伊豆国一之宮・三嶋大社(前編)

20170708

鎮座地:静岡県三島市大宮町2丁目1−5
参拝日:2017年4月9日

青春18キップがまだ残っていたので、日帰りで参拝してくることにしました。
最寄りのJRの駅で7:39の電車に乗り、高麗川、八王子、橋本、茅ケ崎、熱海経由で普通電車を乗り継いで、三島駅に着いたのが11:13でした。

ちょっと早いですが、昼食を三島駅前で食べてから、のんびりと三嶋大社に向かい歩き出しました。

少し歩くと、「愛染院跡の溶岩塚」というものあり。

〇愛染院跡の溶岩塚
かつてこの地にあった愛染院は、真言宗高野山派(しんごんしゅうこうやさんは)に属し、三嶋大社の別当寺院(べっとうじいん)(注1)で10数カ所の末寺を持つ、伊豆随一の大寺院であったと言われています。鎌倉二代将軍源頼家の親書「心経」も所有(現在は三嶋大社所有)していました。この愛染院が跡形もなく消滅してしまったのは、明治新政府が明治元年(1868)神仏分離令(しんぶつぶんりれい)を発令したからです。この分離令は明治新政府が神道を優位に考え、それまでの仏教に対する政策を変えたものです。
 現在残っている溶岩塚は、約1万4千年前に、新富士の噴火活動により流下して、末端部の溶岩が温度が下がって固結しようとしているとき、後部から押されて盛りあがって塚になったものです。この溶岩には、数多く大小の穴が見られますが、冷えるときに溶岩中に含まれていた水蒸気などの気体成分が抜け出た跡です。この溶岩塚を取り囲むようにケヤキやムクノキの大木が生い茂り、木の根が溶岩に絡(から)み付くように地表に露出しています。この溶岩塚は、三島市指定文化財(天然記念物)に指定されています。
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「愛染の滝」もあり、少し水が出ているようです。
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大通りを、三島大社に向かって左折したところに、湧水があり。
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可愛い人形が井戸水を組んでいるようなかたちにしてあった。
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これが無かったら、通り過ぎていたのだろうが、気が付くと感じの良さそうな公園があった。

〇白滝公園
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この辺にも、至るところ溶岩が露出している。
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大木の根が溶岩をつかんでいる。
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公園の奥に、綺麗な川があり。
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公園の外れに「白滝観音堂」があった。

〇白滝観音堂
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公園の横を、「桜川」が流れている。
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菰池(こもいけ)と白滝公園を源流とする桜川は、三嶋大社西側の祓所(はらいど)神社の脇を通り、南へと流れています。かつては祓所川とも言われていました。
現在、三嶋大社に向かう川沿いの道に、柳が植えられ「柳通(やなぎどお)り」と呼ばれています。美しく手入れされた花壇とともに、太宰治や若山牧水など三島ゆかりの文学者7人の文学碑も並び「水辺の文学碑」として、親しまれているそうです。
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正岡子規「面白や どの橋からも 秋の不二」
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十返舎一九の「東海道中膝栗毛」の三島宿のところ。
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松尾芭蕉「霧しぐれ 富士を見ぬ日ぞ 面白き」
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他に、若山牧水、司馬遼太郎、太宰治、井上靖の碑も写真に収めてきたが、ここでは割愛します。

三嶋大社の脇の入り口まで来ました。
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境内図
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この入り口は社務所と神池の間を入って行きます。

手水舎
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手水鉢が、凝った形でした。
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池の中に祓所神社があります。
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池の上に、すごく枝を伸ばしている木があり。
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参道を進みます。
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神池のところに、ご神木があり、その幹に祠が祀られていた。
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総門のところまで来たので、正面の大鳥居から入り直します。
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大鳥居のある正面入り口。
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ここは、広重の浮世絵「東海道五十三次」に描かれている。
保永堂版「三島 朝霧」
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大鳥居前を東西に旧東海道があります。

社号標
社格等:式内社(名神大)、伊豆国一宮、伊豆国総社、旧官幣大社、別表神社
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通説では、「三島」の呼称は伊豆諸島に対する尊称「御島(みしま)」に由来するとされる。伊豆諸島を指す地名の「三島」としては、古くは天平13年(731年)に「伊豆三島」の記載が、平安時代の『和名類聚抄』では伊豆国賀茂郡に「三島郷(みしまごう)」の記載が見える。なお、別説として伊予国一宮の大山祇神社(大三島神)を由来とする説もある。

現在の鎮座地の地名は「三島」であるが、これは先の伊豆諸島を指す「三島」とは異なり、古代の史料には見えない地名である。当地は、古代には伊豆国の国府があったことから「国府(こう)」と称された。そして三嶋神が国府に祀られたのち、13世紀末頃から大社にちなんで地名も「三島」と呼ぶようになったとされる。

創祀年代は不詳。
三嶋、あるいは三島と書かれる各地の神社の根元社であり、伊豆国一の宮である。
三嶋は、「御島」から変化したもので、もとは、富士火山帯である、伊豆七島に代表される伊豆諸島の神。
噴火や造島を神格化したものだと思われる。

三嶋大明神は、三宅島を本拠とし、伊豆諸島に多くの后神や、多くの御子神を持ち、造島・開発に努め、伊豆半島東岸の白浜に、正妃・伊古奈比咩と並んで鎮座していたという。
延喜式に記載されている伊豆三嶋神社は、その当時のものだと思われるが、その後、平安中期以降に、国府のあった現在地に新宮として分祀されたのが当社。
源頼朝の崇敬が篤く、現在のような大社となった。

この遷座に関して、以下のような伝説がある。
遷座に際して、当時、ここに鎮座していた若宮八幡の神に対し、三嶋大神は「藁ひとつかみ分だけの土地を譲って欲しい」と頼み、承諾された。ところが、三嶋大神は、その藁を解き、一本に長く繋ぎ合わせて、広大な社地としてしまったのだ。
その後、若宮八幡は、境外摂社に祭られたが、唯一、三嶋大社に対して背を向けているという。

大鳥居から入ります。
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ちょうど桜が満開で、境内が桜の名所ということで、人出もすごいし、至る所に屋台も設けられていて、すごいことになっていた。

〇たたり石
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〇相生松
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若山牧水の歌碑あり。
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神池の中を参道が通っていて、その参道が桜並木であり、とても美しい風景となっていた。
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この桜風景については、既に「桜行脚」のコーナーで記事をアップしています。

その記事を読む


神池
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参道は、桜並木の下。
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参道の狛犬は、昭和34年奉納の岡崎型狛犬です。
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神池に、厳島神社があります。

末社・厳島神社
ご祭神:市杵島姫命
三嶋大社の神池に浮かぶ厳島神社は、北条政子が勧請したと伝えられ、家門繁栄、商売繁盛、安産、裁縫等の守護神として信仰されている。
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厳島神社の前には、「蘭渓灯篭」があり。
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総門の前まで来ました。
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記事が長くなったので、以後は「後編」とします。


三嶋大社(後編)の記事を見る



「神社巡拝」に飛ぶ



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コメント

No title

四季歩さん、こんにちは

三島って、湧き水の出ている所って、本当に多いですよね。確か、駅のそばの公園内だったと思いますが、沢山、湧き水が出ている所があって、そのそばに行くと、非常に涼しかった記憶があります(真夏に行った時です)。三嶋大社の池もおそらく湧き水ではないかと思います。

matsumoさん

コメントありがとうございます。
ほんとに三嶋は、湧水と溶岩の多いところですね。
あんなに賑やかな町なのに、吃驚しました。
いい所でした。
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プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

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