高椅(たかはし)神社(延喜式内社)/栃木県小山市

20161101

鎮座地:栃木県小山市高椅702
参拝日:2016年9月23日

下総国式内社参拝は、前回6社に参拝し、この日残る5社に参拝しましたが、茂侶(もろ)神社、蛟蝄(みずち)神社、桑原神社、健田須賀神社に続き、この日最後の参拝社となります。

社号標
式内社 下總國結城郡 高椅神社、旧県社
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由緒:
当社の創立は、景行天皇の41年、日本武尊が御東征の折、現在の白旗丘に御旗を立てられ、国常立尊、天鏡尊、天寓尊の三柱の神を勧請して戦勝を祈願されたのが起源であると伝えられる。
その後、天武天皇の12年(684年)祭神の後裔・高橋朝臣が氏祖神磐鹿六雁命を合祀して、高椅神社と尊称するに至った。延書式の神名帳(927年)に登載されている古社である。
磐鹿六雁命は、崇神天皇の御代、各地に派遣された四道将軍の一人である大彦命の孫で、景行天皇の皇子日本武尊の東征の戦跡を巡視なされた際、膳臣として供をし、当地まで来たが、老令のため許しを得てこの地にとどまり、以後代々豪族としてこの地方を支配した。天武天皇の12年、朝廷より高橋朝臣の姓を賜わり代々高橋朝臣を襲名した。「高椅」の地名も高橋朝臣よりとったという。
後一条天皇の長元2年(1029年)社域に掘った井戸から大きな鯉が出たため奇異であるとして、時の神主が都に参上、その由を奏上したところ、誠に霊異なこととされ、「日本一社禁鯉宮」の勅願を賜わった。以来氏子民は、鯉を食うこと及び鯉絵のついた器物等の使用を禁ぜられたが、今日までこの禁を犯す者がな<、鯉を食べないことは勿論、五月節句の鯉のぼりも立てない風習が現存している。
高椅神社が「鯉の明神さま」と親しまれているのは、この由緒によるものである。境内の南端にある神池には、氏子、崇敬者の奉納した鯉が多数放流されている。
結城代々の城主の崇敬殊に厚く、政朝、政直、政勝、晴朝、秀康の各城主よりの寄進状、祈願文二十余通神納され現存する。殊に秀康公が、越前福井へ国替になった後も代々代参を欠かすことがな<、明治維新まで続けられた。
明治5年郷社となり、同10年7月県社となる。

参道には、赤い灯篭が並んでいる。
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ショックなことに、楼門が工事中だった。
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この楼門は、天文24年(1555)結城正勝が改修を行い、その後幾度か補修を加えたが破損し、現在の楼門は      水野結城家の寄進により、宝暦4年より明和7年(1770)までの16年の歳月を要して完成したものである。
大正10年、従来の茅葺きを鉄板葺きにすると共に、彫刻等の彩色をはじめ、建物全体を塗り替えるなどの大修理を行い、次いで昭和58年、現在の銅板葺きとした。
昭和42年、小山市指定文化財に指定され、次いで平成7年、栃木県指定文化財の指定を受ける。

Wikipediaのところに載っていた写真を載せておく。
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楼門の先の参道
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拝殿の前には、石灯篭と狛犬があり。
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昭和12年造立の狛犬
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拝殿
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神名額
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本殿
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屋根が、瓦屋根に千木と鰹木を載せた面白い形となっている。
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ご祭神は:
磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)
園常立尊(くにのとこたらのみこと)
合祀神:
木花開耶姫命、経津主神、高靇神、火産雲命、豊受比責神

磐鹿六雁命:
 料理の始祖であり・調理のすべてを司る料理人の守護神である。
第10代崇神天皇の時に設けられた四道将軍の一人である大彦命(おおひこのみこと)の孫とされ、後裔が代々天皇の食膳を担当した高橋氏であると伝えられています。
『日本書紀』や、789年(延暦8)に磐鹿六雁命の子孫の高橋氏が朝廷に奉った『高橋氏文』によると、景光天皇が安房の浮島の宮に行幸された際、侍臣であった磐鹿六雁命は、弓の弦を取って海に入れて堅魚(カツオ)を釣り上げ、また砂浜を歩いている時に白蛤を見つけました。
この堅魚と白蛤をなます料理にして献上したところ、天皇は大いにその味を賞賛され、「膳大伴部」の姓(位)を賜ったと記されています。このようないわれから、磐鹿六雁命は調理や料理、料理人の神、さらに醤油、みそ醸造・調味料の神として、多くの料理人や調味料関係業者の篤い信仰を集めています。

国之常立尊:
日本神話に登場する神である。日本神話の根源神として一部神道・新宗教で重要視されている。
『日本書紀』においては、初めての神とされる。(天地初めて判るるときに、始めて倶に生づる神有す。国之常立尊、天鏡尊を生む。天鏡尊、天萬尊を生む。)


神紋は「五七の桐」
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神楽殿
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境内社に参拝。

社殿右側
疱瘡神社(少彦名尊)、日高神社(天鈿女命)、雷電社(大雷命)、八幡宮(誉田別命)、神明宮(大日孁貴命=天照大神)
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白幡神社(武嚢槌神)
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社殿左側
天満宮(菅原道真公)
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真剣神社伯本武尊)、春日神社(天児屋根命)、東照宮(徳川家康公)、天建神社(素蓋嶋尊)、健田神社(健田大神)
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稲荷神社(倉稲魂神)、大椙神社(大物主命)、上宮神社(聖徳太子)
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高椅神社が「鯉の明神さま」と親しまれ、境内の南端にある神池には、氏子、崇敬者の奉納した鯉が多数放流されているというので、神池にも行って見た。
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雨で煙っていて、鯉は良く見えないが、居ることはわかった。
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鯉のエサを置いてあった(有料)ので、エサを投げてみると、さすがに集まってきた(笑)
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これで二回に分けての、下総国の式内社11社すべてに参拝しました。

この後、幹事さんが「いいところがある」と見つけてくれた「野木町煉瓦窯」に向かいました。
予定より遅れていましたが、ガイドさんが待っていてくださるというので、急いで向かった。


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

境内の池に鯉の奉納ですか! 珍しい風習だと思って調べてみたら、他にも例があるようですね。でも、1つの池で400匹と言ったら、まるで、養殖しているような感じですね。でも、そのままの状態だと、餌が足りないと思いますので、おそらく、神社の方々が餌を与えているのでしょうね。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
これだけの広い池なら、自然のエサもけっこう
あると思いますが、この地域の方、すなわち
産土子の皆さんが管理をしていると思います。
もしかしたら子供たちもやっているのかもしれません。
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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