川の側に位置し、霞ヶ浦から鹿島灘への要衝にある。大化の改新以後、全国に神郡が設置されたが、当地域は、香取神郡となった。

当然のことながら、香取神宮は広い。
香取神宮のHPに記載の境内案内図を頭に入れて、参拝を開始した。
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朱塗りの大鳥居をくぐる。
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深い木立の中の参道をしばらく歩く。
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これだけは絶対にお参りしないといけないと思っていた「要石」に通じる入り口の案内があったので、こっちを先にお参りすることにして入っていく。
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護国神社に通じる参道を行く。
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山道だが、石段が整備されている。
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まず、護国神社がある。
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その奥に「要石」がある。
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要石は石の柵の中にあり。
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傍に、末社「押手神社」あり。
ご祭神:宇迦之御魂神
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総門に通じる参道に戻ります。
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石の大鳥居の前まで来ました。
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左手に「神池」あり。
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石の大鳥居
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それをくぐると、総門前石段の下左右に大きな狛犬あり。
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総門
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手水舎
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楼門
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楼門の彫刻
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随身
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楼門をくぐる。
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楼門の内側には、木製の狛犬が侍っていた。
昭和初期の作だそうで、元・陸軍習志野鉄道隊にあった神社の狛犬。
戦後の撤収で取り壊されるところを、香取神宮が引き受けたものだそうですが、とてもいい出来です。
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拝殿
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向拝部の彫刻
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拝殿内部
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幣殿
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拝殿でお参りしたあと、本当は宝物殿に入り、黄瀬戸の狛犬を拝観したかったのですが、時間の関係で無理なので、社務所で写真が載っている冊子を探しました。
幸いにして、ありました(嬉)

国宝「海獣葡萄鏡」 中国隨時代
奈良正倉院御物、四国大山祇神社の神鏡と共に日本三名鏡といわれる。
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重文「古瀬戸黄釉狛犬」 南北朝時代
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拝殿の横から本殿が見えるところに移動。
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本殿
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拝み懸魚、降り懸魚が金の細工で美しい。
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妻側の彫刻
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【御祭神】
主祭神:経津主神(またの名は伊波比主命)
相殿神:武甕槌命、比賣神、天兒屋根命

経津主神については、別記事にしてあります。

それを読む


神紋は「五三の桐」
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摂社「匝瑳神社」
ご祭神:磐筒男命・磐筒女命
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ご神木「三本杉」
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「旧拝殿」
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楼門前右にある末社に参拝。
「諏訪神社」
ご祭神:建御名方命
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その近くに「黄門桜」があり。
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楼門前左には「木母杉」があり。
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楼門の左手には、末社・馬場殿神社あり。
ご祭神:建速須佐之男命
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その左手には、末社二社が合祀されていた。
・市神(いちがみ)社(事代主命)
・天降(あまくだり)神社(伊伎志爾保神(いきしにほがみ)・鑰守神(かぎもりがみ))
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これで時間切れとなり、参拝を切り上げたが、参拝できなかった摂末社は下記の通り。
・奥宮
・鹿島新宮(武甕槌命・天隱山命(あめのかぐやまのみこと))
・六所神社(須佐之男命・大國主命・岐神・綿津見神・雷神)
・花薗神社(六所神社に合祀、靇神)
・櫻大刀自神社(木花開耶姫命)


ここから続いて、「麻賀多神社」に向かいました。


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

鹿島神宮は2回、行ったことがありますが、香取神宮は行きたいと思っているのに、未だに行ったことがありません。理由は香取駅から結構、遠そうな感じだからです。それにしても、境内、広いし、また、写真的にも良い感じですので、今年か来年には行きたいです。

上記の写真では女性の後ろ姿が写っている旧拝殿がいいですね。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
香取神宮にも、ぜひお出でになってください。
絶対に気に入っていただけると思います。
やはり、神宮と云われるだけのことはあります。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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