下野国一之宮・宇都宮二荒山神社

20160909

鎮座地:栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1
参拝日:2016年8月16日

この日、宇都宮にある栃木県立博物館に調べものがあるので出かけ、当社にまだ参拝していなかったので、参拝しました。

宇都宮駅に降り立ち、まずは「餃子の碑」
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もちろん、私も餃子を食べるのを楽しみにしています(笑)

駅正面の大通りを8分ほど歩いて到着。
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社号標
社格等:式内社(名神大)論社、下野国一宮、 旧国幣中社、別表神社
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正式名称は二荒山神社であるが、日光の二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)との区別のために鎮座地名を冠して「宇都宮二荒山神社」と呼ばれる。古くは宇都宮大明神などとも呼ばれた。現在は通称として「二荒さん」とも呼ばれる。

社伝では、仁徳天皇41年に毛野国が下野国と上野国に分けられた際、下野国国造に任じられた奈良別王(ならわけのきみ)が曽祖父・豊城入彦命をこの地域の氏神として祀ったのに始まると伝える。ただし、それ以前に豊城入彦命によって三輪山から勧請された大物主命が祀られていたとも伝えられている。地元では、当社に参拝すれば下野国にある全ての神社の御利益を受けられるとされ、人々の信仰を集めた。
当初の鎮座地は現在地から大通りを隔てた南側にある荒尾崎(現 摂社下之宮が鎮座)であったが、承和5年(838年)に現在地の臼ヶ峰(明神山)に遷座した。
遷座の謂れは、道路の近くで、通行の人々に無礼があり、災いや落馬が続出したためだそうだ。

「二荒山神社」を名乗る神社は関東地方を中心に数多くあるが、中でも当社と日光の二荒山神社の2社が古社として知られている。平安時代中期の『延喜式神名帳』には名神大社として「下野国河内郡 二荒山神社」の記載があるが、その帰属を巡って日光社との間で議論がある(「二荒山神社」を参照)。その後神階は正一位まで進み、下野国一宮となったとされる(ただし日光社も一宮を称する)。

また、宇都宮氏の初代当主であり、宇都宮城を築いたとされる摂関家藤原北家道兼流藤原宗円が、当社の宮司を務めたという説もある。宇都宮氏は、藤原宗円が、この地の豪族で当時の当社の座主であった下毛野氏ないし中原氏と姻戚関係となり土着したのが始まりであり、当時の毛野川(当時の鬼怒川)流域一帯を支配し、平安時代末期から約500年間に亘り関東地方の治安維持に寄与した名家である。庶流に常陸国守護小田氏や武茂氏がおり、また毛野川東岸および小貝川流域一帯を支配した紀清両党とも姻戚関係にあった。

「宇都宮」という地名は当社に由来するものとされる。
ただし、一宮(いちのみや)の訛りという説、
遷座したことから「移しの宮」の転という説、
「二荒山の神の現宮(うつつのみや)」という説、
豊城入彦命が東国の総監として此処に住し国がよく治まったことから「宇津くしき宮」と呼ばれそれが「うつのみや」に転じたという説など諸説ある。

明応9年(1498年)に17代当主宇都宮成綱によって建て替えられる。
明治20年(1887年)3月17日の内務省訓令第15号「官国幣社保存金制度」により、以降15年間に亘り官国弊社保存金が配付された。
当社の社殿は、かっては20年毎に立て替えられていた。
また、戦国時代以降は戦火あるいは失火による焼失に見舞われ、後北条氏の宇都宮侵攻の際、また宇都宮宿における幾度かの大火、さらに宇都宮戦争(戊辰戦争)の際に新政府軍の砲弾攻撃により破壊され焼失している。
現在の社殿は明治10年(1877年)に明治新政府によって仮社殿として再建されたものである。正面の石垣は江戸末期のもので、弘化3年丙午正月吉日の記載がある。


鳥居
樹齢400年の栃木県産のケヤキを用いた、高さ9.7m、幅13.8m、柱の直径90cmの大鳥居。江戸時代の同神社の両部鳥居を復元したものである。かつてあった鳥居は、第2次世界大戦中に空襲で焼失し、その代わりとして1946年12月に明神鳥居が建てられたが、その鳥居も老朽化が進んだため、2008年10月12日に現在のものに建て替えられた。
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境内図
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正面の大石段を登ります。
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途中、左右に末社があるので、先に参拝。
その背後には、江戸末期の石垣が聳えている。
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水神社(ご祭神:罔象女神)
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荒神社(ご祭神:素戔嗚命)
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松尾神社(ご祭神:大山咋神・中津嶋姫命)
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針供養塚
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筆塚
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菅原神社(ご祭神:菅原道真)
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十二社
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剣宮(ご祭神:素戔嗚命)
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ここから更に登って神門となる。
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神門
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神門に続く、東回廊が絵馬堂になっていた。
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手水舎
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神門から真っ直ぐ参道が社殿に延びている。
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拝殿前
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昭和52年奉納の狛犬
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拝殿
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拝殿前の大きな鉄製天水桶は昭和48年奉納のもの。
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社額
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拝殿内部
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本殿(神明造)
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この日はカンカン照りだったので、明暗が激しく、千木が白く飛んでしまっている。
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主祭神:豊城入彦命 (とよきいりひこのみこと)
相殿神:大物主命、 事代主命
主祭神・豊城入彦命は、第十代崇神天皇の第一皇子で、勅命を受けて東国治定のため、毛野国 (栃木県・群馬県)に下られた。国土を拓き、産業を奨励 し民を慈しんだので、敬服されている。
四世の孫奈良別王が第十六代 仁徳天皇の御代に下野国の国造となり国を治めた。

