日河比売命(ひかわひめのみこと)

20170803

『古事記』にのみ登場し、『日本書紀』には登場しない。

須佐之男命の孫の布波能母遅久奴須奴神(ふはのもぢくぬすぬのかみ)と日河比売との間に深淵之水夜礼花神(ふかふちのみづやれはなのかみ)が生まれ、この神の孫が大国主神である。

『古事記』の「天照大御神と須佐之男命」の巻、「須佐之男命の神裔」の段
(現代語訳)
 そこで須佐之男命は、妻の櫛名田比売と、寝所で夫婦の交りを始めて、生んだ神の名は八島士奴美神という。また大山津見神の娘の、神大市比売という名の神を妻として生んだ子は、大年神、次に宇迦之御魂神の二柱である。兄の八島士奴美神が、大山津見神の娘の、木花知流比売という名の神を妻として生んだ子は、布波能母遅久奴須奴神である。この神が、淤迦美神の娘の、日河比売という名の神を妻として生んだ子は、深淵之水夜禮花神である。この神が、天之都度閇知泥神を妻として生んだ子は、淤美豆奴神である。
この神が、布奴豆奴神の娘の、布帝耳神という名の神を妻として生んだ子は、天之冬衣神である。この神が、刺国大神の娘の、刺国若比売という名の神を妻として生んだ子は、大国主神である。この神のまたの名は大穴牟遅神といい、またの名は葦原色許男神といい、またの名は八干矛神といい、またの名は宇都志国玉神といい、合わせて五つの名がある。

日河比売(ひかわひめ)は水神であり龍神である淤迦美神(おかみのかみ)の娘で、須佐之男命の孫の布波能母遅久奴須奴神(ふはのもぢくぬすぬのかみ)の妻。深淵之水夜礼花神(ふかふちのみづやれはなのかみ)を生んだ。

親である淤迦美神(おかみのかみ)が水神で、その娘が「日河比売(ひかわひめ)」。
「ひかわ」は島根県の斐伊川のことだと思われます。
斐伊川は、武蔵国の氷川神社の「ひかわ」ともつながりがあります。

大宮の氷川神社のご祭神は、須佐之男命、稻田姫命、大己貴命であるが、鎮座している地形から、もともとは水神を祀った神社であることは間違いがない。
農耕の神とされる須佐之男命や大己貴命でも良いのだが、「氷川神社」の名前からは、「日河比売」が祭神であってもおかしくはない。

「ひかわ」という言葉は(本来は)特定の土地の川の名前というわけではなく、「太陽の恵みを受けた」とか、そういう概念的な名前ではないかと思います。



日本の神々記事一覧に飛ぶ



スポンサーサイト

コメント

非公開コメント
プロフィール

四季歩

Author:四季歩
とにかく歴史好きです。そして旅も好き。
写真が趣味なので、いきおい記事は写真が中心になります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード

Pagetop