尾張国一之宮・大神(おおみわ)神社

20160830

鎮座地:愛知県一宮市花池2-15-28
参拝日:2016年8月4日

青春18キップの旅三日目、やはり朝早く目が覚めたので、ホテルで朝食後すぐに出発。JRではここ尾張一宮から徒歩20分となっていて、名鉄なら次の駅の「妙興寺」から徒歩10分となる。体力温存のため名鉄を使うことにした。名鉄一宮駅で電車に乗ったのは、計画より1時間早い7:39だった。次の駅「妙興寺」で下車、徒歩10分で到着。

社号標
社格等:式内社(名神大)、尾張国一宮、 旧郷社
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拝殿前の由緒書きには、こうあり。
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崇神天皇の御代、疫病が流行したときに天皇が祀った神々の一柱。大和の國一の宮大神神社の祭神で、三輪の神とよばれ、大國主神(大國様)の別名がある。
大和の大神神社と同じく、大和系の人々が三輪の神を祀ったことにはじまるといわれる。鎮座地の花池は水が美しく、蓮田が多く、毎年熱田神宮に奉納する蓮が咲く沼であった。
奈良時代に國司が赴任して、國中の神社を代表として、國府宮の「尾張大國霊神社」を尾張の總社に指定、次いで花池の「大神神社」と「真清田神社」をまとめての「相殿・対の宮」と言うことで「尾張の一の宮」に指定した。「文徳実録」「尾張國帳」には従一位大名神とあり三宮明神、三明神へ神宝として珠・鏡・矢と三種の御証印があったと称せられ、延長5年延喜式神名帳には式内社とあり、勅祭神社であったことが判る。
尾張の國中には、大名神八座、小一二三座あって、当時の大名神八座の内の一座である。

延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳では尾張国中島郡に「大神神社 名神大」と記載され、名神大社に列している。
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『妙興寺文書』「中島長利寄進状」(観応元年(1350年))では、大神の地はと塚(現・一宮市大和町戸塚)の北東部になるとあり、この記載が名神大社比定の傍証になる。一方、他の名神大社と異なり『延喜式』臨時祭 名神祭条では当社の記載がないため、神名帳の「名神大」を衍字と見る説もあるが、肯定説では『貞観式』や臨時祭式の成立後に当社が名神大社の列に加わったためと推測する。また『和名抄』に見える郷名のうちで、当地を中島郡美和郷にあてて「みわ(神/美和)」のつながりを見る説が古くからあるが、『新編 一宮市史』では拝師郷または川埼郷にあてる。

明治5年(1872年)5月には近代社格制度において郷社に列した。現在では尾張国一宮を称し、全国一の宮会に加盟している(ただし一般的には尾張国一宮は真清田神社とされる)。これに関して大神神社側では、真清田神社・大神神社が対の宮であったとし、ともに一宮となったと主張している。
現在神職は常駐しておらず、一宮市内の大神社の宮司が兼務する。

入り口に灯明台が左右にあり。
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右にあるのが、安政5年(1858)に氏子中奉納のもの。
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左が驚いたことに「武州新座郡野火止平林寺16世大和尚」奉納となっている。安政4年(1857)奉納。
この尾張の地で、平林寺の名前を見て驚いた。
この神社の別当寺と関係があったのであろう。
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鳥居
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手水舎
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祓所
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拝殿前には、大きな石灯篭と狛犬が並ぶ。
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巨大な石灯篭2基は、大正3年奉納のもの。
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同じく大正3年奉納の狛犬。
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吽型の狛犬に子犬が手にじゃれている様子がいい。
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拝殿
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神号額には「大神大明神」とあり。
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拝殿内部
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本殿
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ご祭神は、大物主神で、奈良の大神神社と同神とするのが通説。
他には、火明命十世孫にあたる「大美和都禰命」を祀るとする説もある。
火明命の後裔であれば、尾張氏と同祖であるから、当地において大神と称されても当然と思われる。

神紋は奈良桜井市の大神神社と同じ三杉である。
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ここには、文化12年(1815)造立の木造狛犬があるとのこと。
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境内社は、本殿に並び瑞垣の内にあります。

六所社(ご祭神:豊受大神、応神天皇、天児屋根神、倉稲魂神、武甕槌神、底筒男神)
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三島社(ご祭神:大山祇神)
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白山社(ご祭神:伊弉冉神)
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神明社(ご祭神:天照皇大神)
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神馬
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境内にあった招魂社に思わぬ拾いものがありました。
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慶應2年(1866)奉納の狛犬。
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不思議なことに、尾の形が左右違います。
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社殿に相対する位置に、「蕃塀」があった。
蕃塀は、神社の一施設で、通常は参道上で拝殿の前に存在する短い塀である。「不浄除け」、「透垣」、「籬」などとも呼ばれる。正殿を直視しない(できない)ようにするとか、不浄なものの侵入を防ぐために造られたと思われるが、正確な目的は不明である。辞書などでは「蕃塀」は伊勢神宮のものを指すことが多い。
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これで参拝を終え、また名鉄「妙興寺」駅に戻ったが、その途中ここの地名「花池」に誘われ、道沿いの民家の庭に咲いている花を撮りながら行った。
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「妙興寺」から「名鉄一宮」に戻り、JRで「尾張一宮」から「熱田」駅まで移動。
今回の青春18キップの旅での最後の訪問地「熱田神宮」に向かいました。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

ここにも「大神神社」があるのですか。大分、前に奈良の「山の辺の道」を歩いた時、「大神神社」に着いたのですが、私は「おおがみじんじゃ」と読み、それが「おおみわじんじゃ」と読むことは家に戻ってから知りました。すなわち、「みわじんじゃ」は「三輪神社」だと思っていたもので。

朝霞駅近くの「平林寺」ですか。私が高校生の時、学校が平林寺の寺域の一部を借りて、運動場や宿泊施設を作っていました。運動会はそのグランドでやりましたし、部活動の人達が宿泊施設に泊まったりしました。私は地学部だったので、冬のまっただ中に、星の観察に行きましたが、その時、初めて、水道の水が凍ることを知りました。社会人になってから、1回だけ、そこを訪れたことがありますが、既に、グラウンドや宿泊施設は無くなっていました。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
私は、それ以外にも栃木県栃木市にある、
式内社「大神神社」に参拝しています。

平林寺に、一番最初に行ったのは、京都の詩仙堂のあとで、
平林寺に石川丈山の扁額があると知り行きました。
広大な敷地に驚きましたが、そんなことも
あったんですね。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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