大田神社と社家町

20170401

青春18キップの旅の初日、日吉大社の参拝後に湖西線で京都駅に出て、そこから地下鉄で「北山」駅まで移動、そこから歩いて15分くらいで到着しました。

【大田神社】
鎮座地:京都府京都市北区上賀茂本山340
参拝日:2017年3月22日

社号標
社格等: 式内社(小)、 賀茂別雷神社境外摂社
170401oota01.jpg


大田神社は上賀茂神社(賀茂別雷神社)の摂社で、上賀茂を開墾して栄えた賀茂氏によって崇敬されました。起源は上賀茂神社よりも古く上賀茂では最古の神社と言われています。
古くは「恩多社(おんたしゃ)」と云われたようです。
ご祭神は、天鈿女命(あめのうずめのみこと)

賀茂における最古の神社と伝わることから、長寿の信仰がある。

創建は不詳。賀茂県主(かものあがたぬし)が当地に移住する以前から先住民によって祀られたといわれるが、明らかではない。
延長5年(927年)成立の『延喜式』神名帳では山城国愛宕郡に「太田神社」(写本によっては「大田神社」)と記載され、式内社に列している。

参道の説明書き
170401oota02.jpg


赤鳥居と、その前の神橋
170401oota03.jpg


神橋右側の水面に「蛇の枕」があります。

〇蛇の枕
鳥居前に架かる石橋右側下の水面から、小さな石が顔をのぞかせている。この石は「蛇の枕」または「雨石」と呼ばれ、蛇が枕にしていたと伝える。蛇は雨を降らせる生き物とされ、この蛇がいる枕のもとに行けば、雨乞いができると考えられた。儀礼は、この枕石を農具(鉄器)などで叩いて行われる。こうすることで、枕を叩かれた蛇が怒って雨を降らせるという。
170401oota04.jpg


静かで気持ちの良い参道。
170401oota05.jpg


大田神社の絵馬には、京都市の無形民俗文化財に登録されている巫女神楽で使われる、神楽鈴が描かれています。
170401oota06.jpg


170401oota07.jpg


社殿が近くなりました。
170401oota08.jpg


手水鉢
170401oota09.jpg


本殿・拝殿とも寛永5年(1628年)の造替。

拝殿
拝殿は「割拝殿」(わりはいでん:中央が吹き抜けて通れる拝殿)という古い形式で、屋根は本殿と同じく檜皮葺である。
170401oota10.jpg


170401oota11.jpg


170401oota12.jpg


本殿
本殿は一間社流造で、屋根は檜皮葺。
170401oota13.jpg


170401oota14.jpg


拝殿の前から、「大田の小径」が延びています。
170401oota15.jpg


境内後方には、「大田の小径」と呼ばれる全長約750mの散策路が延びる。この散策路は、平成17年(2005年)に、地域住民で構成する「上賀茂自治連合会」「上賀茂まちづくり委員会」らによって整備されたもの。
神社背後の小山に、未舗装ながら整備された山道が続いている。散策路の両脇にはロープが張られているほか、途中の数か所に標識が設けられ、迷うことなく散策できる。北大路魯山人が愛したという山つつじが出迎える山道を進むと、展望箇所が設けられており、好天時には京都タワーや伏見桃山城を遠望できる。杉林を抜けて散策路を進むことで、岡本口(東側登り口、上賀茂岡本町地内)に至る、とのことです。

