番外/小堀酒造 萬歳楽「白山古酒」

20091025

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伊勢丹地下で購入して飲んでみてから、この酒が私の一番お気に入りである。
それで、このあいだ金澤で遊んだときも、ご当地のこの酒をいつも伊勢丹にあると限らないので当然購入してきた。


「萬歳楽」の商標は、小堀家の中興の租、明治時代の当主で12代目に当たる小堀甚九郎が世阿弥元清作の謡曲「高砂」の一節「千秋楽は民を撫で萬歳楽は命を延ぶ」からとったもの。「萬歳楽」とは長寿延命よろずの祝い事に用いられるめでたい言葉とされています。「萬歳楽」は古来より、宮中に伝わる雅楽の一つ。左方四人舞の代表的な舞曲で、古来よりおめでたい席に用いられます。

加賀の菊酒
石川県鶴来で醸造される酒は、昔から「加賀菊酒」と呼ばれ、その高い品質は全国に認められるところだった。
古い記録を見ると、山科大納言の日記に「大永7年(1527)4月19日、天晴、白山長吏が土産としてはるばる京都へ菊酒を持参した……」とあり、また太閤記には、秀吉が慶長3年3月(1598)、醍醐で大花見の宴を催した時、諸国の銘酒が集められたが、その第1番に加賀の菊酒が挙げられたとあり。江戸時代には、藩に献上されるお酒のうち鶴来で醸造されたものは、その他の地方のものの4割高の価格でひきとられたという記録も残っています。このほか文化的には、狂言や田植草紙にも菊酒の名が登場しています。

◆菊酒の名の由来について
手取川の上流には、昔からイワギク、リュウノウギク、ヤマシロギクなどの野生菊が群生しており、その滴(したたり)を受けて流れる手取川の水は菊水として尊ばれていた。菊水が尊ばれるのは中国の仙道の影響で、菊の滴を集めた水は特別の力があり、不老長寿の薬になると信じられていたから。この菊水で醸造した酒だから菊酒と呼ばれる。

◆菊水を科学的に分析すると…。
萬歳楽では、白山の奥から湧き出た水が手取川の伏流水となって鶴来まで流れてくるのを井戸で汲み上げて酒の醸造に使っている。東京大学理学部で分析化学を専攻する藤原鎮夫氏によれば、古い地層から出た水には独特のうま味があるが、日本ではそうした地層は白山周辺と関東の秩父地方にしか見あたらないといいます。醸造には、麹菌や酵母の増殖を助けるカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが、水中に多すぎもせず少なすぎもせず適度に含まれている必要がありますが、白山から鶴来に至る伏流水の距離がちょうど酒造に最適なミネラルを水に含ませる距離ということです。この最適量のミネラルを含んだうま味のある水が菊水の正体です。

白山古酒
3年低温熟成
3年間の熟成で得た気高く豪奢な味わい。

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