王子稲荷神社・本宮前の狛狐
20170903
所在地:東京都北区岸町 王子稲荷神社・本宮参道
撮影日:2013年6月30日
王子稲荷神社については、既に記事にしています。
その記事を見る
本殿の、向かって右側を進むと本宮があるが、その参道には二組の狛狐が居る。

今回の狛狐は、奥の本宮側のものである。
年代:明和元年(1764)
材質:石造
型式:他眷属型-狐(宝珠)
この狛狐は、普通稲穂、巻物、鍵、玉を咥えたり、持っているのだが、それがない。
その代わりに頭に玉のようなものを載せている。
おそらく宝珠だろう。
狛犬に、阿形が宝珠を載せ、吽形の頭に角がある、神仏習合の型があるが、この狛狐の場合は両方とも宝珠のようだ。
お稲荷さんには宝珠はつきものなので、相応しい形ではあるが、珍しい。
右の狛狐は阿形、尾は丸い尾が立っている。


風化が激しく、表情はわからないが、頭に宝珠を載せている。

左の狛狐は吽形。

こちらは、まだ風化は激しくなく、眉とか髭はわかる。
目が小さく、鋭い表情である。
頭に宝珠を載せている。

年代は、明和元年(1764)。

面白いのは、先にアップした「いなり坂側入り口」の狛狐が「宝暦14年(1764)と刻まれているが、この年の6月に改暦されて明和元年(1764)となっている。
同じ年に造立されているが、改暦前と改暦後の年号が同じ神社の中で見られるのは珍しい。
まだ、狛犬を追求しようと思っている時期では無かったので、データが不足しています。
例えば尾の形とか。
機会を見て、再訪して撮り加えるつもりです。
狛犬の記事一覧を見る
撮影日:2013年6月30日
王子稲荷神社については、既に記事にしています。
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本殿の、向かって右側を進むと本宮があるが、その参道には二組の狛狐が居る。

今回の狛狐は、奥の本宮側のものである。
年代:明和元年(1764)
材質:石造
型式:他眷属型-狐(宝珠)
この狛狐は、普通稲穂、巻物、鍵、玉を咥えたり、持っているのだが、それがない。
その代わりに頭に玉のようなものを載せている。
おそらく宝珠だろう。
狛犬に、阿形が宝珠を載せ、吽形の頭に角がある、神仏習合の型があるが、この狛狐の場合は両方とも宝珠のようだ。
お稲荷さんには宝珠はつきものなので、相応しい形ではあるが、珍しい。
右の狛狐は阿形、尾は丸い尾が立っている。


風化が激しく、表情はわからないが、頭に宝珠を載せている。

左の狛狐は吽形。

こちらは、まだ風化は激しくなく、眉とか髭はわかる。
目が小さく、鋭い表情である。
頭に宝珠を載せている。

年代は、明和元年(1764)。

面白いのは、先にアップした「いなり坂側入り口」の狛狐が「宝暦14年(1764)と刻まれているが、この年の6月に改暦されて明和元年(1764)となっている。
同じ年に造立されているが、改暦前と改暦後の年号が同じ神社の中で見られるのは珍しい。
まだ、狛犬を追求しようと思っている時期では無かったので、データが不足しています。
例えば尾の形とか。
機会を見て、再訪して撮り加えるつもりです。
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コメント
No title
四季歩さん、こんにちは
狛犬って、結構、長生きですよね。やはり、建物は木造ですが、狛犬は石造りのためだと思います。と言っても、首の所が弱いので、頭が無いものが置かれている所もありますが。
そう言えば、昨日は御岳山の武蔵御嶽神社に行ったので、社殿の後にある末社の狛犬も撮影してきました。四季歩さんも撮られていた駒猪も勿論、撮影してきました。
狛犬って、結構、長生きですよね。やはり、建物は木造ですが、狛犬は石造りのためだと思います。と言っても、首の所が弱いので、頭が無いものが置かれている所もありますが。
そう言えば、昨日は御岳山の武蔵御嶽神社に行ったので、社殿の後にある末社の狛犬も撮影してきました。四季歩さんも撮られていた駒猪も勿論、撮影してきました。
matsumoさん
コメントありがとうございます。
狛犬でも、お地蔵さまでもそうですが、あとは
石の材質ですね。
江戸城の石垣に使われたという「伊豆石」は見事で、
いまでもほとんど風化してませんね。
武蔵御嶽神社には、とても狛犬が多いですね。
近々、きちんと撮り直しに行きたいと思っています。
狛犬でも、お地蔵さまでもそうですが、あとは
石の材質ですね。
江戸城の石垣に使われたという「伊豆石」は見事で、
いまでもほとんど風化してませんね。
武蔵御嶽神社には、とても狛犬が多いですね。
近々、きちんと撮り直しに行きたいと思っています。