川越・仙波東照宮の狛犬

20170113

所在地:埼玉県川越市・仙波東照宮狛犬
撮影日:2016年11月20日

年代:寛永14年(1637)、埼玉県最古
材質:石造
型式:はじめ型

仙波東照宮の狛犬と手水鉢は明暦2年(1656)に、江戸城二の丸にあった東照宮から移されたもの。
狛犬の台座は極めて薄いものであり年代の情報は無いが、手水鉢に刻まれている年代から、寛永14年(1637)とされ、埼玉県最古の狛犬である。
そして、関東最古の参道狛犬が、日光東照宮の寛永13年(1636)であるから、それに次ぐ古い狛犬ということになる。

わりと長い石段を上がると、拝殿前に置かれている。
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右側の阿形獅子
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左側の吽形獅子
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特徴:
・台座が極めて薄く、まるで地面に控えているような姿である。
・右側が阿形、左側が吽形で、両方ともたてがみが巻き毛なので獅子。
・阿形の頭には窪みがあり、吽形には角であったと推定される突起がある。
・巻き毛の大きな眉の顔は、いかめしいが笑っていて親しみやすい。
・前足は開き気味に真っ直ぐで、太くて短い。足の付け根に小さな翼あり。
・胴体は丸くて太い。
・後足は、お座り。膝に渦巻き模様。
・尾は、巻き毛で背中に付いている。

阿形の頭には窪みがあるが、これは何なのかわからない。
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同じ川越の氷川神社境内社・柿本人麻呂神社の狛犬にはもっとはっきりした窪みがあり、カッパ頭の狛犬ということで、岩手県遠野にある十王堂の狛犬と同様に火消しの意味ではないかと云う人が居る。
また、品川の寄木神社の狛犬にも大きな窪みがあって、こちらは漁師が頼りにした灯明台にされたという伝承が残る。
しかし、仙波東照宮の場合はそれほどの窪みでもない。

吽形のほうには、角であった思われる突起がある。
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前足付け根の翼と、後足膝の渦巻き模様。
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尾は、いわゆる「付き尾」だが、巻き毛である。
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「はじめ型」の、小型で四つん這い、髪の毛先だけがカールしている、尾が背中にくっついている特徴を表わしているが、彫りがていねいで良い出来だと思う。
「はじめ型」の特徴である、ユニークな笑い顔の親しみやすい顔であり、とても可愛い狛犬だ。



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

ここ、何回か、行っている筈ですが、その時は狛犬に興味を持っていなかったので、撮影していません。でも、ここには1600年代のものがあるのですか! ううん、行かなくては。ただ、写真を見せていただいた限りでは、保存状態が非常にいいですね。野外に置かれてこれだけ残っているとは!

ううん、七福神巡りか、川越祭りの時に行きたいです。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
仙波東照宮の狛犬、良いですから、
ぜひ見てください。
注意が必要なのは、東照宮は
日曜と祭日しか入れませんので、
留意をお願いします。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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