栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)・萬幡豊秋津師比売命(よろづはたとよあきつしひめのみこと)/日本の神々の話

20170303

日本神話に登場する女神である。

『古事記』では萬幡豊秋津師比売命(よろづはたとよあきつしひめのみこと)、『日本書紀』本文では栲幡千千姫命、一書では栲幡千千媛萬媛命(たくはたちぢひめよろづひめのみこと)、天萬栲幡媛命(あめのよろづたくはたひめのみこと)、栲幡千幡姫命(たくはたちはたひめのみこと)と表記される。

神話での記述は、葦原中津国平定・天孫降臨の段に登場する。
・『古事記』および『日本書紀』本文・第二・第六・第七・第八の一書では高皇産霊神(高木神)の娘としている。
・『日本書紀』第一の一書では思兼命の妹としている。
・第六の一書では「また曰く」として高皇産霊神の子の児火之戸幡姫の子(すなわち高皇産霊神の孫)としている。
・第七の一書では「一に云はく」として高皇産霊神の子の児萬幡姫の子で玉依姫命というと記されている。

天照大神の子の天忍穂耳命と結婚し、天火明命と瓊瓊杵尊を産んだ。

『古事記』の「邇邇芸命」の巻、「邇邇芸命の生誕」の段
(現代語訳)
 そこで天照大御神と高木神の仰せによって、日嗣の御子の正勝吾勝勝速日天忍穂耳命(マサカツアカツカチハヤヒアメノオシホミミノ命)に対して、「今、葦原中国を平定し終ったと申して来た。だから、先に委任したとおり、その国に天降って統治なさい」と仰せになった。
 ところが、その日嗣の御子の天忍穂耳命(アメノオシホミミノ命)が答えて申すには、「私が天降ろうと支度をしている間に、子が生まれました。名は天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命(アメニキシク二二キシアマツヒコヒコホノ二二ギノ命)と申します。この子を降すのがよいでしょう」と申し上げた。この御子は、天忍穂耳命が、高木神の女(むすめ)の萬幡豊秋津師比売命(ヨロヅハタトヨアキツシヒメノ命)と結婚なさって生んだ子で、天火明命(アメノホアカリノ命)と、次に日子番能邇邇芸命(ヒコホノ二二ギノ命)の二柱である。こういうわけで、忍穂耳命の申されたとおりに、日子番能邇邇芸命に仰せ言を下して、「この豊葦原の水穂国は、あなたが統治なさるべき国であると委任します。だから命令に従って天降りなさい」と仰せになった。

「栲」は楮の繊維または白膠木、「ハタ」は「機(はた)」のことである。「チヂ」は縮むの意とも、たくさんあるの意ともいい、前者であれば織地が縮んだ上質の織物のこととなり、後者であれば機織がさかんな様子を表す。いずれにしても機織や織物に関係のある名前ということになる。織物の神として信仰される他、安産、子宝等の神徳をもつとされる。
瓊瓊杵尊や天忍穂耳命とともに祀られることが多い。

この神には、私は愛知県一宮市の真清田神社摂社「服織神社」のご祭神、千葉県船橋市の意富比神社(船橋大神宮)の配祀神として参拝している。

特に真清田神社摂社「服織神社」は機織りの神様として篤く信仰されていた。
私が参拝した時の服織神社
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七夕のときに催される「一之宮七夕まつり」は、真清田神社摂社「服織神社」のお祭りなのです。
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