宗像大社の狛犬/狛犬を楽しむ

20161118

所在地:福岡県宗像市・宗像大社辺津宮
参観日:2014年10月7日 出光美術館「宗像大社国宝展」
年代:建仁元年(1201)
材質:石造(石灰岩)
型式:神殿型
国指定重要文化財

この狛犬は、出光美術館で行われた「宗像大社国宝展」で見た。
この展示会に行ったのは、新聞の広告にこの狛犬の写真が載っていたからだ。

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宗像大社は、発掘されたもの8万点が全て国宝という神の島「沖ノ島」を持つ神社であり、切望しているがまだ参拝を果たしていない。

お目当ての狛犬は、室内に置かれていたと思われ、まったく汚れのない真っ白な姿で輝いていて、その愛嬌のある姿が好ましく、何度も繰り返しその場所に戻って見入ってしまった。

中国の南宋で作られたということでその点は明白だが、左右とも獅子である。たてがみが両方とも巻き毛であることでわかる。

もちろん展示会は撮影禁止なので、図録に載っていた写真を借用します。

阿形は子獅子を抱いている。
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吽形は玉を抱いているが、玉についているリボ゛ン状の布を口に咥えている。
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阿形、吽形ともに背中に「奉施人宗像宮第三御前宝前、建仁元年辛酉藤原支房」という銘が彫り込まれていて、建仁元年(1201)に宗像大社第三宮(辺津宮)に奉納されたことがわかる。
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奉納者については、関連史料が無く詳細は不明であるが、宗像大社に所縁のある人物であることは疑いなく、大宮司家一族あるいは宗像に地縁のある人物で、南宋交易に関わっていた太宰府政庁の役人ではないかと、推測されている。

特徴:
・子獅子を抱く阿形、玉を持つ吽形の、両獅子の狛犬一対
・各々一塊の石灰岩から台座ごと掘り出された美しい作品
・室内にずっと置かれていたと思われ、白く輝いている
・彫刻技術や唐獅子の形状から南宋からの渡来品と考えられている

真っ白い綺麗な状態で、笑顔で、あるいは子獅子を抱き、あるいは玉を持つ姿は、愛嬌があって、とても親しみやすいものだった。


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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

この狛犬、石灰岩でできているのですか。ちょっと見には木造みたく見えますね。石灰岩は石としては柔らかいと思いますし、また、雨にも弱いと思いますので、おっしゃるとおり、室内用だと思います。

さて、宗像神社ですが、本土と島2つにあるのですね。私はてっきり沖ノ島にあるだけだと思っていましたので、上記の狛犬も沖ノ島のものかと思いましたが、本土のもののようですね。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
この狛犬は、愛嬌があっていいですね。
実物のほうが、白い感じでいいですよ。

宗像大社は、三つのお宮に、それぞれ
宗像三女神が祀られています。

早く参拝したいものです。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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