栢野菅原神社・栢野の大杉/石川県加賀市

20161222

鎮座地:石川県加賀市山中温泉栢野町ト49
参拝日:2016年11月26日

この日、富山県福光の「巴塚の松」、石川県加賀市の「実盛塚」、小松市の「那谷寺」を回ったあと、山中温泉の奥に樹齢2300年の大杉があるというので、ここに来ました。
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菅原神社由緒:
白山を開いた僧泰澄が、大杉は百本の木(木へんに百のつくりで栢)に勝るとし、栢野寺を設け白山の妙理観世音大菩薩を祀り、平安の頃は栢野社、明治5年に廃仏毀釈で古文書を焼却し史実も明らかでないが、明治20年天神様を併せて祀り菅原神社とし、神饌料供進指定社となる。

古くは平氏、源氏、朝倉氏、富樫氏の武将の多くが参詣したと伝えられ、大聖寺川を挟む対岸の菅谷町へ渡る平岩橋たもとの天井壁と呼ぶ岩山の上に、柴田勝家の甥で麾下の佐久間盛政の家来の栢野城と呼ばれた山城の土台石の痕跡が有り、加賀平野(金沢平野)南端が見えるこの地の地勢から加賀一向一揆時代、朝倉氏時代、一揆平定の柴田勝家の時代まで越前領地の東北端境であって一揆約100年間加賀と越前の境で翻弄の中に有ったとも言える。
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鳥居をくぐると、すぐに大杉が林立している。
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【国指定天然記念物・栢野の大スギ】
栢野大杉(かやのおおすぎ)は、石川県加賀市山中温泉栢野町の菅原神社境内にある杉の巨木で、同神社に4本ある神木の1つ。別名天覧の大杉(てんらんのおおすぎ)。
菅原神社境内にある4本の神木のうち、最大のものである。古くから著名であったため、栢野の大杉や栢野の大スギなど、別表記も多い。1928年(昭和3年)11月に国の天然記念物に指定された。指定名称は栢野の大スギである。

樹高約54.8m、根元周約11.5m(径3.41m)、胸高幹周9.6m(径3.0m)、地上高4.9mで幹周5.1mと5.75mの2つに分岐し分岐部直下の幹周約9mの、二又の杉の巨木である。

なお、境内に立つ他の3本の杉も栢野大杉よりは小振りながら、各胸高幹周8.8m、6.65m、7.8mの巨木で2005年(平成17年)8月、「菅原神社の大スギ」の名称で石川県指定天然記念物に指定されている。

明治・大正・昭和期の植物学者三好学(東京大学教授、日本植物学会長)が内務省の嘱託として1928年(昭和3年)に樹齢2,300年と鑑定。同年国の天然記念物に指定された。

この地域の原始植生時代の林相の残存との見方もあるが、4本の杉で長方形を成す位置関係、太さ、推定樹齢、土器の出土等を勘案すれば自然林ではなく、神を祀り植樹されたとも考えられる。

4本の大杉の間に、浮橋参道が設けられている。
2003年(平成15年)から樹木医の奨めにより境内参道の石畳の上に木製の浮き橋「浮橋参道」を設け4本の神木の健康を維持のためさらなる土壌保護を施している。
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奥の二本のうち右側が天然記念物の大スギ。
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天覧の大杉
さすがに、ものすごいパワーを感じた。
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逸話:
倶利伽羅峠の戦いに続く篠原の戦いで負傷の武士が千年の杉を目指せ、よもぎ草だんごを食べよと二度の観音様のお告げから傷を癒し無事に京へ辿り着いたと伝えられ古来からの地元では草だんごを食す風習がある。

1947年(昭和22年)第二回国民体育大会が石川県で開催の折り、昭和天皇が当地を訪れ、栢野の青年の説明のもとこの大杉を見たことから天覧の大杉とも呼ばれる。
生物学者でもあった昭和天皇は栢野から山中温泉へ国道364号の砂利道約2キロを徒歩にて帰る途中、道端の草々やその茎を手に取り観察し、存分に楽しんだことをその夜香淳皇后に長電話したという。
また途中後から来た地元のトラックが天皇を追い越すことができず、後から離れてついてきたが、しばらくしてそのことに気付き、先に行かせよと告げ、その運転手はたいそう恐縮の体であったなどの逸話もある。

【菅原神社】
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二組の狛犬が奉納されていたが、手前の狛犬が秀逸だった。
阿吽立て尾の両獅子型。
向かって右の阿形獅子。
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向かって左の吽形獅子。
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足の蹄がすごい。
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尾の形が素晴らしい。
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拝殿
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向拝
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社額
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本殿
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菅原神社の参拝を終え、大スギを再度眺めながら後にしました。
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続いて、実盛の冑が奉納されていて、そこで芭蕉が句を詠んだ「多太神社」に向かった。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

立派な杉の木で、大切にされていますね。この杉、樹齢2300年だそうですが、どうやって、推定したのでしょうね。屋久島の縄文杉も推定2500年から7500年と大きな巾があるようですし。最も正確なのは、樹木の中心部に向かって、筒状にサンプリングして、年輪の数を数えることだと思いますが、そのようなことを行うと樹木を痛めると思いますし、そもそも、ご神木だと思いますので、無理だと思います。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
数字は別にして、そこに立ったときに、
これはタダゴトではないと、感じるかどうか
でしょうね。
この杉の場合には、衰えをまったく見せなくて、
元気が良いのに感心しました。
山中温泉の近くという好条件で、大事に
されているな、と思いました。
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四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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