久延彦(くえびこ)神社・大直彌子(おおたたねこ)神社

20170525

青春18キップの二日目、大神神社、狭井神社参拝のあと、出雲屋敷跡など山の辺の道を歩いて、桧原神社に参拝。
その後、いま来た山の辺の道を狭井神社直前まで戻って、久延彦神社に向かいました。

狭井神社直前に、久延彦神社に向かって折れる道があります。
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そこに入って行くと、大神神社の「笹ゆり園」でした。
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摂社率川神社の「三枝祭」は、その起源も古く、文武天皇の大宝元年(701)制定の「大宝令」には既に国家の祭祀として規定されており、大神神社で行われる鎮花祭と共に疫病を鎮めることを祈る由緒あるお祭り。
昔、御祭神姫蹈韛五十鈴姫命が三輪山の麓、狭井川のほとりにお住みになり、その附近には笹ゆりの花が美しく咲き誇っていたと伝えられ、そのご縁故により、後世にご祭神にお慶びいただくために酒罇に笹ゆりの花を飾っておまつりする様になったと言い伝えられています。

国が行うお祭りとして重んぜられた三枝祭は、平安時代には宮中からの使いが御供えの幣物や神馬を献上するなど、非常に丁重な祭祀が行われましたが、後世いつの間にか中絶していたのを明治十四年再び古式の祭儀に復興され、現在に及んでいます。
このお祭りの特色は、黒酒、白酒の神酒を「罇(そん)」「缶(ほとぎ)」と称する酒罇に盛りその酒罇の周囲を三輪山に咲き匂う百合の花で豊かに飾り、優雅な楽の音につれて神前にお供えする事です。又神饌は古式に則り美しく手が加えられ、折櫃に納めます。そして、柏の葉で編んで作ったふたをして、黒木の御棚と言う台にのせて宮司自らがお供えします。

三島由紀夫の「豊穣の海」第二巻「奔馬」で、大神神社に参拝し、「三枝祭」に参加した本多が、松枝清顕の生まれ変わり、飯沼勲と出会うシーンは、三千本という沢山の百合の花のイメージと共に、今でも鮮明に蘇ってくる。

園地が休めるようになっている。
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山の辺の道に置かれている歌碑の歌を集めてあった。
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また、ちょっと「笹ゆり園」の間を行くと、久延彦神社の後ろに到着。
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【久延彦(くえびこ)神社】
大神神社末社
鎮座地:奈良県桜井市大字三輪字若宮山
参拝日:2017年3月23日

一旦降りて、入り口から入り直した。
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大神神社末社
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入り口には、「注連柱」があり。
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参道を行くと、上がり口に一の鳥居あり。
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竹林の中を上がっていく。
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途中に二の鳥居あり。
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社殿
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社殿内部
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ご祭神は、久延毘古命

祭神の久延毘古命は、「かかし」のこと。
『古事記』によると、少名毘古那神がはじめて出現した時、誰も知らなかった少名毘古那神の名を知っていた神であり、知識の神として崇敬されている。
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「知恵ふくろう」という立派なフクロウが奉納されていた。
私も、「ふくろう=不苦労」ということで、ふくろうには目が無いので、ありがたく参拝。
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知恵の神ということで、絵馬もたくさん奉納されていた。
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久延彦神社の前が、展望台になっていた。
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残念ながら竹藪などに阻まれて、私が確認できたのは二上山と畝傍山だけだった。

二上山
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畝傍山
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久延毘古神社の石段の参道を下りて、右手の方向に進むと「大直禰子神社」があります。

【大直禰子(おおたたねこ)神社(若宮社)】
大神神社摂社
鎮座地:奈良県桜井市大字三輪字若宮
参拝日:2017年3月23日

境内入口の鳥居扁額には「若宮社」と記されている。
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奈良時代には「大神寺」、明治までは「大御輪寺」と呼ばれていた寺があった。
明治になって、御本尊の十一面観音像は聖林寺へ移され、三重塔も破壊されたが、本堂は当社本殿として残った。
もともとは、大田田根子を先祖とする一族「三輪君」のお寺であった。
一族の氏神の神社もここにあったという。
崇神天皇の時代から、三輪山の神が「大物主神」として国家の神となり、三輪一族が奉斎する役目を担った。
三輪一族というのは、ここに早くから土着した出雲族だと思われる。その一族が奉斎していたのが三輪山の神(蛇神)であり、蛇神は縄文の神である。

「若宮」という名称については、全国にある「若宮」を整理すると三つの意味があるという。
(1)幼少の皇子、皇族の子
(2)本社の分霊を奉斎したもの
(3)はげしく祟る霊

そのどれかであるか、については大神神社に参拝したときに求めた『三輪山の神々』という本の中で「大田田根子」や「若宮祭祀」について書かれているのですが、私の浅学ではまだ整理がつきません。
ただ、どこの神社でも年中祭祀の中で「春祭り」と「秋祭り」は、最も重大な祭りだと言っていいと思いますが、大神神社の春祭は、この若宮の神を本社に遷して行われるそうで、この若宮がとても重要な位置を占めているのがわかる。

「祟り」という点では、もともと「大物主神」は祟る神として祀られているが、その祟りとは、天孫族に制圧された出雲族の祟りと思えなくもない。

「大直禰子」という書き方だが、『古事記』では、意富多多泥古だし、『日本書紀』では大田田根子である。
不思議に思って調べてみた。
「大直」については、「大直日神(オオナオヒノカミ)」がヒットし、「異常でけがれた状態をただしなおす神」だそうだ。
「禰子」とは禰宜の子孫であると解釈する。
大直禰子とは、つまり「異常でけがれた状態をただしなおす禰宜の子孫」のこと。


参拝を進めます。

明治45年奉納の狛犬
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手水鉢
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社殿
本殿(国の重要文化財・鎌倉時代)は、明治の神仏分離まで、神宮寺だった大御輪寺の本堂で、方五間(28.09?)、一重入母屋造、本瓦葺。もともと仏殿であったが、堂内に早くから、三輪明神の王子(若宮)が生身入定の説話が生まれていた。
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説明
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参拝します。
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内陣は、よく見えません。
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向かって右の、鏡がかけられた真榊
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向かって左の、剣がかけられた真榊
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ご祭神は大田田根子命。
大神神社祭神の大物主命の神孫にあたり、崇神天皇の勅により、大神神社の祭祀を司った神主であり、三輪氏の始祖として崇敬されている。

社殿の右前に「御饌石」があります。
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〇大神神社末社・御誕生所社
ご祭神:鴨津見美良姫命(大田田根子(おおたたねこ)の母神)
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本殿はなく磐座である。
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〇大神神社末社・琴平社
ご祭神:大物主神
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これで、大神神社とその摂末社、計画したもの全ての参拝を終え、二の鳥居前で美味しいお昼を食べた後、一駅隣の巻向駅に移動しました。
三輪駅からの三輪山。
やはり、美しい山です。
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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

上記の神社、中々、雰囲気が良い所ですね。

ユリ園が金網で囲われていたと言うことだそうですが、この手の網がある場所って多いですね。大分前に、琵琶湖の東側の紅葉の名所「湖東三山」を巡った時に、道路にも金網があって、ドアをくぐって歩いた記憶があります。ただし、この網は猿避けだったと思います。後、奥多摩の戸倉三山を歩いた時にも、猪避けだったかの金網がありました。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
大神神社の笹百合の場合は、神事に
使うものなので、三輪山やその麓に生えて
いるものでないといけないと思われ、
保護しているんでしょうね。
放っておいたら、人がどんどん入り込む
ような場所でした。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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