道之長乳歯神(みちのながちはのかみ)・長道磐神(ながみちはのかみ)/日本の神々の話

20170129

記紀神話に登場する神。

『古事記』では道之長乳歯神、『日本書紀』では長道磐神とある。
本居宣長は『古事記伝』で、「長乳(ながち)」は万葉集に遠き道のことを「道の長手(ながて)」と多く詠まれているので、「長乳」は「長手」と同言であり、日本書紀では単に長道(ながち)と書いているので、「乳(ち)」も「道(ち)」であるとしている。
『古事記』での歯は磐の借訓であろう。

『古事記』では、伊邪那岐神が死の国(黄泉国)から戻って禊祓をした折、 身につけているものを脱ぎ投げ出すと、それらから十二の神々が化生した。
杖より化生した神は、衝立船戸神。
御帯から化生した神は、道之長乳歯神
御嚢(みふくろ)より化生した、神は時量師神(あるいは時置師神)。
御衣より化生した神は、和豆良比能宇斯能神。
御褌(ふんどしのこと)から化生した神は、道俣神。
御冠より化生した神は飽咋之宇斯能神。
左の手纏(手にまく飾り、あるいは武具)より化生した神は、奥疎神、奥津那芸佐毘古神、奥津甲斐弁羅神。
右の手纏より化生した神は、辺疎神、辺津那芸佐毘古神、辺津甲斐弁羅神。

穢れを落すために、禊祓をした際に生まれた神々であるから、邪心、穢れ、疫病に対する結界を結ぶ塞の神の性格を表す神々とみなされている。

「長道」は帯からの連想である「長い道」の意味で、 長い道のりを追ってくる邪霊を防ぐ塞の神の性格を表すといい、長い道の端にいる神であるともされている。

私は、熊野大社(島根県)の摂社・伊邪那美神社の祭神として参拝している。



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