神紋は「十六弁菊の心に右三つ巴)」。
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神楽殿
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境内社に参拝

須賀神社(ご祭神:素戔嗚命)、市神社(ご祭神:大市姫命)
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昭和59年奉納と新しいが、この狛犬はとても気に入りました(笑)
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中には神輿が納められていた。
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女体宮(ご祭神:三穂津姫命)
社が瑞垣と一体化している。
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十社宮
下野国内の式内社の祭神を祀ってあります。
特に説明は無いが、総社の役目をした時期があったのかもしれない。
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初辰稲荷神社(ご祭神:倉稲魂命)
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至る所に狛狐が置かれていた。
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明神の井
宇都宮は各所に湧水があり、明神の井の湧き水は江戸時代には宇都宮名水「七水」のひとつとして数えられた。明治天皇の御行幸の折にはこの水を茶の湯としたと伝えられる。
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東照宮(ご祭神:徳川家康公)
裏参道にあり。
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精子の動きの撮影に成功した銀杏
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説明碑
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精子の動きを撮影に成功したイチョウ
このイチョウは樹齢約300年の雌株である。イチョウは精子を作って受精するが、その精子は1896年、東大助手 平瀬作五郎氏 によって初めて発見された。
(その銀杏の木は、今年6月に小石川植物園で見ました。)
しかし、精子の姿は映画には勿論、写真にすら撮られていない。
この木は1972年、高校教諭 松本正臣・斉藤長重の両氏が研究の末、そのギンナンによって動く精子の姿を世界で初めて映画にとらえることに成功したイチョウである。
二 荒 山 神 社

ネットで調べると、次のような説明が見つかりました。
イチョウは春、花粉を飛ばします。花粉が若いギンナンの内部に取り込まれると卵が作られ始めます。
それから約4カ月後、成長したギンナンの内部で卵は成熟します。花粉は花粉管を伸ばし、その中に精子を作ります。同じ頃、イチョウは種子(ギンナン)の中に精子が卵まで泳ぐ「海」を用意します。この「海」を泳いで、精子は卵と受精します。
コケ植物・シダ植物などの原始的な陸上植物は精子を放出し、外界の水に泳がせて受精します。被子植物などの高等な植物は「雄しべ」から「雌しべ」へ花粉を届けます。花粉は「雌しべ」の水分と養分を利用して花粉管を卵まで伸ばし、直接精細胞を卵へ届けます。
この2つの生殖方法を進化的につなぐのが、1896(明治29)年に発見されたイチョウ精子(平瀬作五郎)であり、ソテツ精子(池野成一郎)でした。植物は生殖の瞬間はダイナミックに動きます。しかし最もデリケートな時期でもあるので、生きている状態での観察は困難でした。
近年、日本の植物研究は、生きている状態での裸子植物の精子による受精と、被子植物の重複受精の観察・撮影を世界で初めて可能にしました。

蒲生君平顕彰碑
「前方後円墳」は蒲生君平の造語だそうです。
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前田雀郎句碑
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宰鳥句碑
宰鳥(さいちょう)とは与謝蕪村のこと。
蕪村の前の、「宰鳥」で詠んだ最後の句と「蕪村」の号で詠まれた最初の句です。
宇都宮で蕪村29歳(1745年頃)今から266年前頃です。
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鶏は羽に 初音を打つの 宮柱
(とりは はに はつねを うつの みやばしら)

初音を打つ と うつのみや が重なり面白い。

最後に、当社に「鉄製狛犬」があるのだが、どうせ宝物館にあるのだろう。
せめて、写真を手に入れようと、社務所にて尋ねたら、なんと社務所に展示してあった。
しかも、江戸時代だと思っていたら、鎌倉時代建治3年(1277)製という古いもので、吃驚、狂喜してしまった。
残念ながら片方は失われてしまっている。
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他にも色々展示されていたが、その中から。
尉頭兜
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三十八間星兜
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これで参拝を終え、11時半杉なので、美味しい餃子を食べようとした。
宇都宮二荒山神社の近くにも、事前に調べた有名店が2店あったが、行って見ると既に30人ほどの行列が出来ていた(驚)
半分走り回った後なので、行列に加わる元気は無し。
そこそこの行列のお店に入った。
美味しかった(嬉)
やはり宇都宮の餃子は美味しい!!

満足して、二荒山神社の前からバスに乗り、栃木県立博物館に向かいました。

(了)


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

なるほど、二荒山神社って、日光しか知りませんでしたが、宇都宮にもあったのですか! その上、関東には他にもあるとのこと、驚きました。

大昔は20年毎に建て替えられていたとのこと、伊勢神宮みたく簡素なものならばともかく、現代の規模のものを建て替えられたとはとても思えませんので、おそらく、当時はもっと小さくて簡素なものだったのでしょうね。

昭和59年奉納の狛犬、鬼が笑っているみたいな感じの顔がいいですね!!

ところで、今回も青春18キップ使用ですか。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
狛犬は、色々なものがあって、いつも
楽しみにしています。

そうです(笑)
青春18キップでした。
最後の一日は神奈川県の方に行きました。
これからアップします。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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