走水神社

20160527

鎮座地:神奈川県横須賀市走水2-12-5
参拝日:2016年2月19日(下見)、5月11日

この神社にお参りしたのは、歴史クラブ春季定例見学会で訪れました。この日の見学会では二つ目の訪問地ですが、私には「神社巡拝」というくくりもあるので、ここを先に記事にしました。
幹事として下見にも来ているので、その際の写真も使用しました。空が曇っていたり晴れていたりと、写真が混在しますが、ご容赦ください。

横須賀で三笠記念艦を見学し、近くのポートマーケットで昼食してから、この神社にお参りした訳ですが、参加者45名の大型バスで移動しているので、神社の近くには停める場所が無く、近くの横須賀美術館の駐車場にバスを置いて歩きました。

入り口の大鳥居
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珍しい円柱の社号標
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 走水神社は、12代景行天皇の皇子、日本武尊と御后の弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)二柱をお祀りしている。
 景行天皇即位40年、日本武尊が東征にて走水の地に到着、御所(御座所)を建てた。(現在の御所が崎)
走水の地にて軍船等の準備をして上総に出発するときに、日本武尊は自分の冠を村人に与えたので、村人はこの冠を石櫃に納め土中に埋めその上に社を建てたのが、走水神社の創建。
 日本武尊は、上総国へ軍船で一気に渡ろうと船出したが、突然強い風で海は荒れ狂い軍船は転覆しそうになった。日本武尊に付き添ってこられた御后の弟橘媛命が「このように海が荒れ狂うのは、海の神の荒ぶる心のなせること、尊様のお命にかえて海に入らせて下さい。」と告げ、
「さねさし さがむのおぬにもゆるひの ほなかにたちて とひしきみはも」
と歌を残し、海中に身を投じられた。たちどころに海は凪ぎ風は静まり日本武尊一行の軍船は水の上を走るように上総国に渡ることが出来た。
以来、ここは水走る「走水」と言われている。
 上総、下総、常陸、日高見の国々の蝦夷を討ち平らげて大和に帰る途中、碓氷峠から遥か東方に光る走水の海の輝きを望み、その海に身を投じ武運を開いてくれた媛を偲び「あ~吾が妻よ」と嘆き呼びかけられたという、そしてこれをもって東国を東(吾妻)「アズマ」と呼ぶようになったといわれております。
 また、弟橘媛命が御入水されてから数日して海岸に櫛が流れ着き、村人たちはその櫛を日本武尊と弟橘媛命の御所があった御所が崎に社を建て、櫛を納め「橘神社」としたが、明治18年に御所が崎(旗山崎)が軍用地になったため、橘神社は走水神社の境内に移され、明治42年に走水神社に合祀されました。

大鳥居と社号標のところに、弘化4年(1847)奉納の狛犬あり。
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手水舎
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河童伝説にちなんで、可愛い河童がいた。
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傍に湧水の説明あり。
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境内は山の斜面にある。
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境内図
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社務所を覗いたら、壁に弟橘媛命の絵が掛かっていた。
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あれっと思い帰ってから調べたら、「古事記」を特集した雑誌に載っていた絵だった。
「弟橘媛命の入水」/走水神社蔵
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まずは社殿にお参り。
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向拝部の彫刻
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参拝
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拝殿を斜めから
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拝殿内にある社額
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社額の左右にある、ご祭神の絵
日本武尊
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日本武尊と御后・弟橘媛命のペアの絵
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神紋は、「橘」と「十六弁八重菊」
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社殿から左手にちょっと上がると、走水湾を見下ろせる。
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残念ながら、この日は天気が悪くて向かいの房総半島が全く見えなかった(泣)
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下見のときには、快晴でとてもよく見えたので、ここに載せておきます。
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拝殿の前からも、晴れていればこのとおり。
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古代の「古東海道」のときは、ここ走水湾から向かいの上総国(富津崎)に「古東海道」が走っていた。
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それから、向かって左が御所ケ崎(または籏山崎)だが、そこに黒船騒ぎのときには川越藩が籏山台場を築いていた。
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それでは、高いところから順に境内社とか石碑などに巡拝していきます。

弟橘媛命の記念碑
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その上に三社(須賀神社・神明社・諏訪神社)があるようだったが、時間の関係でお参りできなかった。
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別宮:弟橘媛命に殉じた侍女を祀る。
4/19に下総国式内社を巡拝した時、「蘇我比咩(そがひめ)神社」に祀られていたのがその一人。
弟橘姫に付き従ってきた5人の女性もー緒に水に入ったが、そのうちの一人、蘇我大臣の娘の蘇我比咩だけは浜に打ち上げられ、里人の看護により蘇生し、都に帰ったという。
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機械水雷:1910年に奉納された、日露戦争戦利品のロシア製機械水雷。
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稲荷神社(豊受姫命 (とようけひめのかみ)、宇迦之御魂神 (うかのみたまのかみ))
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稲荷神社の横にも古い石祠があり。
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水神社(河童大明神):
走水の地は特に水との縁が深く昔から水をお祀りしています。また、水の化身水神として河童の伝説もあります。河童は想像上の動物で、遭難した人を助けたり、漁業の手引きをし大漁をもたらしたとも言い伝わっています。
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もう二つ、石窟があり、何かが祀られていたが詳細不明。
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拝殿から石段を降りたところに「舵の碑」あり。
舵の碑:1975年、弟橘媛が荒海を鎮めた故事に因み、航海の安全を祈念して建立。
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針の碑:
昭和58年建立、針と衣類等に感謝。
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お砂:
白砂は走水神社に橘神社(弟橘媛命の社)が合祀される以前(1883年)橘神社があった御所が崎東海岸から小舟で運んで来て整斉したものです。
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お砂をいただいてきて、我が家の神棚に納めてあります。

包丁塚:1973年、当地で大伴黒主が日本武尊に料理を献じて喜ばれた故事に因み、建立。
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絵馬
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下から見上げた拝殿が、とてもいい感じです。
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皆さん、満足したようなので、次の予定地に向かいました。
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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

ヤマトタケルの東征って、その前の西征と同様に1人で行ったのだと思っていましたが(と言っても、途中からオトタチバナヒメが加わりますが)、走水神社では、軍船と書かれているみたいなので、大軍隊で行ったような記載ですね。

それにしても、ここも狛犬、良いですね!!

matsumoさん

コメントありがとうございます。
matsumoさんの好きな巾着田の近くに「九万八千神社」というのが
ありますが、これはヤマトタケルの部下が九万八千居たからだ、
と主張する説があります。
(九万八千神社の由緒には色々な説があります)
秩父に残るヤマトタケルの伝承は、ほとんど「ヤマトタケルの軍勢」
という言い方になっていますね。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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