摂末社に参拝。
いずれも上賀茂神社においても境外末社に位置づけられています。

白鬚社
ご祭神:猿田彦命
170401oota16.jpg


鎮守社
ご祭神:大国主神、少彦名神
170401oota17.jpg


百大夫社
ご祭神:船玉神(ふなたまのかみ)
170401oota18.jpg



境内脇の、「大田ノ沢のカキツバタ群落」が有名です。
170401oota19.jpg


〇大田ノ沢のカキツバタ群落(国の天然記念物)
参道の脇の「大田ノ沢」では、約2000平方メートルの敷地にカキツバタ約25,000株が自生しており、「大田ノ沢のカキツバタ群落」と呼ばれる。この大田ノ沢は平安時代からの名所とされ、尾形光琳の『燕子花(かきつばた)図』のモチーフになったとの言い伝えもある。毎年5月上旬から中旬にかけての開花時に、沢一面に濃淡さまざまな紫色の花をつけ、多くの観光客の目を楽しませる。
大田ノ沢は古代に深泥池と同様に沼地であったといわれ、かつて京都盆地が湖であった頃の面影を残すものであるとして、カキツバタ群落とともに、昭和14年(1939年)に国の天然記念物に指定された。

文治6年(1190年)には、『千載和歌集』の編者で著名な藤原俊成が、紫一色に染まる様子を一図な恋心に例えて次の歌を詠んでいる。
「神山(こうやま)や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ」
歌の大意:神山(賀茂別雷命の降臨地)の近くにある大田神社のかきつばたに、深くお願いする色事は、かきつばたの色のように一途で美しく可憐なのだろうか。

この時期では、ちょぼちょぼと芽が出てきた段階でした。
170401oota20.jpg


170401oota21.jpg


咲けば、このように見事な群落になるようです。
170401oota22.jpg


大田神社を後にして、上賀茂神社に向かいますが、まずは上賀茂神社から流れる禊の清流「明神川」のところに出ます。

大きなクスノキがあります。
170401oota23.jpg


170401oota24.jpg


170401oota25.jpg


クスノキの下に、上賀茂神社末社「藤木神社」があります。

〇藤木神社
ご祭神:瀬織津姫神
170401oota26.jpg


170401oota27.jpg


ここから上賀茂神社まで、明神川沿いに社家町(しゃけまち)があります。

【社家町(しゃけまち)】
上賀茂神社の東隣には、独特の風情が漂う「社家町」が広がっています。
「社家町」とは、神職(社家)の住宅が集まる町の事。
とうぜんのことながら神職は仕える神社のすぐ側に家を構えるので、特に大きな神社ともなると数多くの社家住宅が建ち並び、社家町が形成されます。
とはいえ、現在はそのほとんどが失われてしまい、まとまった規模で残るところは全国でも極々わずか。
そのような中で、上賀茂神社の社家町は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されていほど、美しい街並みとして残っています。

上賀茂神社から流れる禊の清流「明神川」
明神川沿いに建ち並ぶ社家住宅では、それぞれの家の敷地内に明神川の水を引き込み、生活用水や庭園の遣水、そして身を清める禊の水として利用してきました。
170401oota28.jpg


170401oota29.jpg


170401oota30.jpg


170401oota31.jpg


暖簾がかかっていたので気になったのですが、上賀茂神社に先を急いだのですが、帰ってからネットで調べると良いお店だったみたいで、惜しいことをしました。
170401oota32.jpg


もう、上賀茂神社が見えてきました。
170401oota33.jpg



「神社巡拝」に飛ぶ



お気に入りの場所一覧に飛ぶ



スポンサーサイト

コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

大昔、5月の連休の際、深泥池から大田ノ沢カキツバタ群落、社家の道、上加茂神社と歩いたことがあるので、こんな所だったのかなあと思いながら、読ませていただきました。その時の記憶があるのは、深泥池はガッカリ、そして、花菖蒲みたいな花が結構、咲いていたことです。でも、大田神社は全く記憶にないので、行っていなかったと思います。

社家の道、桜が咲いていたようで、良かったですね。


matsumoさん

コメントありがとうございます。
上賀茂神社には、人が沢山居るのに、
社家町、大田神社にはほとんど人が
居なくて、静かなので、好きな
ところです。
以前来た時は、上賀茂神社から社家町、
大田神社の順で歩きました。
非公開コメント
プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード

Pagetop